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ブラウザの広告をブロックする「Adblock」の危険性と使い方

2022年9月16日

広告ブロッカーの代名詞と言っても過言ではないのが「Adblcok」。無料で使えるブラウザの拡張機能やスマホアプリでリリースされているので非常に人気です。

この記事では、Adblockの危険性や使う際の注意点、メリットなどをご紹介します。

Adblockとはウェブブラウザ上の広告をブロックするアプリや拡張機能

「Adblock」とは広告をブロックしてくれるウェブブラウザ拡張機能兼スマホアプリです。

ブラウザの拡張機能として「Adblock」をインストールすることもできますし、スマホアプリとして「Adblock」をインストールすることもできます。

2000年代初期に開発されており、現在は「Adblock Plus」も提供されています。

ちなみに、「Adblock」でブロックできるブラウザは以下の通りです。

  • Mozilla Firefox
  • Google Chrome
  • Safari
  • Opera
  • Internet Explorer
  • Vivaldi

YouTubeに関しては「Adblock」ではなく別のアプリを開発中で、開発ができればYouTubePremiumに加入しなくても広告をブロックできるようになります。

現在はAdblock Plusが主流

2022年現在、「Adblock」ではなく「Adblock Plus」が主流になっています。

「Adblock Plus」はその名の通り「Adblock」が進化したアプリで、広告ブロックアプリの中でも高い人気を誇っています。

「Adblock Plus」が対応しているブラウザは以下の通りです。

  • Firefox
  • Google Chrome
  • Internet Explorer
  • Safari
  • Opera

現在「Adblock Plus」を利用しているユーザはGoogle ChromeとFirefoxの2つのブラウザだけでも1,000万人を超えているという圧倒的人気を誇っています。

これに+してYouTube専用の「Adblock Plus」も提供されており、YouTube広告をブロックできるようになっています。

Adblockの危険性・安全性

「Adblock」を使えば煩わしい広告をブロックすることができます。

しかし、ネット上には「Adblock」の危険性を危惧する声が後を絶たず、安全なツールだと100%断言することは難しい現状があります。

では、「Adblock」の危険性と安全性についてみていきましょう。

脆弱性を指摘された過去

実は「Adblock」は2019年にフィルターオプションに危険性・脆弱性が指摘されています。

このフィルターオプションに危険性・脆弱性が指摘されてしまうと、プログラム内コードが第三者の手によって書き換えられてしまう可能性があるということを意味します。

「Adblock」が開発したコードをぐちゃぐちゃにされてしまう危険性があるのです。

さらに、「Adblock」のコードを書き換えることでユーザーへの攻撃が可能になってしまい、最悪のケースだと個人情報の漏えいやハッキングなどの恐れがありました。

この危険性・脆弱性が指摘された直後に「Adblock」はその危険性に対応しましたが、過去に一度だけ「Adblock」はとんでもないミスを犯していることを覚えておきましょう。

ちなみに、2022年現在まで大きなミスはありません。

ブラウザ上の全データへのアクセス権限が必要に

もう1つの危険性は、「Adblock」を利用する際にWebサイト上の全てのデータへのアクセス権限を付与しなければならないことが挙げられます。

そもそも「Adblock」は広告をブロックしてくれるアプリのため、いったんWeb上にあるデータを取り込んで広告をブロックする仕組みを構築する流れになっています。

しかし、「全てのデータ」を「Adblock」へ手渡してしまうのに抵抗があるという方も多いようですし、ここでいう「全てのデータ」というのは以下のデータも含まれています。

  • メールアドレス
  • パスワード
  • クレジットカード情報

これらの情報を「Adblock」の開発元は自由に閲覧できる状態になっているというのは危険性を感じざるを得ません。

もちろん、「Adblock」だけでなく他のアプリや拡張機能でも「全てのデータを付与」という条件が設けられている場合がありますが、危険性を疑うべきでしょう。

TwitterやGoogleなどで検索をしてみて、少しでも危険性を感じたらそのアプリの利用をやめるべきです。

ちなみに、「Adblock」は信頼できる会社ということもあり利用者が多いのですが、万が一のことを考えると安全性が高いとは言い切れません。

Adblockのメリット

危険性こそありますが、「Adblock」には様々なメリットがあります。

「Adblock」のメリットについてみていきましょう。

広告の削除

「Adblock」は広告をブロックするために開発されたアプリです。

そのため、「Adblock」をインストールすることで広告が表示されなくなり、かなりスムーズにブラウジングやアプリを利用できるようになります。

間違えて変な広告をクリックしてしまう恐れもなくなります。

ブラウザの読み込み速度の向上

普段、広告のデータをダウンロードしてページを表示しているため「Adblock」をインストールすることでブラウザの読み込み速度が向上することがあります。

目に見えていないだけで広告はたくさん掲載されているため、直感で読み込み速度が向上したと感じることができるかもしれません。

通信データ容量の節約

広告を表示させるには、データを通信するのでが潜在的にデータ量が消費されます。

その広告を「Adblock」でブロックすることにより、通信データ容量を節約することができます。

「Adblock」をインストールするのに通信データ容量がかかりますが、広告ブロックによる効果は絶大です。

フリーソフト

「Adblock」は無料ソフトです。

広告ブロックアプリの多くは課金制となっており、無料で利用することはできません。

ただ、「Adblock」は完全無料で気軽にインストールすることができます。

Adblockのインストール方法

では実際に「Adblock」をインストールしていきましょう。

危険性を危惧している方はネットで「Adblock」の危険性について調べておいてください。

chromeでのAdblockインストール方法

chromeでのAdblockインストール方法は以下の通りです。

  1. GoogleChromeを開く
  2. 検索窓に「Adblock」と入力する
  3. 拡張機能画面より「Chromeに追加」をクリック
  4. 「「Adblock Plus-free ad blocker」を追加しますか?」→「拡張機能を追加」をクリック
  5. 「インストールが完了しました」と表示される

