Apple Musicでは、アプリ内でダウンロードした曲だけでなく、iCloudに同期した曲も聴くことが可能です。
Spotifyなど他の音楽サービスでは、アプリ内でダウンロードした曲しか聴けませんが、Apple Musicなら、CDから取り込んだ楽曲や、ダウンロードできない曲も聴くことができます。
目次
AppleMusic ファミリープランのデメリット
便利でお得な一方で、Apple Musicファミリープランにはデメリットといえるものもあります。主なものを3つ紹介します。
- アプリや位置情報が共有されてしまう
- 各プランの無料トライアルが使えない
- 有料コンテンツの請求が全て管理者宛てになってしまう
それぞれ詳しく解説します。
【デメリット】①知られたくない情報まで共有されてしまう
Apple Musicの「ファミリープラン」は、ファミリー共有を使った機能(のひとつ)です。
ファミリー共有をオンにすると、音楽以外のデータや情報も共有できます。グループ内の人それぞれの位置情報や、アプリの利用状況などです。
しかし、これではプライバシー、つまり「知られたくない情報」まで共有てしまうことになりかねません。
ただし、共有の範囲は設定で変えることができますので、プライバシーがが気になる人は、設定を忘れずに。
購入した音楽以外のコンテンツまで共有される
ファミリー共有でシェアされるのは、音楽以外に以下のようなコンテンツやデータがあります。
- アプリや音楽などの購入コンテンツ
- サブスクリプションやストレージプラン
- フォトアルバム、カレンダー、リマインダー
- 位置情報
- インストールしたアプリ一覧
何を共有する(しない)は設定でカスタマイズ可能です。
位置情報やインストールしたアプリの一覧を家族などに見られたくない場合は、これらの共有はオフに設定しましょう。
【デメリット】②各プランの無料トライアル期間が使えない
AppleMusicを使い始めると、各種サービスの「トライアル期間」つまり無料お試し期間の対象からは外れることになります。
Apple Musicの使用を始めると、他のプランの無料トライアルは利用できません。トライアルが使えると勘違いして予想外のお金を払ってしまわないように注意しましょう。
【デメリット】③有料コンテンツの支払い請求が全て管理者に行く
App Storeで使った有料コンテンツの請求は、全てファミリーオーガナイザー(親などのアカウント)に行くことになります。有料アプリを購入した時や、アプリ内課金の請求も同様です。
このため、生計を同一としている場合にはあまり問題がないかもしれませんが、そうでない場合には合意を得ておきましょう。
またアプリ課金がバレることにも繋がるので、イヤな人は気をつけて利用しましょう。ただし、これも共有されているアプリに限るので、該当アプリの共有を「オフ」にすれば請求は個々人に設定できます。
ストアクレジットが残っていれば個々での支払いが可能
iTunesギフトカードなどでアカウントごとにストアクレジットが残っている場合は、残っているストアクレジットが優先して消費されます。
これは実質的には、個人での支払いです。ただし、支払いの内容はファミリーオーガナイザーにメールで知らされます。
ファミリー共有の設定方法
ファミリー共有の設定は以下の手順で行います。
1. iPhone、iPadなどで、「設定」>「ファミリー共有」に移動
2. 「ファミリー共有を設定」をタップ
3. 画面の指示に従って招待
招待方法は、メールアドレスまたは電話番号で招待するか、AirDrop での正体も可能です。
ファミリー共有のグループを作る
ファミリー共有するグループを作りましょう。管理者(ファミリーオーガナイザー。18歳以上)を決めたら、管理者のiPhoneやiPad,Macなどの端末から設定します。
「設定」>「[ユーザ名](あなたの名前)」→「ファミリー共有」→「ファミリーを設定」をタップして画面上の案内に従ってください。ファミリー共有グループが設定されます。
グループに招待する
ファミリー共有グループが設定されたら、グループにメンバーを招待しましょう。
ファミリー共有に登録するには、メンバー全員がAppleIDを持っている必要があります。
ファミリーオーガナイザーの端末で「ファミリー共有」の画面を開き、「メンバーを追加」をタップしてください。
招待したいメンバーのメールアドレスまたは名前を入力して画面に表示される案内にしたがって手続きしてください。
メッセージアプリで登録案内を送信する、あるいは直接あって参加を依頼するの二つの方法から選べます。登録案内を受信した人は参加を承諾してください。
AppleMusicファミリープランを設定する
「Apple Music」はファミリーオーガナイザーの「ファミリー共有」メニューから設定できます。
メニューからApple Musicの登録情報をファミリープランに設定してください。この後でAppleMusicにだけチェックを入れればAppleMusicの情報だけを共有することができます。
プライバシーを守るためにオフにできる項目
ファミリー共有では、位置情報やインストールしたアプリなどの「プライバシー情報」も共有される場合があります。これらは項目ごとにオフにできます。
共有する/しないを選択できるのは、以下の情報です。
- 位置情報
- スクリーンタイム
- インストールしたアプリ
位置情報が共有されていると、自分がいつどこにいるか常に把握されます。スクリーンタイムは、いつどれくらい携帯を触っているのかがバレてしまします。
アプリの購入履歴もどのアプリを使っているかがバレたり、プライベート情報が丸見えになってしまいます。共有したい情報だけをオンにしましょう。
ファミリー共有で何ができる?
ファミリー共有で共有できるのは、以下のようなコンテンツやデータです。
- 購入したコンテンツ
- iCloudストレージ
- 位置情報
- スクリーンタイム
- 写真
- カレンダー、リマインダー
それぞれ解説します。
購入したコンテンツ
ファミリー共有設定をオンにしていると、アプリや書籍などの購入したコンテンツを家族でシェア可能です。共有設定のメンバーのうち誰かがアプリや書籍を購入すると、それらをそのメンバーだけでなくみんな利用できるようになります。
例えば辞書アプリなどは高価ですが、これも共有できるので安く利用することができます。ただし、アプリ内の課金情報、既に配信や販売が終了しているコンテンツ、アプリ側でファミリー共有が設定されていないコンテンツは共有できません。