ゲームプラットフォームsteamでは、ゲームをアンインストールする方法がいくつかあります。後から再インストールするこことを考慮したアンインストール方法や、ゲームデータを残してアンインストールする方法なども説明します。steam本体の削除法も解説します。
目次
Steamでゲームをアンインストールする方法
PCゲームは、eスポーツなどで注目が集まっています。しかし、PCゲームは始めるには難しいと感じる方も多いでしょう。steamというゲームプラットフォームを挿入すれば、ゲームの管理から実際の実行まで様々なサポートを受けられます。
steamでは、数千におよぶゲームタイトルを配信しており、ダウンロードするゲームもいつの間にか増えてきます。こうなると、遊ばなくなったゲームなどは整理したくなりますが、ゲームのアンインストールもきちんと行わないとゴミが残ってしまいます。
steamであれば、管理画面から確実にかつ簡単にPCゲームをアンインストールすることが可能です。
以下では、steamに登録しているゲームのアンインストール方法を説明します。
Steamを起動する
steamのライブラリに登録しているゲームデータをアンインストールするには、まずsteamを起動することが必要です。steamを起動するとメイン画面が開きます。
steamをインストールするとsteamアイコンがディスクトップに作成されます。このアイコンをダブルクリックすれば簡単に起動できます。もし、steamアイコンがディスクトップにない場合は、Windowsのタスクバーにある検索ボックスで検索してもよいでしょう。
なお、steamを開くには、PCをインターネットに接続してオンライン状態とすることが推奨されています。steamをオンライン状態にしておけば、アップデートなども自動で行ってくれるので手間いらずです。
ライブラリを選択
steamを起動したらアンインストールをしたいゲームを選択します。有料であれ無料であれ、steamで入手したゲームやツールはライブラリに登録されてます。
ライブラリタブを開いて、登録されているゲームの一覧から、アンインストール対象のゲームを選択してください。
登録しているゲーム数が多い場合は、スクロールするなどして対象のゲームを見つけてください。見つからない場合は、アンインストール済のケースが殆どです。
削除したいゲームを右クリック
steamでアンインストール対象の選択したら、右クリックしてメニューを表示します。メニューには、管理・追加・プロパティなどがありますので、「管理」を選択します。
管理メニューには、ゲームのアンインストールのほかにも、ゲームの非表示などのメニュー項目があります。誤って「ゲームを非表示にする」を選択すると、とゲームがライブラリには表示されなくなり、みかけは、ゲームをアンインストールをしたのと区別がつかないようになるので注意しましょう。
「管理」を選択すると、ゲームのアンインストール・非表示・ショートカット作成などの項目が選択可能です。
管理→アンインストールを選択
「管理」メニューから、ゲームのアンインストールを選択すれば、ゲームをアンインストールできます。ゲーム本体と合わせてゲーム用データも削除されます。
なお、「管理」メニューから「ゲームのアンインストール」を選択すると、確認画面が表示されます。間違って、まだ遊んでいるゲームを削除するなどのミスを防止できます。
確認画面でアンインストールを選択
「ゲームのアンインストール」を選択して表示された確認画面には、ゲーム名が表示されます。ゲーム名を確認して間違いないのであれば、「アンインストール」を選択します。これで、ライブラリからのゲームのアンインストールが開始されます。
なお、削除したくないゲームを誤ってアンインストールしようとした場合など、アンインストールを中止するには、確認画面で「キャンセル」を選択します。
削除を待ってからSteamを終了
ゲームのアンインストールが完了したらsteamを終了しましょう。なお、steamからアンインストールするのに必要な時間は、ゲームが使用するディスク容量などにより異なります。
steamからゲームをアンインストールした場合、あわせて、ゲームデータも削除されますが、セーブデータについては、削除されるケースと削除されずに残るケースがあります。
例えば、steamクラウド対応のゲームでは、セーブデータは削除されずに残るケースがあります。また、ローカルファイルなどにセーブデータを保存している場合もセーブデータは削除されずに残ります。
セーブデータという形でバックアップしておけば、再度、ゲームを遊びたいときに開催できます。
Steamのゲームをライブラリ上から削除する方法
上記では、steamを起動してアンインストールする方法を説明しました。この方法であれば、削除したゲームの再インストールを無料で行うことができるのがメリットです。
一方、steamのライブラリから、ゲームをデータを含めて完全にアンインストールするということも可能です。これには、上記で説明した方法とは異なる手順が必要です。
