2023年にリリースされたiOS17でも多くのバグが報告されています。
Appleの公式ではバグが起きた時に知ることはできませんが、アップデートリリースで修正されたことがわかります。
この記事では、iOS17で起こる可能性のあるバグを紹介します。
目次
- 1 iOS17の修正済みのバグにはどんなものがある?
- 1.1 初期設定時にデータ転送ができないバグ(iOS17.0.2で修正済み)
- 1.2 iPhoneが熱くなりすぎるバグ(iOS17.0.3で修正済み)
- 1.3 プライバシー設定がリセットされるバグ(iOS17.1で修正済み)
- 1.4 通話中に着信した場合に名前が表示されないバグ(iOS17.1で修正済み)
- 1.5 メッセージで自作の着信音が表示されないバグ(iOS17.1で修正済み)
- 1.6 キーボードの反応が遅くなるバグ(iOS17.1で修正済み)
- 1.7 表示された画面の残像が残るバグ(iOS17.1で修正済み)
- 1.8 ワイヤレス充電後にNFCが使用不可になるバグ(iOS17.1.1で修正済み)
- 1.9 特定の車種でワイヤレス充電ができないバグ(iOS17.2で修正済み)
- 1.10 一部のQRコード決済が利用できないバグ(iOS17.2で修正済み)
- 1.11 特定の条件でバッテリーが早く消耗するバグ(iOS17.2.1で修正済み)
- 1.12 LINEの通知が来ないバグ(iOS17.1.2で修正?)
- 2 iOS17で報告が多いバグと改善方法は?
- 3 iOS17でバグが発生した際の対処法は?
- 4 まとめ
iOS17の修正済みのバグにはどんなものがある?
iOS17は、2023年のiPhone15シリーズと共にリリースされたOSです。
2024年はiPhone16シリーズが発売され、すでにiOS18もリリース済みですが、iOSをアップデートしていなかったり、サポートが終了している場合もあります。
まずは、iOS17で確認されているバグをまとめて紹介します。
※参考ページ:iOS 17 のアップデートについて
初期設定時にデータ転送ができないバグ(iOS17.0.2で修正済み)
iOS17では、初期設定時にデータ転送ができないバグが報告されています。
過去のiPhoneでは、iCloudかiTunes(PC)を使ったデータ転送しかできませでしたが、現在はその2つの他にクイックスタートという転送方法が追加。
パソコンがなくてもiCloudの有料プランを契約していなくても大容量のデータを転送できるようになったため便利だという声が多く報告されています。
そのクイックスタートを使ったデータ転送がiOS17の初期バージョンではバグでできません。
iPhoneが熱くなりすぎるバグ(iOS17.0.3で修正済み)
iOS17に限ったことではありませんが、iPhoneの最新iOSがリリースされてアップデートをすると筐体が熱くなるというバグがよく報告されます。
筐体自体が熱くなるバグも既に修正されているので、万が一iOS17の初期バージョンを使っている方はできるだけ早くアップデートすることをおすすめします。
プライバシー設定がリセットされるバグ(iOS17.1で修正済み)
iOS17では、Apple Watchの初期設定やデータ移行をした際に、プライバシー設定がリセットされるバグが報告されています。
Apple Watchのデータ移行や初期設定は、iPhoneやApple Watchを新しくしたタイミングなどでしか利用しないのでそこまで影響を受ける人は多くないかもしれません。
iOS17.1でこのバグは修正済みなので、それ移行のiOS17を使っている方は安心して利用してください。
通話中に着信した場合に名前が表示されないバグ(iOS17.1で修正済み)
iOS17では、通話中に他の人から着信を受けた際の名前表示がおかしくなるバグも発見されています。
通話中に他の人から着信を受けるには、キャッチホンのオプションを申し込む必要があるのでこちらもそこまで多くの人に影響があるものではないかもしれません。
こちらのバグもiOS17.1で修正済みです。
メッセージで自作の着信音が表示されないバグ(iOS17.1で修正済み)
iOS17では、メッセージで自作や購入した着信音を設定するのに表示されないバグも確認されています。
着信音バグもiOS17.1で修正済みなので、症状が出ている方はアップデートしましょう。
キーボードの反応が遅くなるバグ(iOS17.1で修正済み)
iOS17では、キーボードの反応が遅くなるバグも確認されています。
