Bluetooth接続のマウスは、ケーブルの取り回しも不要で使い勝手がよいのが特徴。しかし、突然、Bluetooth接続のマウスが動かないという事態になって焦った経験があるかもしれません。マウスが動かなくてはWindowsも操作できずお手上げです。ここでは、そうした場合の対処法を説明していきます。
目次
WindowsでBluetooth接続マウスが動かない時の手順
WindowsでBluetooth接続のマウスが動かなくなった時は、焦らずに、可能性のある原因を追究し、その対応策を施すことが必要です。ただし、原因追及は、可能性の高いものや確認が簡単なものを優先して調べると効率的です。
以下では、チェックすべき事項を説明します。
【手順1】マウスの状態を確認
Bluetooth接続マウスが動かないときは、まずは、マウス本体の状態を確認しましょう。
Bluetooth接続マウスは、有線マウスとは異なり電池などの電源を必要としますし、長い間使っていれば汚れや故障が発生する確率も高くなってきます。
これらの事項をまず確認しましょう。
電池の確認
Bluetooth接続マウスの電池の寿命は、おおむね、1~2年程度です。マウスの裏のLEDランプが消えたり、薄くなっていれば、電池切れを疑いましょう。
LEDランプが点灯していても電池切れ直前では電圧が安定せず、思うように動かないこともあり得ます。
汚れや故障
裏面やボタン部分が汚れてたり、ホコリがたまると、マウスの動きをスムーズに検知できなくなるなど、動かない原因となる可能性もあります。
マウスの清掃には、水は使えませんので、布で拭いたり、目詰まりを取り除いたりしてキレイにし、動かないことがないことを確認してみてください。
また、Bluetooth接続マウスもメカですから、部品などが故障して動かなくなった可能性もあります。例えば、電池を交換してもLEDランプが点灯しない場合などは故障を疑いましょう。
初期不良の保証期間中であれば、メーカーに問い合わせて交換してもらえる場合もあります。
【手順2】Windowsの機内モード設定の確認(ノートPCのみ)
スマホやノートPCなどのモバイルデバイスは航空機内では無線の使用を禁じられており、電源を切る代わりに機内モードに設定して利用されている方も多いと思います。
ノートPCを機内モードに設定していると、Bluetooth接続マウスはノートPC本体のBluetooth受信部と通信ができず動かない状態となります。
機内モードがONに設定されている場合は、OFFにすることで動かない状況を解消できます。
【手順3】現在起動中のアプリを順に終了させてみる
CPUを100%近く占有するような高負荷のアプリが動いていると、Bluetooth接続マウスを操作すると動作が鈍くなり、動かないあるいは動かなくなったと感じられることもあります。
マウスに限らず、画面の動きがカクつくようであれば、高負荷なアプリが動いている可能性があります。
この場合は、タスクマネージャーなどを参考に、一旦、高負荷なアプリを終了させてみるとよいでしょう。
【手順4】Windows設定でBluetoothの省電力モードの解除
https://www.sanwa.co.jp/support/bt-mouse/index.html
Bluetoothの設定で省電力モードがONになっている場合、しばらく、Bluetoothマウスを使わなか場合などに、Bluetoothマウスが動かなくなることもあり得ます。
Bluetoothマウスが突然動かなった場合は、デバイスマネージャなどから、Bluetoothの省電力モードがONになっていないかを確認し、ONの場合はOFFに設定し直しましょう。
【手順5】改めてペアリングしてみる
Bluetooth接続マウスは、BluetoothでペアリングすることでPCと接続しています。
長い間ペアリングしていると、ペアリングの状態が正常な状態を保てなくなり、それが原因でマウスが動かない状態になることがあります。この場合は、一旦ぺリングを解除して、再度ペアリングし直すことで、状態を正常に戻し、マウスの動かない状況を改善することができる場合があります。