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システムを復元すると元に戻ってしまう場合がある
上で紹介したような手順でせっかく所有権やアクセス権を変更しても、システムの復旧を行うことでその効果が切れて元に戻ってしまうことがあります。具体的にシステムファイルが元に戻ってしまう可能性のある操作は、①システムの復元を利用する②イメージファイルからOSを復元する③「sfc/scannow」の実行の３つです。これらの操作を行った後は、もう一度dⅡファイルを変更し直す必要が出てくるかもしれません。
Windowsが不具合を起こす・起動しなくなる危険性がある
「Trusted Installer」からの所有権・アクセス権の変更を行うとPCのセキュリティが弱くなったり、操作を間違えたときにWindowsが起動しなくなる可能性があります。このような不具合が起きる可能性に備えて、システムのバックアップを取るなどして万が一の場合の備えを行ってから自己責任で実施してください。
TrunstedInstallerが重いときは停止・無効化させても大丈夫？
「Trusted Installer」が重くて停止・無効化させたいと思うことがあります。Windowsの操作が突然遅くなって、タスクマネージャーを起動して見てみるとTrusted InstallerがCPUの使用率が非常に高いことがあるからです。しかし、冒頭にも紹介したように「Trusted Installer」は削除や変更されては困るファイルを保護している重要な役割を担うシステムです。そのような重要なシステムを停止や無効化するのは危険が伴います。そのため、停止や無効化はむやみにせず、「Trusted Installer」の処理が終了するのを待つのが安心です。
停止や無効化は危険
パソコンで作業中に動作が重くなり「Trusted Installer」を停止させたくなっても、手動で停止させるのはやめておいた方がいいです。「Trusted Installer」が重いときには、Windows Updateの更新プログラムの適用やWindows Update適用後の残存ファイルのクリーンアップが行われています。そのため、動作自体は怪しいものでは全くありませんし、必要な動作がおわれば自動的に終了されるはずです。クリーンアップ中にもしも強制終了させてしまうと、Windowsに不具合が発生してパソコンが重いどころか使えなくなってしまう可能性もあります。そのため、「Trusted Installer」の処理が終了するのを待つようにしましょう。
TrunstedInstallerの処理が終了するのを待つのが安心
上記で説明した通り、「Trusted Installer」が動作しているというのは「Trusted Installer」がしなければいけない処理があるということです。また、「Trusted Installer」の高い権限からも分かるとおりその処理は非常に重要なものです。大抵はWindows Updateに関する処理で処理が終了されれば自然に動作は終了します。処理が終了されればタスクマネージャーのCPUを高く占有することもなくパソコンの動作の遅さも解決されますので、「Trusted Installer」の処理が終了するのを待ちましょう。パソコンの不具合を防いで安心に使うためにも「Trusted Installer」の処理の終了を待つのがいいです。
まとめ
「TrustedInstaller」はWindowsのシステムにおいて一番上の権限を持って重要なファイルを変更・削除から保護していて、ファイルに変更・削除を加えるときにアクセス権の変更が必要なことがわかりました。どうしてもの場合には慎重に行ってください。