具体的には、steamサポートから「アカウントから永久的に削除」を選択することでゲームをライブラリ上から削除するという方法です。以下では、その手順を説明します。
Steamサポートにアクセスし、ログイン
まずsteamサポートを開きます。steamサポートのURLはこちら。steamサポート開いたら、ログインします。ログインするには、steamアカウントを使用します。
steamサポートは、ゲームのアンインストールのみならず、steamに関する全般的なサポート窓口です。steamサポートでは、ゲームごとの問題点やQ&A、各種ヘルプなどもあります。アンインストール以外でも、活用する機会が多いでしょう。
steamサポートには、steamアプリからもアクセスできます。steamを開いて、上部のメニューからヘルプを選択すると、steamサポートにアクセスできます。
ライブラリから削除したいゲームを選択
steamサポートを開いたら、ゲーム一覧から削除したいゲームを選択してください。ゲームを選択すると「この製品にどんな問題がありますか?」と表示され、メニュー項目が表示されます。
選択肢には、バグ報告のための「ゲームプレイあるいは技術的な問題」・「ライブラリ内にありません」など、ユーザーごとの機能が提示されます。
「ゲームをアカウントから永久的に削除」を選択
ゲームを選択後に表示されるメニューから、「ゲームをアカウントから永久的に削除」を選択してください。選択すると確認画面が表示されます。
steamサポートでゲームのアンインストールを行うと、アカウントから完全にゲームを削除することになります。このため、ゲームを再インストールすることはできません。どうしても再インストールした場合は、新規インストールを行うことになります。
「ゲームをアカウントから永久的に削除」を選択
「このゲームをアカウントから永久的に削除」を選択した後は、「上記のゲームをアカウントから永久的に削除」を選択してください。これで、ゲームはsteamライブラリから該当のゲームは完全にアンインストールされます。
もし、ゲームを再インストールする可能性がある場合は、この方法でのアンインストールは避けた方がよいでしょう。特に、データ量が大きいゲームなどは、新規インストールに手間がかかりますので、留意してください。
Steam本体をアンインストールする方法
PCでゲームをすることがなく、steamに登録したすべてのゲームを削除したい場合などは、steamごとまとめてアンインストールするということも可能です。
steamもプログラムなので、Windowsのコントロールパネルからアンインストールをすることができます。なお、アンインストールによってアカウント情報が削除されることはありません。steamを再度インストールすれば、アカウントデータは引き継げます。以下に、steamをアンインストールする手順を説明します。
Steamを終了させておく
steamをアンインストールするには、まず、steamの実行を終了する必要があります。ほかのプログラムでも同じですが、steamのプログラムを起動している間は、アンインストールができないのです。
steamにはバックエンドで動作するプロセスを含む場合があり、steamを終了してから少し時間を置いてから、アンインストールを行うことがおすすめです。
スタートボタンからコントロールパネルを開く
steamの終了を確認したら、Windowsのコントロールパネルを開きます。その手順は以下のとおりです。
スタートボタンを押す→「windows システムツール」を選択→コントロールパネルを選択→コントロールパネルが起動
プログラムと機能を選択
steamのアンインストールには、コントロールパネルの項目であるプログラムと機能を使用します。
プログラムと機能をクリックすると、PCにインストールしているプログラムの一覧が表示されます。
このなかから、steamを選択します。steamが一覧にない場合は、すでに、steamはアンインストールがされています。
一覧からSteamを選択し右クリック
「プログラムと機能」で表示されるプログラム一覧から、steamを選択します。
steamを選択したらマウスで右クリックします。
なおsteamの名称に不安を覚える場合は、その発行元として「Valve Corporation」が表示されていることを確認するとよいでしょう。アンインストール対象のソフトを正しく選択するには、発行元などの確認も有効です。
アンインストールを選択
右クリックメニューからアンインストールを選択します。その後、「完了」を選択すれば、steamのアンインストールは完了です。
なお、steam関連ファイルが破損しているなどの場合は、アンインストールが正常に完了しないケースがあります。その対策として、steamを再インストールすることで、アンインストールが正常に完了する場合があります。
再インストールすることで、ファイルが修復され、アンインストールも正常に実行できるようになるからです。
Steamでゲームのアンインストールではセーブデータも消える?
