日本ではiPhone(iOS)が人気、世界ではAndroidの人気という結果が出ています。日本と世界でシェア率がなぜ違うのか疑問が出てくると思います。そこで、iPhoneとAndroidにはどんなメリット・デメリットを紹介し、疑問を解消していきます。
アイフォンとアンドロイドどっちが多い?
現在では、スマートフォンを持っていない人を探すのが難しいぐらい広く普及しています。老若男女、性別・年齢など関係なく携帯しており、生活必需品としての地位を築き上げてきました。現金を持ち歩かずスマホのみで出歩く人が増えており、スマートフォンの重要性が高まっております。
今回は、日本と世界におけるアイフォンとアンドロイドのスマートフォンの普及率について徹底調査をしていきます。日本と世界での違いがあるのかを調査することで、スマートフォンに興味を持っていただければ幸いです。
日本・アメリカではiPhone、東南アジア・中東ではAndroid
アウンコンサルティング株式会社の調査結果から日本とアメリカではiPhone(iOS)のシェア率が60%近くあり、反対に東南アジア・中東ではAndroidのシェア率が平均80%と大きくシェア率に差が出ています。⇒アウンコンサルティング株式会社
世界的にはAndroidが優勢
主要諸国の具体的な数字を、表にすると以下のようになっています。
iPhone(iOS) | Android | |
---|---|---|
日本 | 65.63% | 34.21% |
アメリカ | 57.65% | 42.05% |
イギリス | 50.55% | 48.90% |
ドイツ | 32.44% | 64.84% |
韓国 | 27.73% | 71.82% |
中国 | 20.27% | 79.06% |
オーストラリア | 57.23% | 40.72% |
ブラジル | 11.27% | 88.54% |
エジプト | 17.01% | 82.75% |
日本では突出したiPhone(iOS)のシェア率がAndroidと30%の差を誇り、その他の国ではiPhoneのシェア率が多い国でもAndroidとの差は10%~15%と緩やかになっています。
この表を見ると、日本のiPhoneの人気が伺えます。反対にAndroidのシェア率が高い国では、iPhoneとの差が非常に出ており、一番高いブラジルでは70%近くの大差をつけています。
「日本」iPhone(iOS)とAndroidのシェア率推移
日本でのiPhone(iOS)とAndroidの5年間のシェア率の推移を表として作成しています。
iPhone(iOS) | Android | |
---|---|---|
2018 | 68.8% | 30.8% |
2019 | 69.3% | 30.4% |
2020 | 63.5% | 36.3% |
2021 | 66.5% | 33.3% |
2022 | 65.6% | 34.2% |
表を見てもらうと、2019年から2020年にかけてiPhoneはシェア率を6%ダウン、逆にAndroidは約6%巻き返しましたが、2021年には勢いを無くし、約3%戻されてしまいました。
また、2022年には新作iPhone14が出され、ニュースにも取り上げられる程の人気を出しています。このことからまだ日本ではiPhoneの一強時代がまだまだ続くと思われます。
「世界」iPhone(iOS)とAndroidのシェア率推移
日本の推移を調べた次は、世界での5年間のシェア率推移を見ていきます。
iPhone(iOS) | Android | |
---|---|---|
2018 | 20.5% | 75.5% |
2019 | 22.7% | 75.5% |
2020 | 26.3% | 73.1% |
2021 | 27.3% | 71.9% |
2022 | 27.2% | 72.1% |
iPhone(iOS)のシェア率が19年から20年にかけて4%と大きく伸ばしています。しかし、Androidの数値は2%しか低下していません。この事からAndroidからiPhoneに買い替えたのではなく、新規で契約した人が増えて2%のシェア率を伸ばしたのだと思われます。
世界的には、Androidが7割超えのユーザー数を誇っていますが、勢いは低下しています。逆にiPhoneは新規顧客獲得もあり、勢いに乗っていることもあり、数年後には30%台に到達すると考えられます。
iPhoneとAndroidのどこに違いがあるのか?
