Canvaで画像の背景透過をするにはどういう方法があるかご存じですか?本記事では、無料版Canvaを使う場合と、有料版Canvaを使う場合にわけて、背景透過のやり方をご紹介。あわせて、背景透過を保存する方法についても解説しますので参考にしてください。
Canvaで背景を透過させるやり方とは?
自分で作ったデザインを他の画像と重ねる場合、デザインの背景が残っていると、下になる画像を隠してしまい不便です。
そこで、背景透過によりデザインの背景部を透明にしてしまいたくなりますよね。
では、Canvaでは背景透過は可能なのでしょうか。
以下では、Canvaで背景透過を行う方法を見ていきます。
背景透過をするにはCanva Proへの登録が必要
CanvaはPCやスマホにインストールすれば、無料で使え、簡単にSNSでも使える品質の画像や動画を作成することができます。
では、無料版のCanvaで背景透過は使えるのでしょうか?
結論から言うと、無料版のCanvaで背景透過は使えません!
Canvaで背景透過をしたい場合は、有料版のCanvasProにアップグレードすることが必要です。
CanvasProにアップグレードすれば、背景リムーバという機能が利用可能となり、簡単な手順で背景を削除・透明化できるのです。
頻繁にSNSを更新する方は、CanvaProであれば、有料ですが、高品質な画像やデザインを簡単に手早く作成できるのでおすすめです。
CanvaProにおける背景透過の手順は以下のとおりです。
- Canvaでデザインを新規に作成する
- デザインに背景透過したい画像を作成する
- CanvaProの画像編集機能から画像リムーバを呼び出す
では、順に詳しく見ていきましょう。
①デザインを作成
Canvaで画像を策するには、画像を描く画用紙に相当するデザインを新規に作成することが必要です。
デザインは、サイズを設定して自分で好きなように作成することもできます。
Canvaには目的に合わせて多くの無料テンプレートが搭載されているので、それを使って、効率的に高品質な画像を作成することも可能です。
②背景透過する画像を追加
デザインを作成し終えたら、目的とする画像を作成していきます。
画像作成は、すでに作成してPCに保存している画像をCanvaにアップロードしても良いですし、Canvaのライブラリから気にいった画像をセレクトしてデザインに張り付けることも可能です。
いずれにおいても、簡単にドラッグアンドドロップ操作で画像が作成できます。
③画像編集→背景リムーバを選択
画像作成が完了したら、いよいよ背景透過の作業開始です。
手順は以下のとおり。
画像を選択→画像を編集を選択→背景リムーバを選択→適用を選択
これで、画像から背景画除去され背景透明化が完成です。
背景が残っている時の対処法
CanvaProの背景リムーバを使えば、簡単に背景透過ができますが、自動で行っているので、場合によっては、背景除去が不完全で背景が残ってしまうことがあり得ます。
そんな場合は、手作業で背景を除去することになります。
手順は以下のとおりです。
対象の画像を拡大して、残存背景を大きく表示→ブラシを最小化→ブラシで不要な背景を削除
なお、誤って画像部を削除してしまった場合は、復元機能を使って、画像分を復活させてください。
Canvaで背景を透過した画像を保存する方法とは?
画像にはさまざまな画像形式がありますが、画像透過という画像の性質はどんな画像形式でも残せるのでしょうか。
結論から言うと、画像透過が保存できるのでは、PNGファイルとGIFファイルの場合であり、JPEGファイルでは画像透過は残せません。
そのため、Canvaで背景を透過した画像を保存する場合は、画像形式はPNGを選ぶことになります。
保存の手順は以下のとおりです。
- 保存したいデザインを開いて共有からダウンロードを選択
- ファイル形式PNGを選択して背景透過をオン
- ダウンロード実行
以下では、それぞれの手順を見ていきます。
①デザインを開いて共有→ダウンロードを選択する
まず、背景透過したデザインをCanvasで上記で説明した手順で作成します。
このデザインが完成したら、保存するために、画面上部に配置されている共有ボタンをクリックします。
表示されるメニューの中からダウンロードを選択します。
②PNGを選択して背景透過にチェックをする
ダウンロードを選択すると、ダウンロードに必要な設定情報画面が表示されますので、ファイル形式としてPNGを選択してください。
すまた、属性の選択肢が表示されていますので、背景透過にチェックを入れてください。
背景透過をオンにしないと、せっかく背景を透明にしたデザインであっても背景透過という情報が保存されません。
つまり、保存したファイルを開いた場合は、背景は透明ではなくなってしまうのです。
くれぐれも、背景透過にチェックをすることを忘れないようにしてください。
③ダウンロードして保存する
背景透過属性も保存した画像の保存に必要な設定が完了したら、ダウンロードボタンを選択すれば、ダウンロードが始まります。
無料で背景を透過させる方法とは?
