皆さんは「はじめての百人一首」というアプリをご存じでしょうか?「ちはやふる」でも注目を浴びた小倉百人一首。その入門編として開発された、子供から大人まで楽しめるアプリゲームです。今回はこの「はじめての百人一首」を詳しく解説します。
イラストと解説で理解を深める!百人一首入門アプリ「はじめての百人一首」
「はじめての百人一首」は、初心者でも気軽に楽しく百人一首に親しむことができるアプリゲームです。幻冬舎から発売されているロングセラーカルタ「はじめての百人一首」を、さらにスマートホンやタブレットで楽しんでいただけるように、と企画されました。
アプリ「はじめての百人一首」は、百人一首の中でも入門編として、最初に覚えたい有名な歌や季節の歌を、歌人・天野慶氏が30首厳選し収録されています。そして、イラストと分かりやすい解説も大きな特徴です。
「カルタとりであそぶ(絵合わせカルタ取りゲーム)」や「下の句はどれかな?(歌の空欄を埋めるゲーム)」のような遊び方もできます。初心者がゲーム感覚で、気軽に百人一首に親しめるような構成です。
また現在コロナ禍においては、実際のカルタでの対戦がしづらい状況になっています。このアプリには読み上げ音声が付いていますので、一人で練習することができるのもアプリならではの、魅力と言えるでしょう。
小学生から大人まで分かりやすい解説!
上の画像を見ていただくとお分かりいただけるのですが、小学生から大人まで、誰にでも分かりやすい解説が付いています。天野氏は、このアプリのタイトル通り、初めて百人一首に触れるユーザーを想定して制作。どなたでも楽しんでもらえるように、様々な工夫と心使いをされています。札の表記に関しても、すべてひらがなで、現代仮名遣いになっています。
解説に関しては、平安時代の歌が中心なため、難しい言葉を使わず構成するのに苦労されたそうです。特に恋の歌は、ドロドロしたような表現を避け、小学生でもイメージできるような爽やかな印象の解説になっています。
イラストで覚えやすい!
イラストでとても覚えやすいのも、このアプリのポイントです。制作の際には、このイラストに関しても、様々な工夫がされています。まず幅広い年齢の方に、楽しんでいただけるようなイラストのタッチ。頭身のバランスや、可愛らし過ぎないイメージを模索されたそうです。そして平安時代の女房装束、烏帽子の形などの表現。たくさんの資料を集めて、より正確に描くように、何度もチェックを繰り返し出来上がりました。これも、子供たちが間違えて覚えないよう、細心の注意を払ってのことだそうです。
まとめ
今回は、アプリ「はじめての百人一首」をご紹介しました。今後の続編や追加機能として、100首収録バージョンの制作と、百人一首だけでなく、短歌にも親しんでもらえるアプリ、という目標をお持ちだそうです。今後の展開も楽しみですね。