iPhoneの画像や動画等のバックアップを、「iCloud」や「iTunes」で取得した際に作られるバックアップファイルから、直接見ることはできません。
バックアップデータは基本的に、端末全体のデータをまとめた物であるため、その目当てのファイルそのものを直接確認したり編集する事はできませんのでご注意ください。
※次項でiPhoneのバックアップデータの中味を確認するためのツールを紹介する為、「iTunes」で保存されたバックアップデータの保存先をご紹介いたします。
■MACの保存先確認方法
1.「iTunes」を起動し、上部の「iTunes」を選択します。
2.「環境設定」を選択します。
3.「デバイス」を選択し目的のバックアップを「control」キーを押しながら選択すると「Finderで表示」という項目が選択できるようになるので選択します。
保存先
「~/ライブラリ/Application Support/MobileSync/Backup/」
■Windows
1.Windowsアイコン横の検索ウィンドウで「%appdata%」と入力し「Enter」キーを押します。
2.「Apple Computer」→「MobileSync」→「Backup」を選択する事でバックアップデータが保存されているフォルダが表示されます。
保存先
「C:\Users\ユーザー名\Apple\MobileSync\Backup」
※上記は私の環境での保存先となりますので手順で説明した方法を利用して確認してください。
目次
「CopyTrans Backup Extractor」の使い方
前項で説明させて頂きましたが、「iTunes」で保存したバックアップデータを直接確認する事はできません。
バックアップデータから写真データを確認したい場合はバックアップデータを確認できるよう変換するソフトを利用する必要があります。
今回は「CopyTrans Backup Extractor」の使い方をご紹介いたします。
【CopyTrans】①ダウンロード
「CopTrans Backup Extractor」のダウンロードは公式サイトの「無料ダウンロード」ボタンを選択すると数秒ほど待ち時間が発生した後にインストーラのダウンロードが行われます。
※インストール方法に関してはインストーラーのダウンロード時に表示されるインストールガイドを参考にしてください。
【CopyTrans】②ソフトの使い方
「CopTrans Backup Extractor」のインストールが完了後にソフトを起動してバックアップデータから写真データを抽出する手順をご紹介致します。
■「CopTrans Backup Extractor」の使用方法
1.ソフトを起動後に表示された画面の「バックアップ」を探すを選択します。
2.バックアップの検索が完了すると確認したいバックアップファイルを選択する画面が表示されるので対象のファイルを選択します。
3.各バックアップデータごとの解析結果が表示されますので「写真」を選択し「取り出す」をクリックします。
※なお、無料版で使用できるのは50ファイルまでとなっていますので必要に応じて有償版に切り替える必要があります。
4.抽出が完了すると「フォルダで確認」のボタンが表示されますので選択します。
5.抽出した写真がフォルダに入っていることを確認してください。
iCloudにバックアップできない時の対処方法
「iCloud」でバックアップに失敗する理由としてはオンラインストレージの容量不足等が原因になっている可能性が非常に高いです。
次項で対処方法についてご紹介いたします。
iCloudストレージプランをアップグレードする
「iCloud」のオンラインストレージはアカウント登録をする事で無料で使える5GBの他に有料プランで50GB、200GB、2TBの3種類があります。
無料で使用できる5GBでは最新のiPhoneで撮る写真等について容量が大きくなってきている為、iPhoneを利用している期間が長くなるほど不足してきてしまうため「iCloud」のアップグレードするのも一つの選択肢です。
バックアップのサイズを小さくする
バックアップデータのサイズを縮小する方法としては、バックアップを取る範囲の設定変更を行い不要なデータのバックアップを止めるといった方法があります。
設定の変更方法としては、前項で説明したバックアップ状況の確認手順から変更する事が可能です。