メッセージやLINEなどで文字を打つと、キーボードを打ってから反応するまでに時差が発生するバグです。
テキストを打つ機会は多いですが、こちらもiOS17.1で修正されています。
表示された画面の残像が残るバグ(iOS17.1で修正済み)
表示した画面の残像が残るバグもiOS17で報告されています。
ブラウザやYouTubeなどの動画を見た際に、前に見たものが残像で残ってしまい不気味に見えてしまうバグです。
iOS17を使っている方はできるだけ早く対処することをおすすめします。
ワイヤレス充電後にNFCが使用不可になるバグ(iOS17.1.1で修正済み)
iPhoneX移行からはワイヤレス充電に対応していますが、iOS17にアップデートするとワイヤレス充電後にNFC(Apple Payでの支払い)ができなくなるバグも確認されています。
ワイヤレス充電をしたiPhoneを持って出かけた時に、Suicaなどを使って支払いをしようとするとエラーで完了できないバグです。
Apple Payでの支払いができなくなるのは非常に手間なので、症状が確認されたているのなら、アップデートで対応しましょう。
特定の車種でワイヤレス充電ができないバグ(iOS17.2で修正済み)
iOS17では、特定の車種でのワイヤレス充電ができないバグも報告されています。
どの車種でのワイヤレス充電ができないのかは不明ですが、ワイヤレス充電機能を備えた車での充電には注意が必要。
一部のQRコード決済が利用できないバグ(iOS17.2で修正済み)
iOS17.1、iOS17.1.1、iOS17.1.2で一部のバーコード決済(QRコード決済)がを使った支払いができないバグも報告されています。
- 福岡県
- 和歌山県
- 長野県
- 栃木県
- 岩手県
上記の地域における総務省実証事業期間中に発行されたQRコードが対象となっています。
特定の条件でバッテリーが早く消耗するバグ(iOS17.2.1で修正済み)
特定の条件でバッテリーが早く減るバグも確認されています。
iOSのアップデートをすると、バッテリーの減りが早くなるという報告は、毎年のように見られますが、iOS17でも症状が発生しています。
iOS17の場合は、システム的のトラブルなので、修正されましたが、すべてがすべてシステム的なトラブルの可能性とは言い切れないので注意しましょう。
LINEの通知が来ないバグ(iOS17.1.2で修正?)
バージョンは不明ですが、iOS17でLINEの通知が届かないバグも報告されています。
既に修正されているので改善するためにはアップデートが必要です。
OSのアップデート以外にも、LINEのバックアップと引き継ぎをして、アプリの削除→再インストールをすると改善するという報告も見られます。
トークのバックアップやアカウントの引き継ぎをしていないと、一部のデータが消えてしまう可能性もあるのでしっかりと準備してから行うようにしましょう。
iOS17で報告が多いバグと改善方法は?
では、iOS17のバグの中でも報告の多いものの改善方法を紹介します。
Wi-Fiやモバイル通信が接続できないバグの改善方法
Wi-Fiやモバイル通信が接続できないバグも発生しているようです。
この時の改善方法は以下のとおりです。
- Wi-Fiのオフ/オン
- 繋いでいるWi-Fiを接続解除する
- VPNを一旦停止する
- Wi-Fi機器(モデム・ルーター・ホームゲートウェイ)の再起動
- ネットワーク設定にリセット
Wi-Fiのオフ/オンは設定アプリから簡単に行えますし、接続解除は、設定アプリの”i”から接続を解除できます。
ネットワーク設定のリセットは以下の手順です。
- 「設定アプリ」
- 「一般」
- 「転送またはiPhoneをリセット」
- 「リセット」
- 「ネットワーク設定をリセット」
上記の手順でネットワークに関する設定がすべてリセットされます。
Wi-FiやVPNのパスワードを再入力する必要が出てくるので、わからない場合は先に調べてから行うようにしましょう。
アプリの動作がおかしいバグの改善方法
アプリの挙動がおかしい時の改善方法は以下のとおりです。
- アプリのアップデートを確認する
- アプリのバックアップや引き継ぎをして削除・再インストールする
iOS17がリリースされてすぐにアプリの挙動がおかしい場合は、アプリ側が対応できていない場合があります。
iOSのメジャーアップデートの際(iOS16からiOS17など)にはすぐにアップデートしてしまうと挙動がおかしくなる可能性があることが告知されることがあります。
