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RPCS3の導入方法や使い方を徹底解説!最強エミュレータでゲームをやろう!

ここからは、RPCS3の使い方について説明していきます。ここまで来れば、あとはプレイするだけです!

ステップ1:PS3のROMデータを吸い出す

PS3のソフトのディスクからゲームデータを吸い出す方法をご紹介します。実機での吸い出し、PCでも吸い出しでの方法がありますが、今回は後者の方法を紹介します。

また、PCで行うには、PS3のディスクドライブである『3k3y』と五感を持っているドライバーが必要です。お持ちでない方は、Amazon等で販売されていますので、そちらをお買い求めください。

なお、繰り返しますが『3k3y』との互換性があるものでなくてはいけませんので、よく確認をしてください。また、RPCS3公式サイトにも推奨ドライブがリストアップされていますので、それを購入すれば、まず問題はないでしょう。

公式サイト(クイックスタートガイド)
https://RPCS3.net/quickstart

それでは、吸い出しの流れを説明します。


【手順①】
①吸い上げに必要なソフト『ps3-disc-dumper』の公式サイトに行く。
https://github.com/13xforever/ps3-disc-dumper/releases/tag/v3.0.6
②下の方の「ps3-disc-dumper_win64_3.0.6-2.zip」をクリックし、ダウンロード。
③ドライバーをPCに接続し、ゲームディスクを挿入しておく。
④『ps3-disc-dumper』を起動する。設定画面が開くので、「Ouyput folder(保存先)」を「Browse(参照)」から指定し、「OK」を選択して吸い出しを始める。


これで吸い出し完了です。ps3-disc-dumperのフォルダ内に、「PS3_GAMEフォルダ」ができていることを確認してください。

なお、実機での吸い出しも可能ですが、実機を改造する必要があることからリスクが高く、少しでも設定に不備があると失敗してしまいます。そこで今回はPCでの吸い出し方法のみについて記載させていただきました。

ステップ2:起動の確認

公式サイトでは、多くのゲームでの動作確認結果がまとめられています。次の5つの段階で動作状況が示されていますので、これからプレイするゲームがどれくらいのものなのか、一度確認しておきましょう。

公式サイト https://RPCS3.net/compatibility

・Playable(再生可能):問題なくすべてのプレイが可能なゲームである
・Ingame(ゲーム内):一部のみプレイ可能なゲームである
・Intro(イントロ):起動し、メニュー画面までの動作が確認されているゲームである
・Loadable(ロード可能):起動はするが、まともに動作できないゲームである
・Nothing(なし):起動しないか、反応しないゲームである

それぞれの項目をクリックすると、ゲーム一覧が出てきますので、確認してください。

ステップ3:ゲームの起動

まず、RPCS3を起動します。左上に◎のマークがありますので、そこをクリックしてゲームを読み込みます。ファイルは、プレイするゲームの「PS3_GAME」を選択してください。

選択すると、ウィンドウがたくさん出てきますが、これは構成システムを表示している最中ですので、消そうとせず、そのまま待っていてください。

処理が終了すると、ゲームのスタート画面が起動するはずです。

ステップ4:ゲームのアップデート

更新プログラムの取得方法です。ゲームのシステムデータは、定期的に更新されます。PCでプレイしていくには、自身でアップデートデータをダウンロードする必要があります。

以下の手順で、ソフトを入手し、セットアップしていきましょう。


【手順】
①以下のリンクから、『PS3 Game Updater』のダウンロードページに行く。
https://www71.zippyshare.com/v/HQ7v4j0x/file.html
②右の「DOWNLOAD NOW」をクリックし、ダウンロードをする。
※どうやら、トロイの木馬としてウイルス判定されてしまうことがあるようです。Internet Explorerなど、他のブラウザでダウンロードするとうまくいくようです。
③ダウンロードが完了したら、ファイルを解凍して、アプリケーションを開く。
④WELCOMEメッセージが出るので「OK」をクリックし、フォルダーの選択画面で任意の場所を指定する。
⑤「Select Game To Update」という画面が出てくるので、一番上の「Single Game Folder」をクリック。「MyPS3GameUpdates」という新しいフォルダが作られていることと、その中に、ゲーム名の入った.pkgファイルがあることを確認してください。
⑥RPCS3を起動し、「File」→「Install.pkg」を選択し、先ほどの.pkgを選択。
⑦完了するとポップアップが出てくるので、「OK」をクリック。


