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651エラーはインターネット接続ができないエラー !対処法を解説

Windows10で「651エラー」は接続ができないときに表示されるものです。これはごく一般的なエラーなので驚くことはありません。どういったときにエラーが表示されるのか、解消法としてどんなものがあるのかを調べてみたので紹介していきましょう。

651エラーはインターネット接続ができない状態で発生

「651エラー」はPPPoE接続でインターネット接続をしようとしたときに出るエラーです。
しかし、「651エラー」は特殊なエラーではないので基本的なこと(物理的原因)を確認をすれば戻る可能性があります。

651エラー発生の直接の原因は必要なシステムドライバが実行できないこと

「651エラー」の直接の原因としてはレジストリが問題であることが多いです。
レジストリはWindowsのプログラム、ハードウェアのためのシステム情報が入っているデータベースのことです。
レジストリはWindowsを使用する際にアクセスすることが多い部分であるため、いつも最適化されていないと不具合の原因になることがあります。
「651エラー」もレジストリが原因で起こるエラーで、ルーターが認識できなくなり接続がうまくいかなくなってしまうのです。

651エラーの主な原因は配線など物理的なこと

「651エラー」が出たからといって驚くことはありません。「651エラー」の原因は大抵物理的なことを確認するとインターネットの接続(PPPoE接続)が解消されることが多いのです。
そこでエラーになったときに確認したいことは以下の3つです。
「651エラー」(PPPoE接続)のときに確認すること①接続している機器、パソコンを再起動
「651エラー」(PPPoE接続)のときに確認すること②配線を確認する
「651エラー」(PPPoE接続)のときに確認すること③モデムのランプを確認する
この3つの確認のしかたを詳しく説明していきましょう。

接続機器やパソコンを再起動

まずは接続されているモデムやパソコンを再起動してみましょう。
Windows10の再起動の仕方を説明します。
スタートメニューから再起動するには、電源マークをクリック→メニューが表示されるので、その中から再起動を選びクリック
この手順で再起動をします。
接続機器も1度電源を落として再起動します。
Windows10も普通に電源を落とせる場合であれば、パソコンを再起動せずに電源を落としてください。
この際、電源を落とす順番はパソコンで、次に接続機器を実行します。
電源をオンにするときの順番はこれとは逆で接続機器の電源を入れてからパソコンの電源を入れます。
これで「651エラー」にならないかを確認してみてください。

配線を確認

「651エラー」の場合、物理的にLANケーブルが抜けている、もしくは断線している、または配線が間違っているなどの理由で出るときがあります。
このような場合には配線がきちんと設定されているかを確認しなければいけません。
配線方法が誤っていないかを確認したうえで、大丈夫な場合でも「651エラー」が出る場合にはほかのところを確認する必要があります。

モデムのランプを確認

「651エラー」の場合、接続機器がきちんと作動していない場合にも出る可能性があります。
そこで、以下を確認する必要があります。
①電源ランプが通常ではないとき
②LANを示すランプが通常ではないとき
これらを確認し、通常ではないときには適切な処置を取らなければいけません

電源ランプが異常を警告している場合

電源ランプは大抵緑色に点灯していれば大丈夫ですが、ついていない場合や点滅している場合にはモデムに問題がある可能性を示しています。
電源ランプが電源が抜けているだけなら電源を挿し直せば解決しますが、そうでない場合にはモデムの提供元に問い合わせをしましょう。

LANランプが異常を警告している場合

LANランプは普通、無線ランプのところで通常は緑色に点灯しています。この状態であれば問題はありませんが、他の色で点滅していたり、消灯している場合には何か問題が起きていることを示しています。
この場合にはモデムを再起動して、解消するかを確認してみましょう。それでも駄目な場合にはモデムの提供元に問い合わせる必要があります。

物理的な原因が見当たらない場合の対処法

「651エラー」は大抵が物理的な問題で出ることが多いのですが、上記のことを試しても全く解決しない場合には、ほかのことを確認してみなくてはいけません。
そこで、「651エラー」のときに確認してほしいのは以下の2つです。
「651エラー」が出たときに確認すること①ローカルエリアの確認
「651エラー」が出たときに確認すること②ネットワークアダプタのドライブを再インストールする

ローカルエリアの確認

インターネット接続がうまくいかないときには以下の操作を行い、ローカルエリア接続が有効になっているかの確認をしなければなりません。
①スタートボタンから{コントロールパネル}を選択{ネットワークの状態}の順番に選択していきます
②{ネットワークと共有センター}が表示されるので、そこにローカルエリア接続があるかを確認します
③表示されない場合にはデバイスマネージャーから確認します
③−1:スタートボタンから{デバイスマネージャー}を選択します
③−2:{デバイスマネージャー}が表示されるので、そこにローカルエリア接続があるのを確認してください
④確認できたら{アダプターの設定}のところでローカルエリア接続をダブルクリックします
⑤ローカルエリア接続が有効であるかを確認して完了です