FirefoxでのAdblockのインストール方法

FirefoxでのAdblockのインストール方法は以下の通りです。

  1. Firefoxを開く
  2. 検索窓に「Adblock」と入力する
  3. 「Adblock/Adblock Plus」を開く
  4. 「Firefoxへ追加」→「「Adblock Plus-free ad blocker」を追加しますか?あなたの許可が必要です」→「追加」をクリック
  5. 「インストールが完了しました」と表示される

でOKです。

Adblock for YouTubeのインストール方法

Adblock for YouTubeのインストール方法は、

  1. GoogleChromeを開く
  2. 検索窓に「Adblock for YouTube」と入力する
  3. 拡張機能画面より「Chromeに追加」をクリック
  4. 「結構です。Adblock for YouTubeのダウンロードを続行しますか」→「「YouTubeのAdblock」を追加しますか?」→「拡張機能を追加」をクリック
  5. 「インストールが完了しました」と表示される

Avast Free Antivirusのダウンロードに注意

先ほどのYouTube版Adblockのインストールの最中に「Avast Free Antivirus」というツールをインストールする画面が表示されることがあります。

こちらはAdblockとは全く関係のないソフトとなっており、「Avast Free Antivirus」は危険性も指摘されていますので「Download now」というボタンをクリックしないようにしてください。

ちなみに、「Avast Free Antivirus」に限らずセキュリティソフトを1つのPCに2つ以上インストールするとお互いが干渉しあってうまく動作しなくなる可能性があります。

Avast Free Antivirus」をインストールするのであれば「Adblock」をインストールしてはいけません。

Adblockを使用する際の注意点

「Adblock」はインストールするだけで広告をブロックしてくれます。

しかし、「Adblock」にはいくつか使用する際の注意点がありますので解説しておきます。

閲覧するサイトによっては正常作動しなくなることも

「Adblock」をインストールすることでWebサイトがうまく動作しなくなる可能性があります。

例えば、

  • ショッピングカート機能
  • 予約機能

などに不具合が出る危険性が指摘されており、それが理由で「Adblock」を利用していないというユーザーも数多く存在しています。

よく不具合が発生するのが通販サイトですので、「Adblock」を利用する方は通販サイトの利用で不具合が出る危険性を知っておく必要があります。

広告とは関係ない画像がブロックされることも

「Adblock」をインストールすると、広告に関係のない画像や動画がうまく表示されなくなる可能性があります。

これは「Adblock」の大きな障壁とも言えるもので、「Adblock」が画像や動画を広告だと間違って認識していることが原因としてが挙げられます。

画像や動画が大量に表示されているページで「Adblock」が誤作動してしまうと、ほとんどのコンテンツを見ることができなくなることも。

あまりに画像や動画がブロックされる場合は、いったん「Adblock」をアンインストールしてみるのも方法の1つです。

広告をブロックする範囲の指定は不可

「Adblock」をインストールすれば特定の広告だけブロックできるというわけではありません。

「Adblock」のシステム上ブロックできる範囲は決まっており、自分でそれを変更することができないためどの広告がブロックされているのかを判断することができません。

シークレットモードでは利用できない

ブラウジングを行う際に、個人情報の流出が不安な方や、履歴を残したくない方の場合、シークレットモードを使うことで簡単に解決します。

ただ、Adblockはシークレットモードでブラウザを起動した状態だと拡張機能は基本的には利用することはできません。

過去にはシークレットモードでも利用できた自体がありましたが、現状のバージョンではできないので理解しておきましょう。

アプリの広告再生ボーナスをもらえない可能性がある

現在多くのアプリでは、広告を再生することでさまざまなボーナスを得られる仕組みがあります。

ゲームアプリの場合は、ゲームを遊ぶためのポイントやガチャなどのボーナス、漫画アプリの場合は、漫画を読むためのポイントなどを獲得できます。

iPhoneやスマホにAdblockをインストールしていると、そのボーナスを得られる広告の再生が正しくされずに得られなくなる可能性があります。

デバイスの再起動などでも改善されない場合は、広告ブロッカーが影響しているので削除するなどして対処しましょう。

広告ブロックにはモラル的な観点からの批判も

非常に便利な「Adblock」ですが、一部でモラル的観点からやめてほしいという声も上がっています。

というのも、Webサイト運営者は広告収益を主な収益としていますので、「Adblock」により広告が表示されなくなると一気に収益が落ちてしまうことになります。

また、動画の配信者側はコンテンツを無料で提供しているのに広告を無理やりブロックするのはおかしい!という主張も出ています。

「Adblock」の使用を取りやめるような意見を発信している配信者もいることは理解しておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?Adblockは無料の動画配信サイトなど動画中に再生される広告も非表示にすることができるので非常に便利な機能です。

ただ、近年では大きなトラブルは発生しているような話は出ていませんが、少なからず危険性があるのが現状です。

安全性を担保した上で広告をブロックするには、有料の広告ブロッカーを導入する必要があるので、どうしても無料で使いたいなら危険性には触れないように注意して使うことをおすすめします。