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キキクルは気象庁が公開する水害危険度分布の無料情報アプリ

あまり耳慣れない「キキクル」というアプリをご存知でしょうか。気象庁が災害発生との関わりの深い浸水、洪水、土砂といった3つの指標に基づき発信をしているのです。このアプリを日頃から確認することで防災意識を高める効果もあります。

キキクルとは気象庁の浸水/洪水/土砂による水害危険度分布情報無料アプリ

画像:キキクルのスクリーンショット

あまり耳慣れない「キキクル」というアプリはすべての人が無料で使用できるアプリです。
キキクルという名称は2021年に公募して決定したものです。
キキクルは気象庁が防災の気象情報を発表するアプリで、水害危険度分布が色で分かるようになっています。

過去20年分以上の災害データに基づいた危険度分布情報

キキクルアプリは基本的に過去の20年以上のデータに基づき、水害危険度分布がどれくらいであるかを色で確認できるシステムです。
地図上でリアルタイムで見ることができるため、自分が今いる場所の危険度はどれくらいかを認知することができます。
また、キキクルアプリは無料で利用でき、スマホに危険度通知が送信されるサービスも行っています。

近年の日本の水害は脅威的

近年、日本では雨による災害が脅威になっています。
ただの雨でも長く続けば土砂や浸水、洪水の恐れが強くなります。
そういった被害に遭わないようにキキクルアプリで自分の住んでいる場所はどうなのか、家族、知人の住んでいる場所はどうなのかを認識することができるのです。
自分の住んでいる場所に限定して見ることもできるので、雨がどのくらい降るのか、浸水や土砂の危険性はあるのかをリアルタイムで知ることができます。

キキクルの指標は3種類

キキクルアプリは無料で使用できますが、気象庁が危険であるとプッシュ通知するカテゴリには、3つの指標があります。
それは、「土砂災害」、「雨による浸水」、「雨による洪水」の3種です。
この指標に基づき、危険度を通知してスマホに通知するのです。この通知機能も無料で使用できますから、緊急災害の際には役立つアプリといえるでしょう。

災害発生との相関が高い「指数」を確認が可能

水害の原因は主に大雨です。
その大雨によって土砂災害、浸水、洪水が起こります。
こういった災害時における危険度の指数を、キキクルアプリでは色によって確認することができ、避難するための道具や避難場所を準備確認することができます。

キキクル上では今いる場所の危険度を5色で表示

キキクルアプリでは、今いる場所の危険度を5つの色にわけて、そこでどうするべきかの指標が示されています。
それを分かりやすく見れるように、下に表を作成にしてみましたのでご覧ください。
5色ということですが、これが「無色」の場合には、「今後の情報に注意するべき」という意味なので省いてあります。

色の意味危険度(行動)
注意
(黄色)
ハザードマップなどで避難行動を確認する
今後の雨の降り方に注意し、危険度分布を確認する
警戒(警報級)
(赤)
避難の準備を整え安全なところに避難をする
高齢者の場合は速やかに避難する
非常に危険
(うすむらさき)
命に危険に差し迫っているとても危険な状況
速やかに安全な場所で移動する
極めて危険
(紫)
過去に起きた重大な災害と同等の危険な状態
土砂などがすでに発生し命に危険が差し迫っている状況のため、安全なところへの避難が完了していなければならない

上記のように、色分けによって災害の危険度を示しています。
気象庁から大雨の予報などが出された場合には、無料のキキクルアプリを活用して、今自分がそこでどのような行動をしなければならないかを確認しましょう。

浸水キキクル

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