無料で利用することができるドロー系アプリのInkscape。完全無料で使えることからユーザーの人気も高いのですが、Inkscapeには危険性がいくつかあるといわれています。そこで今回はInkscapeの危険性やインストール方法などをご紹介します。
目次
Inkscapeの危険性
では早速、Inkscapeの危険性について見ていきます。
無料で利用できるInkscapeですが、以下のような危険性があるので抑えておきましょう。
危険性①方法によってはいらないソフトも一緒にインストールされる
Inkscapeをインストールする際に、方法によっては全く必要のないソフトウェアがインストールされることがあります。
報告されているものとして、
- baidu ime
- Babylon Toolba
などがあり、これらはInkscapeの作業に必要がありません。
PC内に残しておくとストレージ容量を圧迫するので手動でアンインストールしておきましょう。
危険性②アプデ後すぐは安定しない
これは人によるのですが、Inkscapeのアップデート後すぐに安定することはありません。
SNS上でも多かった声なのですが、Inkscapeの新バージョンは使い勝手が悪いようです。
そのため、Inkscapeの新バージョンが公開されてもすぐにアップデートしないことをおすすめします。
1週間ほど様子を見てから大丈夫であれば、Inkscapeのアップデートをしましょう。
Inkscapeの特徴
以上のような危険性があるInkscapeですが、使い勝手は非常に良いです。
無料で利用できるのが不思議なほど機能性にも長けていますし、色々な絵を描くことができます。
そんなInkscapeの特徴をご紹介します。
Inkscapeとは?
そもそもInkscapeとは何なのでしょうか。
Inkscapeとは無料で利用できるドロー系グラフィックアプリのことです。
数値計算によって画面上に図形を描画していくシステムのことをドロー系というのですが、その方式を採用しています。
円を描く場合、計算式をもとにモニターへ表示するようになっており、
- 円の位置
- 円の計算式
- 線の情報(太さや色)
などを付け加えながらInkscape上で絵を描いていくのです。
Inkscapeが向いている作業
Inkscapeが得意とするのは、
- ロゴ
- イラスト
- 名刺
- チラシ
- ポスター
など輪郭がはっきりしている絵や文字などが挙げられます。
大手印刷企業もInkscapeを使ってチラシなどをプリントしているといい、それだけInkscapeは普及しています。
2017年以降もInkscapeを導入する印刷企業は増えてきており、PDFファイルなどで入稿できるのもワンポイントとして知られています。