ここまで、有料のCanvであるCanvaProを使って、背景透過画像を作る方法を説明してきました。
では、Canvasでは、無料で背景透過することはできないのでしょうか。
Canvaのデザインの背景を無料で透過する方法は、以下のような方法で可能です。
- Canva Proの無料トライアルに登録する
- iPhoneの写真アプリを使う
では、順番に見ていきましょう。
Canva Proの無料トライアルに登録する
これまで説明してきたように、Canvaで背景透過を行うには、有料プランであるCanvaProの背景リムーバーを利用する必要がありました。
定常的にデザインを行う方であれば、CanvaProはお金を払う価値がありますが、一時的にしか使わないユーザーは有料プラン加入は躊躇するでしょう。
しかし、Canva Proでは無料トライアルを利用することができ、PCからの申し込みであれば30日間、スマホアプリであれば14日間は無料でCanvaProのすべての機能を試すことができます。
まずは、Canva Proで背景透過機能を試してみたいという方は、無料トライアルに参加してみてください。
iPhoneの写真アプリを使う
iPhoneを使っていれば、カメラロールを利用するのが便利です。
iPhoneのカメラロールで背景透過を行う手順は以下のとおり。
iPhoneで「写真」アプリを選択→背景透過対象の画像を選択→デザインを長押し、カメラロールに戻る→デザインから手を離す→カメラロール画像が追加→追加画像が背景透過を確認
iPhone機能を利用すれば、背景透過用アプリや外部サイトの利用を避けられます。
Canvaで背景を透過する時のよくある質問は?
ここでは、Canvaで背景透過を行う際によくある質問として、以下の4点を解説します。
- Canvaの背景リムーバでできないことは?
- 背景を透過したのに画像が透過されない・白くなる?
- Canvaの背景リムーバはiPhoneなどのスマホでも可能?
- Canvaの背景リムーバは動画にも使用できる?
では、詳しく見ていきましょう。
Canvaの背景リムーバでできないことは?
CanvaPro背景リムーバは自動で背景を削除してくれて便利ですが、欠点もあります。
最大の欠点は、境界のぼかし調整がでできないこと。
モフモフ感たっぷりの画像を切り抜く際には注意が必要です。
背景を透過したのに画像が透過されない・白くなる?
CanvaProの背景リムーバーなどで背景を透過したつもりなのに、背景が白くなったり、透明にならなかったりすることがあります。
よくある原因は、ファイルタイプをpngではなく、jpegにしてしまうこと。
この場合は、再度pngファイルとして保存してください。
Canvaの背景リムーバはiPhoneなどのスマホでも可能?
CanvaProの背景リムーバーはiPhoneなどスマホアプリも用意されており、背景透過は、PCのみならず、iPhoneなどのスマホでも行えます。
ただし、画面が小さくで操作がしづらいので、外出時の急ぎの修正などに留めるのが無難です。
Canvaの背景リムーバは動画にも使用できる?
CanvaProの背景リムーバーなど背景透過機能は、動画に使用することもできます。
とはいえ、動画を対象とする背景透過機能がCanvProに搭載されているわけではなく、動画を構成する各フレーム(静止画)を背景リムーバーで背景透過するという使い方です。
1秒の動画でも30枚のフレーム画像を背景透過する作業が必要なので、あまり、おすすめはできません。
まとめ
ここまで、Canvaで画像の背景を透過させるやり方について説明してきました。
Canvaで画像の背景透過をするには、有料のCanvProが必要なので、本記事を参考に加入についても検討してみてください。