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Canvaで簡単に動画編集をしたい方へ!Canvaの特徴も紹介

Canvaはおしゃれなテンプレートに豊富な素材が無料で利用できるデザインソフトとして人気です。本記事では、Canva動画編集の基本的な機能と操作方法をわかりやすく解説します。Canva動画編集のメリットとデメリットも紹介しますので参考にしてください。

Canva 動画編集

Canva動画編集方法

Canvaは、ブラウザ上で誰でも簡単にグラフィックのデザインが可能なツールとして人気です。

そして、Canvaは、もちろん、動画編集にも対応しています。

そこで、以下では、Canvaを使った動画編集方法の基本的な手順とそのポイントを紹介していきます。

手順①Canvaにログイン

Canvaを使うには、アカウントを作成して、そのアカウントでログインすることが必要です。

アカウント作成の手順は以下のとおりです。

Canvaを開く→登録を選択→メールアドレスを入力して続行を選択→アカウント名を入力→「アカウントを作成」を選択→メールに記載のコードを入力

これでアカウントが作成できましたので、Canvaを立ち上げてログインしてみてください。

Canvaの起動&ログインは以下のとおり。

Canvaを開く→画面右上のログインを選択→「Googleで続行」「Facebookで続行」「メールアドレスで続行」などログイン方法を選択→アカウントとパスワードを入力

ここからは、Canvaで動画を編集する際の基本的な手順を説明していきます。

Canvaで動画を編集する際の流れは以下のとおり。

  • デザインの作成
  • ファイルのアップロード
  • 編集操作(カット編集、テロップ・テキスト挿入、オーディオ挿入、場面切り替え、動画速度を調整)
  • 出力(SNSに投稿、プロジェクトを保存)

各操作について、ここから詳しく説明します。

手順②デザインを作成をクリック

Canvaでは、プロジェクトを定義することで、編集した動画をその編集履歴と合わせて保存して、後で再利用できるようにすることが可能です。

プロジェクトを作成するには、メニューの「デザインを作成」をクリックします。

Canvaのトップ画面で「デザインを作成」クリックすると、プロジェクトのタイプが選べます。

動画を編集するには、「動画」をクリックします。

「動画」以外に、スマホ動画・Facebook動画・Instagram動画なども選択可能ですので、目的に合わせて選択してみてください。

手順③ファイルをアップロードを選択

からのデザイン(プロジェクト)が作成されますので、そこに、編集対象の動画を読み込みます。

動画を読み込むには、画面左側のツールバーからアップロードをクリックします。

「ファイルをアップロード」ボタンが表示され、クリックすると動画ファイルが選択できますので、対象の動画を選んでください。

選択することで、タイムラインに追加されます。

手順④カット編集

Canvaの動画編集では、タイムラインに読み込んだ対象動画から不要な個所をカットすることが可能です。

手順は以下のとおり。

カットしたい動画の開始部にカーソルを移動し、Sキー押し下げ
カットしたい動画の終了部にカーソルを移動し、Sキー押し下げ。
カットしたい動画の部分をクリックし、Delキー押し下げ

これで、カットした部分が動画から削除されます。

手順⑤テロップ・テキスト挿入

Canvaの動画編集では、対象動画にテロップやテキストを挿入することが可能です。

手順は以下のとおり。

  • ツールバーでテキストを選択
  • 表示されるテロップサンプルから気にいったテキストを選択
  • プレビュー画面でテキストを編集
  • プレビュー画面でテロップの大きさを位置を調整

手順⑥オーディオ挿入

Canvaの動画編集では、対象動画にオーディオを挿入することが可能です。

自分で用意した音楽ファイル(.mp4など)の挿入は、動画の挿入と同じ手順となります。

Canvaで用意しているBGMを利用する手順は以下のとおり。

  • ツールバーの素材をクリック
  • 検索窓にBGMを指定して検索、オーディオタブを選択
  • オーディオタブのBGM一覧から音楽をクリック

オーディオエフェクトでフェードイン・フェードアウトをかけたり、スピーカアイコンで音量調節も可能です。

また、タイムラインでBGMを鳴らす範囲を設定できます。

手順⑦スムーズな場面切り替え

Canvaの動画編集では、動画と動画のつなぎ目にトランジションを挿入することで、場面の切り替えをスムーズにすることが可能です。

手順は以下のとおり。

  • 動画のつなぎ目部分にカーソルを移動
  • 「表示される切り替えを追加」を選択
  • 表示されたトランジションの種類からトランジションを選択

手順⑧動画速度を調整

Canvaの動画編集では、対象動画の速度を調整して、2倍速までの早送りにしたり、スローモーションにしたりすることが可能です。

手順は以下のとおり。

  • プレビュー画面で動画をクリック
  • プレビュー画面の上にある「再生」を選択
  • 左側に表示される速度メーターで速度を変更

手順⑨SNSに投稿

Canvaで編集した動画をSNSにアップするには、編集結果の動画を、いったんPCにMP4ファイルとしてダウンロードし、SNSそれぞれの手順に従って、動画をアップロードすることが必要です。

