「利用停止予告」のSMSがdocomoから来たら不安に思うのは当然のことです。
しかし、前述したように料金が未払い、支払いが行われていないなどのときにはメールではなく督促状が送られてくるものです。
不安に駆られてリンクをクリックしてしまったらどうすればいいのでしょうか。
結論から言うとリンクを開いただけでは何も起きません。
リンク先を閉じ、Cookie情報や閲覧履歴を削除すれば何も起きないはずです。
目次
パスワードを入力してしまった場合の対処法
リンク先で自身のパスワードなどを入力してしまったときは少し注意が必要です。
直ちにパスワードの変更を行い、連絡先が改ざんされていないか、不正決済が行われていないかをdアカウントで調べてみましょう。
docomoでのパスワード確認
docomoアカウントの管理
未払い金が不安な場合の対処法
自分がdocomoに対して料金の未払いがあるのではないかと心配になる場合にはスマホやPCから確認ができます。
過去3カ月にさかのぼり確認することもできるので、料金がきちんと支払われているかを調べてみましょう。
docomo 料金の確認・お支払い
今後の詐欺SMSのメッセージを防ぐ方法
こういった詐欺に遭わないようにするにはこちらで対策することも重要です。
ポイントとしては7つあります。
①パスワードやIDを使い回すのをやめる
②デバイスやアプリのアップデートは必ず実施する
③不審なメールSMSを開かない|URLにアクセスしない
④安易に個人情報を入力しない
⑤自分は詐欺に遭わないと思い込まない
⑥提供元が不明のアプリをインストールをやめる
⑦パスワードレスや生体認証システムを利用する
最後のパスワードレスについては公式サイトでご確認ください。
偽アプリをインストールしてしまった場合の対処法
焦った結果、偽アプリをインストールしてしまうことがあります。
このような場合の対処法を説明します。
iPhoneの場合
不正なアプリのアンインストールを行います。設定(歯車マーク)から「一般」を選択。
スクロールすると「VPNとデバイス管理」があるので、そこから不正なプロファイルを削除します。
念の為、ID/パスワードの変更、不正決済が行われていないかの確認をしましょう。
Androidの場合
docomoの安心セキュリティを起動させ実行し不正なプロファイルを削除します。こちらの場合にもID/パスワードの変更や不正決済がされていないかの確認をしましょう。
未払金を5万円も請求する詐欺
「利用停止予告」のSMSの末尾のリンクをクリックしてしまうとフィッシング詐欺のページが表示されます。
さらに、アカウントやパスワードを入力するように要求され、そのまま応じてしまうと5万円もの未払い料金を要求する請求のページが表示されてしまいます。
それは未払いの料金の請求のフィッシング詐欺です。ですから開いてしまった場合には要求には一切応えず閉じ、IDやパスワードは速やかに変更しましょう。
送信元電話番号も詐欺業者の被害者の可能性
フィッシング詐欺と思われるSMSが来た場合、SMSは電話番号で発信されるものですが、その番号が即詐欺ではないかもしれないことを知っておきましょう。
つまり、その番号も詐欺に遭い、送信させられているかもしれないのです。
本人自身は気づかずに詐欺に加担させられている可能性があると考えましょう。自分も同じような被害に遭わないとも限りません。