これまで流通に当たっては問屋が主導となって取引が行われてきました。そんな流通業界で新たな販路を獲得する場として機能しているのが「東京インターナショナル・ギフト・ショー」です。新たな販路を探しているメーカー流通関係者は必見の内容です。
東京インターナショナルギフトショーとは??
『東京インターナショナル・ギフト・ショー』は、東京ビッグサイト全館を使用し開催される国内最大級の見本市です。1971年の第1回から毎年春と秋の年2回開催し、2021年2月で91回を迎えました。問屋主導の縦割りな流通業界を、業界の垣根を越えた異業種間のビジネスマッチングを促し、新たな販路を求める出展社と来場者を繋げてきました。出展商材は多岐に渡り、ファンシーグッズ、インテリア、服飾、美容、食品など様々な業態の流通バイヤーや、企業ユーザーが一堂に集まります。近年は、卸売だけでなくOEM、ODM開発や代理店契約、BtoB取引全般など幅広い商談の機会としても注目を集めています。
主な来場者
パーソナルギフトマーケットに携わる国内外の小売、卸売業者、商社などの流通関係者を中心に、ノベルティ、オリジナル商品の開発を目的にする企業ユーザー、広告代理店、店舗開発担当、施設、テーマパーク、美術館、芸能プロダクションなど、幅広い業種・業態の関係者の来場実績があります。
開催概要
毎年、秋と春の年2回開催しています。加えて、3月には京都、9月には大阪と関西での開催もされています。出展企業は同時開催のLIFEXDESIGNグルメ&ダイニングスタイルショーも含めると約1,932社です。東京・ギフト・ショーだけで見ても2021年2月開催で727社が出展し、コロナ禍以前は国内、海外企業を併せて約3,000社が出展していました。なお、入場は無料です。
今後のイベントの予定や見所
2021年秋より、「テック系」に焦点を当てた新たな出展カテゴリー『スマートテクノロジーグッズ&ソリューション』を立ち上げるそうです。社会のデジタル化が加速する中、家電量販以外の様々な小売流通にて、デジタル雑貨やガジェット・デバイスのニーズが高まっていることへの対応を狙ってのことです。また、流通業界での幅広いDX化、特にコロナ禍でのリアル・EC各ショップチャネルについての施策についても本カテゴリーにて網羅し、来場者に発信します。
具体的には、暮らしを快適にするIoTプロダクト、デジタルガジェットなどの雑貨から、5Gの普及によるスマートシティ、スマートホーム、非接触決済、店舗の無人化などに関する、スマートテクノロジーを駆使した画期的な新製品を募集し、新たな製品や技術を求める来場者と出展社のマッチングが実現される予定です。
まとめ
問屋主導の縦割りな流通業界において、異業種間のビジネスマッチングを促し、新たな販路を求める出展社と来場者を繋げる見本市の東京インターナショナル・ギフト・ショーを紹介しました。無料で3000以上の出展企業と出会えるこのイベントにぜひ足を運んでみてください。