Apple製品を利用する際、多くのサービスで使う「Apple ID」。アプリや音楽の購入、有料コンテンツの契約など様々な場面で使用します。そのApple IDを複数作成できるのか気になるところ。この記事では、Apple IDの複数作成についてご紹介します。
目次
Apple IDは複数作成できる?注意点は?
まずは、Apple IDを複数作成できるのかや複数作成する場合の注意点をご紹介します。
Apple IDは複数作成できる?
結論から言うと、Apple IDは複数作成することは可能です。Apple製品を複数持っている場合、それぞれのデバイスでApple IDを複数作成して運用することは可能です。ただ、AppleデバイスはApple IDを連動させることでより連動性を上げることが可能です。
別のApple IDで運用する必要性がなければ同一のApple IDで運用することの方がメリットは大きいですが、用途によって使い分けたい場合はApple IDを複数作成して運用することは可能です。
Apple IDを複数持つ時の注意点はあるの?
Apple IDを作成するには作成する分のメールアドレスが必要です。同一のメールアドレスを使ってはApple IDを複数作成をすることはできません。なので、複数作成したい場合はiCloudメールやフリーメールなどを含めたメールアドレスをその分用意する必要があります。
Apple IDは一度作成すると簡単に削除することはできません。Appleのサポートセンターに問い合わせをすれば削除できないことは無いようですがかなり手間がかかるので、運用しないApple IDを複数作成することはおすすめできません。
また、有料のiCloudの契約やアプリ内課金、音楽の購入など全てApple IDで管理されています。同じデバイスを使っていても他のApple IDでログインすると利用できないこともあるので注意が必要です。
Apple IDを複数持つメリットとデメリットは?
では、Apple IDを複数作成した際のメリットやデメリットもご紹介します。筆者個人としてはApple IDは1つで運用することがおすすめですが、下記で紹介するメリットやデメリットを比べて複数作成するかどうか検討してみてください。
【メリット】iCloudの容量が増える
Apple IDを複数作成することでiCloudの容量を増やすことができます。ただ、iCloudの容量は基本的には同時に使うことはできません。iPhoneのバックアップを作成するのにiCloudの容量はある程度必要ですが、無料のiCloudストレージは5GBまでです。
10個のApple IDを作成すれば50GBまで利用できるのは事実ですが、同時にiCloudにログインできるわけではないので、iPhoneのバックアップを50GBまで使えるというわけではないのは理解しておきましょう。
【メリット】子ども用にiPhoneの設定ができる
Apple IDを複数作成することで、子供用に貸し出すことができます。Apple IDは13歳未満は作成することができません。13歳未満の子供がアプリなどを使う場合には代わりにApple IDを作成する必要があります。
ただ、複数作成しなくても、「子様用のアカウント」というApple IDを作成することも可能です。代わりに作ったほうが楽ではありますが、アプリや課金を管理するなら子供用のアカウントを作成することをおすすめします。