「異常」は各SMART情報の値がメーカーの設定した値に達したとき表示されます。HDDやSSDに大量の不良セクタが発生している時など明らかに故障している可能性が高いときに出る判定です。既に故障しているかもしれませんので早急にバックアップやHDD・SSDの交換などの対応をしてください。
目次
SSDの残り寿命
SSDの残り寿命は、10%を切ると健康状態が注意になるものです。どのように算出されているのかというと、データの読み書きのブロックという単位の劣化数を基に算出されます。
温度
温度表示にはHDD、SSDのセンサが取得している温度が表示されています。あまりに高温になると、HDDやSSDによくありません。高温の状態が続くと故障の危険が高まるので、少し冷ましましょう。
SMART情報
SMART情報はHDDやSSDが持っている自己診断機能のことです。CrystalDiskinfoではこれらの項目を生の値で見ることができます。正しい見方を学ぶと、とても役に立つ項目です。注意しなければいけないのは、16進数で表示されている点です。
CrystalDiskinfoの健康状態が「注意」の場合は危険?
CrystalDiskinfoで「注意」と出ると、明日にでも故障してしまうのかと不安になってしまう人もいるはずです。実は、「注意」が出たからといってすぐに故障や寿命を迎えてしまうわけではありません。正しい見方を覚えて過度に不安にならないようにしましょう。
健康状態が「注意」になる基準
「注意」の表示は、不良セクタが一つでもあると出てしまいます。HDDには使用している内に一部セクタに不具合が生じることがあります。そうなるとデータが読み込めなくなったり書き込めなくなったりします。この状態が不良セクタです。
使い続けて問題ないがバックアップをとっておくと安心
HDDに不良セクタが発生した場合に備えて代替セクタという予備のセクタが用意されています。つまり、不良セクタが数個発生したところで、代替セクタが利用されていれば問題なくHDDを使い続けることができます。しかし、安心はせずにバックアップを取っておくと安心でしょう。