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pixivでアカウントを複数持つ方法と安全に切り替えるテクニック

pixivで複数のアカウントを持つことは、作品の種類や目的ごとにアカウントを使い分けるために便利な手段です。例えば、イラストを投稿するアカウントと、小説を読む専用のアカウントを分けることで、活動を整理しやすくなります。

しかし、pixivでのアカウントの運用には安全性や切り替え方法に注意が必要です。この記事では、pixivで複数のアカウントを持つ際の具体的な手順や安全にアカウントを切り替えるためのテクニックをご紹介します。

pixivでアカウントを複数作成する理由とは?

pixivでアカウントを複数作成する理由は、ユーザーの活動内容や目的によってさまざまです。多くのユーザーは、創作活動のジャンルやプライベートと仕事の区別を明確にするために複数のアカウントを使い分けています。

また、アカウント停止時のバックアップや、趣味専用のアカウントを作成するなどの理由もあります。それぞれの目的に応じてアカウントを使い分けることで、より効率的かつ快適な利用が可能です。

作品のジャンル分け

pixivで複数アカウントを作成する理由のひとつに、作品のジャンル分けがあります。これは、異なるジャンルの作品を明確に区別し、ジャンルごとに異なる読者層にアプローチするためです。

たとえば、イラストと小説、R18作品と健全作品など、ジャンルが大きく異なる場合、同じアカウントに投稿するとフォロワーに混乱を招く可能性があります。そのため、ジャンルごとにアカウントを分けることで、作品の公開範囲や対象読者を効果的に管理可能です。

さらに、ジャンルごとにアカウントを分けることで、より専門的な活動を行いやすくなり、一次創作や二次創作など活動の幅が広がるメリットもあります。

プライベートと仕事の線引き

プライベートな趣味や個人的な創作活動を、仕事として公開する作品やクライアントとのプロジェクトに分けることで、両方の活動を円滑に進められます。プライベートアカウントでは、フォロワーや友人との気軽なやり取りや趣味の投稿を楽しむ一方で、仕事用のアカウントではプロフェッショナルな作品を発信し、クライアントやコラボレーターとスムーズなコミュニケーションを図れます。

このようなアカウントの使い分けは、フォロワー層や目的に応じたコンテンツの提供を行うためにも効果的です。

アカウント停止時のバックアップ目的

メインアカウントが規約違反や誤認で停止された場合に備えて、別のアカウントを保険として用意しておくユーザーも多いようです。アカウントが停止される理由は、著作権侵害や不正行為などが含まれますが、ユーザーの意図に関係なく誤って停止されることもあるため、予防措置としてバックアップアカウントを持つユーザーがいます。

バックアップアカウントがあることで、万が一メインアカウントが停止された場合でも、投稿やフォロワーとのやり取りを継続でき、pixiv上での活動が完全に途絶えるのを防げます。

ただし、このようなアカウントは不正利用を目的とせず、正当な利用方法に従う必要があります​。複数アカウントの管理には慎重さが求められ、規約違反に注意しながら適切に運用することが大切です。

【pixiv】複数アカウントの気になる疑問

出典:pixiv公式(https://www.pixiv.net/)

pixivで複数のアカウントを作成することができるか、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。pixivで複数のアカウントを作成することは可能です。

しかし、pixivの利用規約に違反しない限りという条件があり、荒らし行為や自作自演などの目的で複数アカウントを使用すると規約違反となる可能性があります。具体的には、異なるメールアドレスを使用することで、pixiv上で複数アカウントの作成が可能です。

たとえば、イラストと小説を分けて投稿したい場合や、創作活動用と閲覧専用にアカウントを使い分ける場合などが一般的です​。pixivでの複数アカウントの作成は技術的に可能ですが、その利用方法に注意し、pixivの規約に従って適切に運用する必要があります。

pixivでアカウントを複数作成する手順

pixivで複数のアカウントを作成する手順は比較的シンプルですが、pixivの利用規約を遵守することが重要です。以下は、複数アカウントを作成するための具体的な手順なので、参考にして作業を進めてください。

  1. 新規アカウント作成の準備:pixivのアカウント作成には異なるメールアドレスが必要です。複数のアカウントを作成したい場合、アカウントごとに異なるメールアドレスを準備しましょう​。
  2. アカウント作成画面にアクセス:pixivのトップページから「アカウントを作成」をクリックし、新規登録画面に進みます。次に、「メールアドレス」、「パスワード」、「ニックネーム」、「生年月日」などを入力し、「私はロボットではありません」にチェックを入れて「登録」を完了させてください。
  3. アカウントの確認とメール認証:登録時に指定したメールアドレスに確認メールが送信されるので、メール内のリンクをクリックしてアカウントを有効化します。
  4. 複数アカウントの管理方法:アカウントごとにログインし直すのは手間になるので、ブラウザを使い分けるか、PCとスマホを使い分けることでスムーズにアカウントを切り替えられます。

pixivで複数のアカウントを作成するには、この手順を複数回行うことで作成可能です。同一のメールアドレスやブラウザを利用しての作成はできないので、必ずアカウントを切り替えるか、スマホやPCなど使い分けてアカウント登録するようにしましょう。

