iPhoneのGPSの追跡機能について紹介します。紛失時や待ち合わせ、SNSアプリで便利に使える一方、ストーカーなどの被害にあう可能性も!安全に使うための設定方法を解説しています。
目次
iPhoneのGPSを使った追跡の仕組み
iPhoneにはGPSが搭載されており、地図やゲーム、写真に至るまでGPSを使って個人の居場所を特定しています。
GPS衛星と受信機(スマホやタブレット)によってiPhoneの位置情報は特定できるのです。
GPSはGPS衛星として宇宙に打ち上げられており、地球上の位置を特定しています。
位置情報の精度をあげるために、同範囲内で4機が稼働しており、GPS衛星は常に「位置」と「時刻」の情報送る電波を発しているのです。
GPSを使うにはGPS受信機が必要で、ここで言うGPS受信機はスマホやタブレット、PCが該当します。
GPS衛星から現在地を割り出す方法
iPhoneやiPad、MacBookで位置情報をONまたは位置情報を必要とするアプリを起動すると、端末はGPSからの電波を受信します。
次に受信にかかった時間と電波速度をかけることで、GPS衛星と端末までの距離を割り出して現在地を特定しているのです。
そしてこの計算は稼働している4機全てで行うため、同じ計算を4回行なっています。
4回繰り返すことで、位置情報を特定する精度をあげています。(さらに精度をあげるためには多くのGPS衛星を使う)
iPhoneのGPS追跡機能は危険?
GPSはもともとアメリカの軍事用機器として開発されたものですが、スマホやナビとして使われている今、なくてはならないものとなりました。
地図だけでなく、この機能をうまく利用しているのが紛失時に役立つ「iPhoneを探す」、待ち合わせや災害時に相手に自分の居場所を送る「友達を探す」などのアプリです。
とても便利なアプリですが、知らないうちに自分の居場所を相手に送っていると言う状況にもなりかねません。
実際にストーカーや浮気、不倫調査に使われていることも事実です。
ただし、自分でしっかりと管理、設定を行うことでセキュリティを守ることができるので、自分のiPhoneの設定やパスワードの見直しをしましょう。
また、こちらの記事が参考になりますので確認してみてください。
http://apple-geeks.com/iphone-gps-3609
GPSで居場所を追跡する方法
GPSで居場所を追跡するにはアプリが使われます。
- iPhoneを探す
- 友達を探す
- GPSを使った追跡アプリ
Appleが開発したGPSで追跡できるアプリは「iPhoneを探す」「友達を探す」の2つで、もともとiPhoneに入っているアプリです。
そのほかにもペットの居場所確認、子供の居場所確認、友達や恋人同士の居場所をシェアするためのアプリなど、目的によって異なるGPSを使ったたくさんのアプリがあります。
iPhoneを探す
こちらは、Apple社が開発したアプリで、もともとiPhoneに入っています。
追跡できる相手の条件
・Apple IDが分かる
・Appleパスワードが分かる
・追跡端末の「iPhoneを探す」設定がONになっている
GPSでiPhoneを探す方法として一番一般的な方法としては、iPhoneを探すのアプリを活用する方法です。「iPhone を探す」を活用することで家族と位置情報を共有したり、自分のiPhoneデバイスを他のデバイスから確認できるようになっています。なのでiPhoneを探すの設定を事前にしておけば万が一の際にGPSからiPhoneを探すことができます。
友達を探す
こちらも、iPhoneを探すと同様にApple社が開発したアプリで、もともとiPhoneに入っています。
追跡できる相手の条件
・相手の電話番号やメールアドレスでリクエストを承認した
・AirDropでリクエストを承認した
・相手の端末の「友達を探す」がONになっている
iPhoneを探す以外にもGPSを使った追跡アプリを活用することでiPhoneをGPSから探すこともできます。若者でよく使われているGPSアプリとしては、Zenlyというアプリがおすすめです。Zenlyを活用することで友達同士でも自分の居場所を共有できるようになっています。