最後に、実際にRPCS3を用いてプレイしているプレイ動画がありましたので、そちらをご紹介します。
これからRPCS3の導入を考えている方、この記事を読んでRPCS3が気になってきている方は、ぜひこの動画を見て参考にしてみて下さい。
目次
動画1:東京ジャングル
こちらは、「TOKYO JUNGLE」というゲームのプレイ動画です。
サバイバルアクションゲームで、人類が消えた東京の街を舞台に、豊富な種類の動物から操作するキャラクターを選択し、生き残るためにサバイバルを行うゲームです。
グラフィックや操作性など、処理も比較的要求されるゲームであると思われますが、動画内では、ほぼ問題なく動作しています。
【動画概要】
投稿者:TAKOYAKI GAMES チャンネルはこちら
動画タイトル:【PlayStation3】RPCS3で東京ジャングルをテストプレイ【エミュレータ―】
ゲーム:TOKYO JUNGLE(SCE 2012)
ゲームジャンル:サバイバルアクション
動画2:Final Fantasy ⅩⅢ
こちらは、大人気ヒット作「FINAL FANTASY ⅩⅢ」のプレイ動画です。
このゲームに関しては、説明はもはや不要かもしれません。非常にグラフィックも要求されるゲームですが、動画内では特に問題なく、正常に動いています。
また、画面内でもスペックの表示がされていますので、そちらも参考にしてみて下さい。
この記事の冒頭で説明したスペックの要件のところでいうと、推奨スペック同等以上であると思います。
【動画概要】
投稿者:反動のゲームチャンネル チャンネルはこちら
動画タイトル:【RPCS3】FINAL FANTASY ⅩⅢ動作確認用【PS3エミュレータ】
ゲーム:ファイナルファンタジーⅩⅢ(スクエア・エニックス 2009)
ゲームジャンル:ロールプレイングゲーム(RPG)
動画3:CRスーパー海物語IN沖縄2
こちらはパチンコで有名な「海物語シリーズ」のPS3版として販売されたゲームです。
ストーリーやキャラクターの動作などはありませんが、ゲーム内の演出は非常に豪華に作られています。
そのため、ある程度の解像度やグラフィック性能がないと、画面がつぶれたようになってしまいます。
動画内でどれだけ動作しているか、確認してください。
動画概要欄には動作環境も記載されています。
【動画概要】
投稿者:BLADE チャンネルはこちら
動画タイトル:(PS3エミュ)CRスーパー海物語IN沖縄2SAHS(RPCS3)
ゲーム:CRスーパー海物語IN沖縄2(アイレムソフトウェア)
ゲームジャンル:パチンコ・スロットゲーム
動画4:Persona5
こちらも大人気ヒット作「ペルソナ5」です。発売が長く延期されていた、人気作シリーズの5作目で、ゲーム内でやれることがとても多く、キャラクターデザインの副島氏の描くキャラクターも人気の理由の一つです。
プレイ動画でも、ゲームのグラフィックの流動性や発色のよさがきちんと出ており、問題は感じられませんでした。
【動画概要】
投稿者:BrandyKoopa チャンネルはこちら
動画タイトル:RPCS3 0.0.9-Persona 5-60fps(i7-6700+GTX 970)
ゲーム:ペルソナ5(アトラス 2016)
ゲームジャンル:ロールプレイングゲーム(PRG)
RPCS3の使うリスクや危険性
ではRPCS3の使うリスクや危険性をご紹介します。
①ウイルスやハッキングの危険性
まずはウイルスやハッキングの危険性です。
Webサイト自体に問題が無くても、ダウンロードしたファイルやフォルダにウイルスが仕込まれている可能性があります。
そのため、ウイルスやハッキングの危険性はエミュレータ利用時に懸念すべき点です。
代表的なものとしてandroidエミュのNOXがあります。
androidエミュのNOXは勝手にゲームがインストールされるようになっており、ウイルスの危険性がSNS上で一時期話題になりました。
結果的に、androidエミュのNOXにウイルスはありませんが勝手にインストールされるようにプログラムできるようになっています。
そのためウイルスも勝手にインストールされるようになってしまっているのが現状です。
エミュレータの作成者によってウイルスを自由に仕込むことができるようになっているので注意しましょう。
②エミュレータは違法の可能性
エミュレータの利用自体は違法ではなく全然合法です。
エミュレータは、普通に使う分には問題ありません。
しかし、著作権違反をしているエミュレータを利用してしまうと以下のようなトラブルとなる可能性が出てきます。
- 逮捕
- 賠償金の支払い
エミュレータではなく違法ダウンロードのジャンルに入ってしまうため犯罪者の前科が付いてしまうこともあるのです。
合法だと思ってインストールしたエミュレータが違法だったということもあるので、情報収集が重要です。
合法だと思っていたら違法だったというケースはエミュレータ業界ではよくある話として挙げられています。
エミュレータをインストールするまで合法か違法か、現段階では不明です。
そのため悪質なエミュレータ作成者が違法性を隠してエミュレータを配信している可能性も0ではありません。
警察はIPアドレスをたどって個人情報を特定することができるため、あなたの元へ警察が訪れるなんてこともあり得る話です。
エミュレータの違法利用は法律違反になってしまうことを頭に入れておきましょう。
③海外サイト利用の危険性
日本のサイトを利用して問題がなければ、海外サイトだって問題ないだろうと考えがちですが、海外には「ネットワークやパソコンなどに高い知識を持ったハッカー」が多数存在しています。
ハッカーが拠点としている国を見てみると、日本はトップ10入りもしていません。
- 1位 アメリカ
- 2位 インド
- 3位 ロシア
またハッキング行為を行う場合、海外サイトでは「英語」を利用するハッカーが多いのです。