同一IPではアカウントを作成できない場合もあるので、VPNを利用するなど対策しておきましょう。

pixivの複数アカウントを安全に切り替える方法

pixivで複数アカウントを安全に切り替えるための方法について、いくつかの実践的な手段があります。特に複数のデバイスやブラウザを活用する方法が有効です。

  • ブラウザを使い分ける方法:複数のpixivアカウントを持っている場合、異なるブラウザでアカウントを使い分けることが便利です。たとえば、FirefoxにアカウントAでログインし、Google ChromeにはアカウントBをログインさせると、ブラウザを切り替えるだけで簡単にアカウントを切り替えられます。
    ブラウザはIDとパスワードを記憶する機能があるため、都度ログインする手間を省くことが可能です。
  • デバイスごとにアカウントを分ける方法:PCとスマホでアカウントを分けるのも有効です。たとえば、PCでは作品投稿用のアカウントを使い、スマホでは閲覧専用のアカウントを使用することで、ログインやログアウトの手間を軽減し、スムーズに切り替えることができます​。
  • 2段階認証の設定:アカウントのセキュリティを高めるために、pixivでは2段階認証を導入しています。2段階認証を設定すると、ログイン時に追加の確認コードが必要となるため、複数アカウントを持つ際も安全に運用可能です。
    Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorといったアプリを使って設定ができるので利用してください。

これらの方法を活用することで、pixivの複数アカウントの管理が容易になり、セキュリティも強化されます。

pixivでアカウントを複数利用する際の注意点

pixivでアカウントを複数利用する際には、便利な一方で注意すべき点がいくつかあります。利用規約を遵守しながら適切に管理することが求められ、不正利用やアカウントの混乱を避けるための工夫が必要です。

特にアカウントの切り替えやセキュリティ管理は、複数アカウントの運用において重要な要素となります。ここでは、pixivの複数アカウントを利用する際の注意点について、紹介していきます。

利用規約に違反しない

pixivでは、アカウントの複数作成自体は認められていますが、不正な目的での利用は明確に禁止されています。たとえば、複数アカウントを使用して自作自演で作品を評価したり、他者を誹謗中傷する行為は規約違反です。

このような行為が発覚すると、アカウントの削除や停止の対象となるので注意しましょう。また、pixivの利用規約では、正当な理由がある場合に限り複数アカウントの作成を許可しています。

これは、作品のジャンル分けや、閲覧専用のアカウントなど、利用目的が明確である場合に適用されます。

アカウント管理の複雑化

pixivで複数のアカウントを作成すること自体は可能ですが、各アカウントを適切に管理するのは容易ではありません。たとえば、各アカウントに異なるメールアドレスやパスワードを設定する必要があるため、情報の整理が求められます。

また、アカウントの切り替え作業は手間がかかるので、複数のブラウザやデバイスを使い分けることが推奨されています。ブラウザごとにログイン情報を記録しておくことで、ログイン・ログアウトの手間を減らすことが可能です。

さらに、各アカウントでの活動内容を混同しないようにするため、適切な運用が重要です。たとえば、作品のジャンルごとや、閲覧専用アカウントと投稿用アカウントを分ける際には、それぞれの目的に応じた管理が求められます。

そうした工夫を行うことで、アカウントの混乱や誤操作を防げるので気を付けましょう。

pixivプレミアムのアカウントごとの管理

pixivプレミアムは、アカウントごとに独立しているため、複数のアカウントでプレミアム機能を利用したい場合、それぞれのアカウントに対して個別にプレミアム登録が必要です。そのため、たとえばAアカウントでプレミアム機能を使っていても、Bアカウントには適用されず、Bアカウントでプレミアム機能を利用したければ別途料金を支払う必要があります。

さらに、プレミアム登録時の料金は、クレジットカード決済やキャリア決済、PayPalなどの支払い方法が選択できますが、アカウントごとに支払いが発生するため、複数のアカウントを管理する際のコストにも注意が必要です。

アカウント停止のリスク

pixivは規約に違反する行為を厳しく取り締まっており、不正行為が発覚した場合、アカウント停止の対象となります。特に、自作自演による評価や、他者への攻撃を目的とした行為、または荒らし行為はpixivの利用規約違反に該当し、即座にアカウントが停止される可能性があります。

また、複数アカウントを持つこと自体は認められていますが、それが不正利用のためであると判断された場合には、アカウントの停止措置が取られるので覚えておきましょう。さらに、過去に投稿した作品が規約に違反していた場合も、事後的にアカウントが停止されることがあります。

違反が指摘された場合は、ガイドラインに従って作品の修正や削除を行い、pixiv運営に再審査を依頼することで、アカウントが復旧される場合もあります。

メールアドレスとパスワードの管理

pixivで複数アカウントを利用する際、メールアドレスとパスワードの管理は非常に重要です。各アカウントには異なるメールアドレスとパスワードを設定する必要があるため、これらの情報を適切に管理しないと、ログインやアカウント切り替えが難しくなる可能性があります。

