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Lightning ケーブルと PC を直結していない
Lightning ケーブルと PC の USB 端子の間に USB ハブなどが挟まっていると、通信速度が低下し、同期に時間が掛かることがあります。
ポートの少ない PC の場合は仕方ありませんが、可能であれば Lightning ケーブルは PC の USB 端子に直結するようにしましょう。
iPhone / iPad の Lightning 端子が損傷している
iPhone や iPad の Lightning 端子が汚れていたり、損傷していると、当然同期にも支障が出てきます。
埃やゴミが挟まったりしていないか、定期的に確認してあげましょう。
なお、爪楊枝やピンセット、綿棒などでゴシゴシやったり、クリーナーを使って清掃するのは、 Lightning 端子を痛める原因になることもあるので、お勧め出来ません。
また、端子に明らかに損傷がある場合は、 Apple のサポート窓口に相談すると良いでしょう。
- Apple サポート窓口
Lightning ケーブルの端子が汚れている
Lightning ケーブルの端子が汚れていると、接触が悪くなり、同期が上手く行かないことがあります。
その際は、別の Lightning ケーブルに買い換えるか、症状が軽ければ糸くずの出ない柔らかい布(メガネ拭きなど)を使い、優しく端子表面の汚れを拭いてあげましょう。
PC 側のエラーで USB 2.0 接続が出来ていない
Windows PC では、極稀にエラーで USB 機器を上手く認識できず、通信速度がガクッと落ち込んでしまう事があります。
ある日突然速度低下してしまった場合は、一旦 PC から Lightning ケーブルを取り外し、 PC を再起動してみましょう。
Apple の認証を受けていない Lightning ケーブルを使っている
Lightning ケーブルのうち、正常な動作を Apple が保証しているのは、
- Apple 純正品
- Made for iPhone / iPad (通称 MFi )認証を受けた製品
のいずれかです。
それ以外の製品では、正常に動作しなかったり、最悪の場合 iPhone や iPad が故障する原因となる場合もあり、使用は推奨されません。
最近では MFi 認証品でも数百円くらいの製品も多く出回っているので、ここはケチらず認証品を使うようにしましょう。
PC の外付けドライブからデータを同期している
iPhone や iPad に同期するデータが、 PC の外付けドライブ( USB HDD 等)に入っている場合、どうしても同期に時間が掛かりがちです。
外付けドライブを使う場合は、
- PC 側、外付けドライブ側ともに高速な USB 3.0 規格対応の物を使う。
- (可能であれば)外付けドライブに SSD を利用する
といった方法で高速化すると、同期速度が改善されるかと思います。
もし、 USB 3.0 対応の機材ではないという方は、同期データは極力 PC 内部のドライブに保存しておく方が高速に同期出来るでしょう。
補足: USB 3.0 規格とは?
USB 3.0 とは、ここ数年で急速に普及した新しい USB 端子のことです。
従来の USB 2.0 より更に高速化されているため、外付けドライブと PC の間で大量のデータをやり取りするときでも、今まで以上に快適に利用出来るようになりました。
PC 側の端子形状に互換性があるので、 USB 3.0 対応の新しい外付けドライブを、 USB 2.0 までしか使えない古い PC / Mac につなげて使うことも出来ます。(ただし、その場合は USB 2.0 相当の速度に制限されます。)
Mac の場合、ここ数年に発売されたものであれば、基本的に USB 3.0 に対応しています。
Windows の場合、製品により非対応だったり、 USB 2.0 端子と 3.0 端子を混在させていることも多いので、一度ご自身の PC の取扱説明書等を確認してみるのがおすすめです。