ネットワークアダプタドライバの再インストール

ネットワークアダプタドライブ(LANドライバ)とは、ネットワークに関係している機器のOSを制御しているものなので、ここに不具合が生じてしまうと、たちまちインターネット接続ができなくなってしまいます。
したがって、エラーが出て物理的な原因が見当たらないときにはアダプタドライブに不具合が起きていると考え、一旦アンインストールし、再度インストールすることで治る可能性があるのです。
手順を詳しく説明していきましょう。
①スタートボタンからデバイスマネージャーを選択します
②デバイスマネージャーが表示されたら{ネットワークアダプター}の左にある三角マークをタップし、{ネットワークアダプター}の一覧を表示させます
③当てはまる{ネットワークアダプター}の上で右クリックすると「削除」が表示されるので、「削除」をクリックします
④{デバイスのアンインストールが確認}が表示されます
⑤{デバイスのドライバーを削除する}のチェックが外れているのでそれを確認してから、OKを選択します
⑥するとアンインストールが始まるので、完了後にPCを再起動させます
これらが終わると、LANドライバーが自動的に再インストールされるので、インターネット接続ができるかを確認してみましょう。

従来からのインターネット接続方式PPPoEとIPoE

PPPoEとIPoEというのは従来から使用されてきたインターネットの接続方法です。
PPPoEとは{PPP over Ethernet }の略であり、インターネットに接続するための方法で、基本的にはプロバイダーから与えられた「ユーザーネーム」、「パスワード」を使用して、インターネットに接続する方法のことを言います。
一方IPoEというのは{IP over Ethernet}の略で、企業で使用するLANと同じやり方で直接インターネットに接続する方法のことです。
これらの違いはPPPoEが従来の電話回線でインターネットをつないできたものが進化し、イーサネットを使うことになったことと、IPoEは最初からイーサネットを使用しているということです。

IPoEにはメリットがある

IPoEは直接インターネットへ接続する方法なので、PPPのようにユーザーネームやパスワードは必要ありません。
それらがなくても、契約者情報などが必要な情報となってルーターに送られるためにユーザーネームなどがなくてもIPoEでは自動的にインターネットに接続できるからです。
IPoEには3つのメリットがあります。
①IPoEにはユーザーネームやパスワードが必要ない
②設定がとても簡単
③インターネットの速度が早い
そしてIPoEでは自分のコンピューターがどういった情報を必要としているかを、インターネットに住所を送ることで、情報を送ってもらえるのですが、その住所がIPアドレスというものです。
IPアドレスにはIPv4とIPv6という2つの種類があり、まずはIPv4の説明を軽くします。
今では多くの通信機器がインターネットを利用しています。そのひとつひとつにこのIPアドレスが割り振られているのですから、しまいにはなくなってしまうのではないかと心配になってしまいますよね。
実際、IPv4で割り振られるアドレスは43億個なので、足りなくなってしまうのです。
それを助けてくれるのがIPv6なのです。
IPv4は32ビットのデータで管理していましたが、さきほども触れたように枯渇してしまう問題があります。
IPv6は128ビットのデータで管理されているので、IPアドレスが枯渇してしまうという問題はありません。
具体的には128ビットのデータはどれくらいかというと、さきほどのIPv4では43億個であったのに対し、IPv6は約340澗という聞いたことのない数字になります。
澗というのは10の36乗という単位なので、簡単には枯渇することはないでしょう。

IPoEはIPv4アドレスが使えない点に注意

PPPoEはIPv4やIPv6というIPアドレスが使えるのですが、IPoE接続にするためにはIPv6アドレスにしなくてはなりません。
PPPoE接続では、機器を通してインターネットを使用することになります。よって、多くの人が使用する時間には速度が遅くなってしまうというデメリットがあります。
しかし、IPoE接続にすれば特別な機器を必要としないので、PPPoE接続のように時間帯によって通信速度が遅くなるということがなくなるのです。
ただし、IPoE接続にするにはIPv4が使えないということを注意しましょう。
インターネットの速度を早くしたいと思う人にはPPPoE接続ではなく、IPoE接続方法をおすすめします。
通信速度はPPPoE接続は最大「1Gbps」なのに対し、IPoE接続では最大「1Gbps」になります。単純に10倍も速さが期待できるのです。
ただし、これはあくまでも最大値であって、IPoE接続にすればすぐに早くなるというわけではありません。
使用している機器や環境によっても通信速度が変わってしまうので、注意が必要になります。

まとめ

「651エラー」がどうして表示されるのか、どうすれば解消されるのかということをまとめてみました。日々ネット環境は変わっていきます。自分がどのような接続方法でIPアドレスは何なのかを1度調べてみて、環境を変えられるのであれば変えてみるのもいいのではないでしょうか。快適なインターネット接続で、ネット生活を楽しみましょう。