うろ覚えの英語でサイトを利用すると、ハッキングやフィッシングなどのトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。
RPCS3を利用する際のトラブル対策
RPCS3を利用する際のトラブル対策として「ウイルス除去ソフトの利用」に加え、「VPN」の利用をおすすめします。
一般的にパソコンでインターネットを利用する場合、ウイルスソフトを導入する人は多いのですが、セキュリティ対策としてVPNを利用している人はそう多くないと思います。
VPNというのはオンライン情報を暗号化して自分の位置情報を隠すツールです。
インターネットが利用されると、各国に設置されているサーバーに一瞬で変更し、移動した先のIPアドレスを変更することができます。
自分の通信がどこから発信されているのか隠ぺいすることができるため、ハッキング被害にあうことがなくなるのです。
VPNを利用するメリット
- 海外限定の動画を利用できる
- ゲームの購入で「おま国」回避できる
(おま国が日本だった場合、ゲームを購入するとき高額になる) - 通信の高速化
- ハッキング対策
- フリーWi-Fiなど安全性の低いネットワークを利用しても安心
RPCS3以外のエミュレータ
ではRPCS3以外のエミュレータをご紹介します。
RPCS3以外のエミュレータについては以下の記事を参照してください。
iOSエミュレータ
Androidエミュレータ
以上の記事でRPCS3以外のエミュレータをご紹介していますので是非参考にしてみてください。
また記事でご紹介した以外にも以下のようなエミュレーターがあります。
ESX PS3 エミュレータ
ESX PS3 エミュレータは、軽量で使いやすく必要スペックもそれほど高くないため、利用したいと思っている方も多いと思います。
RPCS3ほどの知名度、普及率はありませんが、無料で利用でき画像の外観を改善するといったグラフィック拡張機能も持っているエミュレータです。
ESX PS3 エミュレータのPC最小スペック
- CPU:Intel 2.5 GHz / AMD SSE3
- GPU:Direct X 10 をサポートする AMD / NVIDIA、メモリ 1 GB 以上
- RAM:2GB
- OS:Windows 7 32 ビット / 64 ビット
ダウンロード APKCombo
RetroArch PS3 エミュレータ
RetroArch PS3 エミュレーターは、オープンソースに基づくエミュレータで、2つのバージョンを提供しています。
Stable または Nightlyという2つのバージョンがありますが、より安全な方を選ぶのであれば、Stableバージョンがいいでしょう。
またPS1、PS2、Wii U、Xboxといったほかのコンソールから多数のゲームを行うことも可能です。
スペックもそれほど高くありません。
RetroArch PS3 エミュレータのスペック
- CPU::Intel Pentium 4 / AMD SSE2
- GPU::OpenGL 2.x / Direct3D 11 をサポートする GPU
- メモリ:512MB
- OS::Windows 7 32 ビット / 64 ビット
ダウンロードは公式サイトのレトロアーチから行うことができます。
ダウンロード→ レトロアーチ
RPCS3の最新情報「AMD Zen5プロセッサに対応」
RPCS3は2024年8月4日にアップデートされ、バージョンv0.0.32-16742になりました。
今回のバージョンアップによって、「AMD Zen 5 CPU向けの互換性」がかなりアップしています。
実は一部ユーザーの中で早々に「Ryzen 9000 SKU」を手に入れ、これによってエミュレーターが不安定になるという点が報告されていたのです。
これについてすぐに対応したバージョンが、今回のv0.0.32-16742となります。
バージョンアップしたことでRPCS3は「Zen 5 CPU」を「Zen4]として扱う状態になっており、安定性が向上したのです。
性能自体はそのままですが、新しい世代のプロセッサでPS3のゲームを楽しむ際、問題なく利用できるようになりました。
RPCS3のトラブルシューティング
RPCS3について報告されているトラブルシューティングと対処法です。
動いていたゲームが起動後に動かなくなった
この場合キャッシュをクリアする作業が必要です。
通常は「$XDG_CACHE_HOME/rpcs3」にあり、削除しても問題ありません。
ログ・コンパイルしたシェーダーなど「再生成」できるものが入っているところです。
ただし削除すると次の起動が遅くなります。
システム全体のダークテーマでのトラブル
ダークテーマの環境設定を行っている場合、デフォルトテーマの利用で問題が出てくることがあります。
その場合「Config > GUI 」で別テーマを選択しましょう。
デバッグメニューの有効化
RPCS3がすべてのゲームに対応できるわけではないため、回避策を理解しておく必要があります。
デフォルトのすべての表示設定がグリッチやバグに役立つことはありません。
重要な設定についてはデバッグメニューで行いましょう。
デバッグニューを有効にする方法はこちらに掲載されています。→ RPCS3 FAQ
シェーダーを完全にコンパイルする際時間がかかる
この場合以下のように設定しましょう。
「Config > GPU で Shader Mode を Async with Shader Interpreter」
まとめ
RPCSの導入方法や操作方法、それに必要なソフトの導入方法やセットアップなどを紹介しました。
PS3のゲームをPCでプレイしたい人にとっては、非常に導入しやすく安定性も高い魅力的なソフトといえるでしょう。
また、PCでゲームを円滑にプレイするには、ある程度のスペックを備えたPCが必要となりますので、これを機に、検討してみるのも良いかもしれません。