ダウンロードする手順は以下のとおり。

  • 共有を選択
  • ダウンロードを選択

手順⑩プロジェクトを保存

Canvaの動画編集では、編集結果の動画をプロジェクトとして保存することが可能です。

プロジェクトでは編集履歴も合わせて保存しているので、編集の再開が可能となります。

なお、編集した動画はCanvaが自動的に保存してくれるので、手動での保存操作は不要です。

Canva動画編集の推奨ポイント

Canvaはさまざまな画像が初心者でも無料で簡単に作成・編集できることで人気のツールですが、動画についても無料でさまざまな編集ができることで人気です。

ここでは、Canvaでの動画編集のメリット・推奨ポイントを紹介していきます。

ポイント①テンプレートの種類が豊富

Canvaでは、画像の場合もそうですが、動画についても数十万点ともいわれる豊富なテンプレートが揃っているのがポイント。

テンプレートを使えば、文字や画像などを指示に従って当てはめていくだけで動画が作成できるので、初心者の方でもストレスなくりようできて便利です。

ポイント②無料の画像・音楽が豊富

動画の作成には、BGMや画像の差し込みなどが必要です。

Canvaでは、無料で使用できる動画や音楽を多数そろえたライブラリが備わっており、Canva外で動画や音楽を探すこともなく、動画を作成することが可能なのがポイントです。

また、編集した動画は、MP4形式で保存でき、HD品質を確保できるので画質をきにすることもありません。

ポイント③SNSに合わせたテンプレート素材が豊富

Canvaでは、テンプレートが豊富に備わっていることを説明しましたが、特に、SNS向けのテンプレートが充実しているのがポイントです。

一般的な動画用のテンプレートのほか、スマホ向け、FaceBook向け、Instagramリール向け・TikTok向けとよくSNSのテンプレートが豊富にそろっています。

InstagramやTikTokでは、投稿の間隔も開けずに多数の動画をアップする方もいらっしゃるでしょうから、Canvaの動画編集なら手間をかけずに更新ができて便利です。

ポイント④オートアニメーション機能

Canvaの動画編集の特徴として、無料でアニメーション機能を使えるのがポイントです。

アニメーション機能を利用すれば、テロップや動画のパーツなどをスマートに動かすことができます。

さらに、アニメーションで動かすパーツについて、アニメーションの開始と終了を指定できる機能がリリースされさらに機能アップしており、強力なツールです。

ポイント⑤共有して編集が可能

Canvaには共有機能が備わっているのがポイント。

共有機能では、動画を転送するなどの手間なく、共有ボタンを押すだけでリンクが作成され、そのリンクを開くことで動画を共有できるのです。

さらに、編集機能を許可することもできるので、チームで作業する場合などに威力を発揮します。

Canva動画編集の非推奨ポイント

Canvaでの動画編集にはメリットがあることを紹介しましたが、デメリットもあります。

以下では、Canvaでの動画編集のデメリット・非推奨ポイントを紹介していきます。

ポイント①細かい調整が出来ない

例えば、有料のAdobe Premiere Proであれば、動画をフレーム単位で編集可能なため、動画に細かな調整を施して、高品質の動画に仕上げることができます。

残念ながら、Canvaでは、そうした細かい編集機能は備わっていませんので、プロ仕様の動画編集をしてみたい方には不向きといえます。

ポイント②動画編集サポートが整備されていない

Canvaの動画編集には、チャットでのサポートなどは導入されていません。

そのため、動画編集の途中でトラブルが生じた場合でも、自分でWeb検索して解決策を探してみるなど、自分で解決することが求められます。

ポイント③デザインが被る

Canvaの動画編集ではCanvaに備わっているテンプレートを使うことで、簡単にスマートな動画が作成できます。

しかし、お気に入りのテンプレートは、Canvaの他のユーザーも使うことがあるでしょう。

テンプレートが被っていれば、当然似たようなデザインになってしまいますし、Canvaで作ったことも知れてしまうかもしれません。

ポイント④Canvaで作ったのが分かってしまう

Canvaでの動画編集では、Canvaが用意している豊富なテンプレートや素材を使って動画編集を行うことが多いでしょう。

これは、作る側からは便利なのですが、見る側からするとCanvaを利用してることがわかってしまいます。

せっかく苦労して作った動画にCanva感が残ってしまうのはデメリットともなるので、少し工夫が必要です。

ポイント⑤動作が少し重い

Canvaではテンプレートや素材を豊富に用意していることから、Canvaで編集する際にはPCにかなりの負荷がかかってしまいます。

画像編集クラスのスペックのPCであれば問題ないのですがPCなどではストレスを感じる場合があるかもしれません。

ポイント⑥オフライン環境で使用できない

Canvaでは、素材やテンプレートはクラウド側に保管されていること、編集結果もクラウド側に保存されることから、Canvaで動画編集をする際にはネットに接続できる環境が不可欠です。

Illustrator・Photoshopなどのツールがオフラインでも利用できることを考えるとデメリットといえます。

ポイント⑦有料素材が多い

Canvaではテンプレートや素材を豊富に用意していますが、全てが無料というわけではありません。

逆に、よいなと思うものは有料の場合が多いのです。

ポイント⑧日本向け素材が少ない

Canvaはオーストラリアの製品であることもあり、テンプレートや素材に日本向けのモノは多くありません。

少し凝った動画を作りたい場合が、使用する画像や素材は自分で収集することが必要です。

まとめ

ここまで、Canvaでの動画編集の基本的な機能と操作方法、メリットとデメリットを紹介してきました。

Canvaはあまり凝ったことを行うには不向きですが、SNSに頻繁に投稿する場合などは便利なツールといえますので、試してみてください。