世界のスマートフォン普及度・シェア率推移を確認したところで、始めに、iPhone(iOS)とAndroidの違いについて解説していきます。違いを知ることでiPhone・Androidを選ぶ際の参考にしていただけると嬉しいです。
iPhone・Androidどちらにもメリット・デメリットがあります。しかし、海外ではAndroidが、なぜ日本ではiPhoneが一強なのかを今回の章で紐解いていきたいと思っています。
iPhone(iOS)とAndroidの違い | ||
---|---|---|
iPhone(iOS) | Android | |
メーカー | 「Apple」1社 | 様々なメーカー |
OS | iOS | Android OS |
価格 | 高い | 幅広い |
使いやすさ | シンプルで使いやすい | 様々なカスタマイズが可能 |
決済機能 | 支払い前の認証が必要 | 認証不要 |
最新技術 | 開発が1社のみなので、遅れてしまう | 様々なメーカーが作っているので、速く提供 |
「メーカー」の違い
iPhone(iOS)のメーカーは「Apple」1社のみで、Androidは複数のメーカーが作っています。
iPhoneは「Apple」が一貫して開発・製造しています。それにより、デザイン・機能などに統一感が有ります。Androidは「Google」「HUAWEI」などが開発・製造に多くの国が携わっています。そのため、デザイン・機能などは多種類となっています。
「OS」の違い
OSとは何?と感じる人はいます。簡単に言うと、スマートフォンを動かすシステムとなっています。OSがあることにより、スワイプ・タップ機能などのスマートフォンを動かすことが出来ます。
iPhoneにOSは「iOS」、AndroidのOSは「Android OS」となっています。
AndroidのOSはGoogle社が提供している「Android OS」を使うことで、Androidのスマートフォンを製造することが出来ます。「iOS」「Android OS」以外にも有名どころだとwindows「windows10 mobile」 、Mozilla「firefox OS」と一度は聞いたことがあるメーカーが製造していますが、シェア率は1%以下となっています。
「価格」の違い
次に価格の違いです。
販売価格は圧倒的にiPhoneが高く、新作iPhoneが出た際は、価格についてテレビで放送されているのを見かけます。1社のみで開発・製造しているiPhoneはどうしても価格が高騰してしまうデメリットが有りますが、発売当初のiPhoneはブランド品のような感覚を味わえるメリットがあります。
AndroidはiPhoneと違い、複数のメーカーが開発・製造しているので、価格帯が広くピンキリ状態となっています。価格帯が広いので、自分に合った価格のメリットが有りますが、明らかに価格がおかしいスマートフォンは危険があるデメリットがあるので気を付けましょう。
「使いやすさ」の違い
使いやすさについてはiPhone(iOS)に軍配が上がります。
iPhoneは設定がシンプルで、操作方法も直感的に使えるデザインとなっています。しかし、Androidは自分好みのカスタマイズ性が高く、自分に合ったカスタマイズすることで、使い勝手を良くすることができるロマンあふれるスマートフォンとなっています。
使い勝手は人それぞれですので、携帯ショップで体験してもらいスマートフォンを買うのをオススメします。
「決済機能」の違い
現在はタッチ決済機能が主流となりつつあります。こちらに関してはAndroidに軍配が上がります。
iPhone(iOS)はタッチ決済の際に認証があり、どうしてもワンテンポ遅れてしまいます。Androidは認証が無いためサッと使える便利さが有りますが、その反面、誰でも使える危険性が有ります。
決済機能のセキュリティが怖い人は認証が必要なiPhoneを、素早く買い物したい人はAndroidをオススメします。
「最新技術」の違い
最後に最新技術についてです。
iPhone(iOS)は1社のみで開発しているので、どうしても遅れが出てしまい、最新技術を取り入れずらくなっています。Androidは複数のメーカーが開発しているため、最新技術を導入するのが早くなっています。
最新技術を体験したい人は、色々なメーカーのスマートフォンを試してみるのも面白そうです。
iPhoneとAndroid - 日本で人気なのはどっち?
この章では、iPhone(iOS)とAndroidでは、どちらが人気なのか解説していきます。先述したとおり日本ではiPhoneに人気が有りますが、どのような傾向があるのか調査しています。
iPhone | Android | |
---|---|---|
日本 | 64.8% | 35.1% |