メールアドレスの管理

pixivでは、アカウントごとに有効なメールアドレスを登録する必要があります。これは、パスワードを再設定する際にも必要となるため、使用できなくなったメールアドレスを登録しないことが大切です。

また、メールアドレスの変更や確認は、アカウント設定メニューから行うことが可能です​。

パスワードの管理

パスワードは、6文字以上の英数字と記号を組み合わせた強固なものにすることが推奨されており、不正アクセスのリスクを防ぐために、簡単に推測されるものは避けましょう​。また、複数アカウントを管理する際には、各パスワードを一元管理するために、パスワードマネージャーなどのツールを活用するのが効果的です。

おすすめのイラスト投稿サイト10選

最後に、pixiv以外におすすめのイラスト投稿サイトを10個紹介します。pixivの複数アカウントを運用するのもおすすめですが、他のイラスト投稿サイトを覗いて好みのクリエイターを探してみるのもおすすめです。

今回は10個のイラスト投稿サイトの特徴を紹介しますが、他にもたくさんのイラスト投稿サイトがあります。ご自身でも色々と探してみてください。

イラスト投稿サイト①GALLERIA

pixivに並ぶ人気のイラスト投稿サイト「GALLERIA」。Twitterのようなフォロー・フォロワーのようなゆるい繋がりで利用できるのが特徴です。閲覧するだけなら会員登録の必要もないのもおすすめポイントです。

相互フォローしているユーザー向けの限定公開の機能もあるので、好きなクリエイターが見つかったら相互フォローできるように動いてみるのもおすすめです。

イラスト投稿サイト②Art Station

ゲーム開発会社であるEpic Gamesが運営する「Art Station」。海外のサイトで、日本語の利用ができないのはデメリットですが、Google翻訳を使えば使えないことはないので安心して利用できます。

海外向けのリアル志向のイラストが多く投稿されているのも特徴です。Art Stationは、アダルト作品が投稿できないので注意が必要です。

イラスト投稿サイト③PictBLand

BL作品に特化したイラスト投稿サイト「PictBLand」。冷やかし防止のため、会員にならないと閲覧すらすることができないのが特徴です。ただ、逆を返せば、同じ趣味嗜好を持ったユーザー同士が交流を持てるのでBL好きなら安心して利用できます。

イラスト投稿サイト④手書きブログ

イラストだけでなくコメントも全て手書きになる「手書きブログ」。ソフトやアプリを使わずに、ブラウザ上で手書きができるイラスト投稿サイトです。

手書きをしないといけないという少し手間がかかるからなのか、悪意を持ったコメントが少なく人の温かみに触れられるようなイラスト投稿サイトです。

イラスト投稿サイト⑤ニコニコ静画

日本発の老舗の動画投稿サイトのニコニコ動画のイラスト版のサイトが「ニコニコ静画」。ニコニコ動画のユーザーには親和性の高いイラスト投稿サイトです。ニコニコ動画でも人気のカテゴリーの、ボカロや艦これ、東方などがあるのも特徴です。

イラスト投稿サイト⑥TINAMI

イラストだけでなく漫画や小説、モデル、コスプレなどを投稿できるのが「TINAMI」。1996年から稼働しているサイトで、元々はアニメ・漫画系のクリエイター総合情報サイトとして始動しました。

イラスト投稿サイト⑦ILLUSTDAYS

ポートフォリオに特化したイラスト投稿サイトが「ILLUSTDAYS」。自分の作成したイラストをアトリエに並べて企業などにも紹介することができるのが特徴です。

イラスト投稿サイト⑧ポイピク

手軽にイラストを投稿することができるのが「ポイピク」。フォロワーにフォローされてもわからないような仕組みになっているので、フォロワーを気にすることなく気軽にイラストを投稿することができます。

交流ではなくとにかくイラストを描いて誰かに見てほしいと感じているクリエイターにはおすすめのサイトです。

イラスト投稿サイト⑨Fantasfic

イラストの他にも小説や動画なども投稿できるのが「Fantasfic」。サークルを作ることで、複数のクリエイターが作品を投稿したり管理することができるのが特徴です。月額制のファンクラブの作成も可能ですが、ユーザー数が多くないのが玉に瑕です。

イラスト投稿サイト⑩Tumblr

ブログやミニブログ、ソーシャルブックマークを総合したサイトが「Thmblr」。イラストに特化したサイトではありませんが、イラストを投稿しているクリエイターも多数いるのが特徴です。

まとめ

pixivで複数のアカウントを安全に管理することは、作品のジャンルや用途ごとに活動を分ける際に非常に役立ちます。ブラウザやデバイスを使い分けることで、簡単にアカウントを切り替えできるため、用途に合わせたアカウント管理が可能です。

また、セキュリティ面では、2段階認証の設定や強固なパスワード管理を徹底し、アカウントの不正アクセスを防ぐことが重要です。今後もpixivの利用規約やセキュリティ対策の変化に注意を払い、安全なアカウント運用を心がけましょう。