これでアップデートが完了しました。

ステップ5:GPUの設定

RPCS3のGPUの設定(グラフィック設定)について、説明します。

RPCS3を起動し、「Configuration」→「GPU」の順に進むと、GPUのセッティング画面が開きます。その中の三つの項目についてご紹介します。

①Anisotropic Filtering(異方性フィルタリング)

ここで、ゲームのグラフィックについて、ゲームごとでの調整を入れるか、任意の指定でプレイするかを設定できます。

お勧めの設定は「×16」で、FPSゲーム等では特に、視認・確認がしやすくなり、非常に視覚的品質が向上するでしょう。

②Resolution Scale(解像度)

ここでは解像度に関する設定ができます。

パーセンテージでその設定を行いますが、100%がゲームの既定解像度であることを意味しています。200%で設定すれば、ネイティブの2倍の解像度に設定されます。ゲーム側の解像度や動作の具合を見て、数値の指定を行いましょう。

ちなみに、ディスプレイ側が表示できる解像度が高ければ、この設定で解像度を上げてしまえば、元々荒い画質のゲームもきれいなグラフィックで楽しむことができるでしょう。

③Resolution Scale Threshoid(解像度スケールしきい値)

この設定は、基本触れなくて大丈夫でしょう。解像度の設定とグラフィックの差があるときに、グラフィックの欠落が起こることがあり、それを修正するための開発者向けの設定です。グラフィックに大きな問題がなければ、そのままにしておきましょう。

ステップ6:4K出力設定

グラフィックを4Kにする設定方法です。

GPU設定を開いて、先ほどの③「Resolution Scale(解像度)」の項目の目盛りを「300%」に設定してください。これで、既定値の3倍、すなわち4Kとよばれる解像度の「3840×2160」になります。表示させるディスプレイが対応していれば、非常にきれいなグラフィックを楽しむことができるでしょう。

RPCS3をもっと楽しむために周辺機器を揃えよう!

そのままでも十分高機能なゲームを楽しめますが、もっと臨場感たっぷりに、またRPCS3をより楽しむために、周辺機器もそろえてみましょう。
元々高品質な状態になっていますので、それほどお高いものは必要ありませんが、ゲーム用のものを購入されるとさらに楽しくなると思います。

ヘッドフォンやコントローラーなど、いくつか揃えてみるのもおすすめです。

コントローラーやゲームパッド

コントローラーもゲームパッドも、USB、ワイヤレス対応となっているため、選択肢は広くなりますね。
コントローラーもゲームパッドも純正品にこだわりたいという方には、いくつかの純正品が販売されていますので、そちらを購入されるといいでしょう。
サードパーティー用でも問題ないといわれています。
コードの絡まりなどを気にせずプレイしたい人は、ワイヤレスもおすすめです。

また買うのはもったいない!自分が使い慣れているコントローラーがいいと思っている方は、USB端子に変換してくれるアダプターを購入しましょう。
PS3以外、PS4でも利用できるようになります。

ヘッドホン

PS3はイヤホンジャックがなかったので、残念ながらクリアなゲームの音をヘッドホンで楽しむことができませんでした。
RPCS3の場合、パソコンのジャックを利用できるため、ヘッドホンを使ってゲームのクリアな音質を楽しむことができます。

ノイズキャンセリング付きのヘッドフォンやコンパクトデザインでつけているのが気にならないタイプなどが人気のようです。
ゲームは長時間やりこむ人が多いので、耳に負担が少なくゲームの音に特化したヘッドホンを使えばなお臨場感たっぷりに楽しめそうです。

ゲーミングに特化した商品のほうが少々お値段も高くなりますが、それなりに高品質なのでゲーミング専門で作られたヘッドホンを購入してもいいと思います。

モニター

PS3でももちろん映像が美しいのですが、より美しい画質でゲームを楽しみたいということなら、モニターにもこだわりましょう。
最低限、1920×1080HDモニターが欲しいですね。

ちょっとこだわってゲーミングモニターにすると、発色が美しいほか、反応速度も高くなるのでおすすめです。
またお高くなりますが、4K対応モニターはさすが超高画質という映像を楽しめます。

もちろん純粋のゲームをやりこみたいという人は、それほど画質にこだわる必要もなく、元々画質がきれいなのでお高いモニターではなくお手持ちのもので対応するものがあれば十分です。

実際のプレイの様子とは?プレイ動画を紹介!

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