アップデート対応版が出るまでは改善できないので次回以降にも同じ症状に悩まされないように覚えておきましょう。
iPhoneの充電ができないバグの改善方法
iOS17に限ったことではありませんが、iPhoneの充電ができなくなるバグが発生することがあります。
iPhone14までのiPhoneは、充電ポートがLightning端子なので、Appleの純正ケーブル以外だと充電できない場合があります。
Apple純正かiMF認証を受けたケーブル以外はiOSのアップデートでセキュリティがアップデートされて除外されることもあるようです。
iPhone15以降は、USB-Cへポートが変更されたので、今後はそこまで気にする必要はありませんが、LightningのiPhoneを使っている方は注意しましょう。
iPhoneの画面が反応しないバグの改善方法
iPhoneの画面が反応しなくなるバグも報告されています。
多くのユーザーはiPhoneに保護フィルムやガラスフィルムを貼って保護していると思います。
これらのフィルムが貼ってあると、稀に画面が反応しなくなることがあります。
一時的にフィルムを剥がして見ることで改善することがあるのでチェックしてみてください。
iOS17でバグが発生した際の対処法は?
iOS17でバグが生じた時の対処法を見ていきましょう。
最新のiOS17バージョンにアップデートする
iOSの問題でバグが発生している場合の多くは、最新のiOSにアップデートすることで対処できます。
基本的にはシステムのトラブルなので、システムアップデートでしか対応できません。
- 「設定」
- 「一般」
- 「ソフトウェアアップデート」
最新バージョンがリリースされている時は、上記の手順でアップデートを行えます。
自動アップデートを有効にしている場合は、リリース後の深夜に自動でアップデートされますが、自分でも確認しておくことをおすすめします。
参考ページ:iPhone や iPad をアップデートする
再起動してみる
iPhoneでバグかな?と思ったら、とりあえず再起動してみてください。
再起動くらいで改善しないと思われがちですが、再起動はかなり有効な対処法です。
1分程度あればできる対処法なので必ず試してみましょう。
強制再起動してみる
iPhoneがバグでフリーズしてしまった時には、強制再起動がおすすめです。
iPhoneはパソコンと同じで、シャットダウンするには正しい手順で行う必要があります。
ただ、フリーズをすると手順を踏めないためボタンを押すことで強制的に再起動できます。
- 音量上げるボタンを押す
- 音量下げるボタンを押す
- 音量上げるボタンを押す
- スリープボタンを長押しする
現行のiPhoneの多くは上記の手順で強制再起動できます。
操作ができるタイミングでは強制再起動は意味ないので行わないようにしましょう。
すべての設定をリセットを試す
iPhoneのバグを改善させるには、すべての設定をリセットも有効な場合があります。
iPhoneを購入して以降、自分で設定を変更した内容が初期状態に戻ります。
データは消えることはありませんが、さまざまな設定が初期状態に戻るので注意しましょう。
参考ページ:iPhoneの設定をデフォルトにリセットする
iPhoneの初期化を試す
ここまでの対処法を試しても改善されない場合は、iPhoneの初期化が必要になるかもしれません。
初期化なので当然データも削除されます。
必ずバックアップを作成した上で試すしてださい。
- 「設定」
- 「ユーザー名」
- 「iCloud」
- 「iCloudバックアップ」
- 「今すぐバックアップ」
バックアップが完了したら初期化を進めましょう。
- 「設定」
- 「一般」
- 「転送またはiPhoneをリセット」
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」
初期化前にもバックアップはできますが、事前に行っておくと便利です。
参考ページ:デバイスを工場出荷時の設定に戻す
まとめ
この記事では以下のことを紹介してきました。
- iOS17で確認・修正されているバグ
- iPhoneでよくあるバグの改善方法
- iPhoneでバグが起きた時の対処法
近年のiPhoneは性能が上がっているので、フリーズなどのバグは減ってきていますが、細かなバグが生じることはあります。
スマホは日常的に使うものなので、バグが起きると非常に不便です。
万が一iOS17を使っている人でバグが起きたら、改善の参考にしてみてください。