steamやPCにインストールしたゲームをアンインストールすることで、それまでにセーブしておいたデータも削除されてしまうのではない不安という声もあります。セーブデータが残るか削除されるかは、ゲームによって扱いが異なっています。
セーブデータの保存先によっても扱いが異なっています。steamプログラム本体を格納しているフォルダをセーブデータの保存先としている場合は、アンインストールすると、データも同時に削除されます。なお、ゲームがsteamクラウドに対応している場合はセーブデータが保存されるようです。
Steamクラウドを利用可能なゲームの場合は残る
アンインストールするゲームが、steamクラウドを利用可能な場合は、ゲームをアンインストールしてもセーブデータは残ります。steamクラウドとは、ゲームのセーブデータをクラウド上に保存するサービスのことです。
steamクラウド対応のゲームでは、データが自動でバックアップされます。そして、クラウド上にデータが保存されるのです。このことから、PCで、ゲームやsteamをアンインストールしても、データのバックアップが残るのです。
Steamクラウドに対応しているかを確認する方法
PCにインストールしたsteamゲームが、steamクラウド対応であるかを確認する手順を説明します。
steamでダウンロードしたゲームはライブラリに登録されますが、ライブラリでゲームを確認すると、ステータスの横に雲マークが表示されている場合があります。この雲マークがsteamクラウド対応を示すものなのです。
steamクラウドに対応している場合は、複数のPCからゲームを遊べますし、再インストールにおいて、セーブデータを引き継ぎできます。
Steamappsにデータ保存の場合はデータも消える
セーブデータをPC内のsteamappsフォルダに保存していると、steamのアンインストールと同時に、ゲームのセーブデータも同時に削除されます。
なお、steamクラウドに対応していないゲームでは、データは、自動的にPC内のsteamappsに保存されます。というのも、データの保存先は、デフォルトではsteamappsに設定されているからです。
多くのゲームでは、実際にはAppData\Localに入っているケースが多いようですが、steamクラウドに対応していないゲームでは、データの保存先を確認しておくと安心です。
データの保存先がsteamappsの場合は、steamのアンインストール時に、同時に、データも消えてしまいます。steamをアンインストールする前に、セーブデータの保存先も確認するようにしてみてください。
ローカルフォルダにデータが保存されている場合は残る
データをデフォルトのsteamappsではなく、PCのローカルフォルダに保存しておくと、steamがアンインストールされてもセーブデータは消えません。
保存先をローカルフォルダにしている場合は、ゲームをアンインストールしてもデータは残ります。そのため、ゲームの再インストール時にセーブデータは引き継ぐことが可能です。
ゲームデータは容量は大きいため、PCのストレージが圧迫されるようであれば、いったん、ゲームをアンインストールすることでデータも削除してしまい、PCのストレージを確保するということもできます。
有料ゲームをアンインストールした場合無料で再インストールはできない?
steamでは多くの有料ゲームを扱っており、購入することも可能です。購入したゲームは、steamをアンインストールしても購入履歴は残っており、再度steamをインストールすれば、有料ゲームも再度インストールすることが可能です。
しかし、steamのアカウントを削除してしまうと、有料ゲームの購入履歴及びライセンスも削除されてしまいます。こうなると、有料ゲームは再インストールできなくなります。
もう一度有料ゲームを遊びたいくなった場合は、再度購入することになりますので、アカウントの削除は慎重に行うように注意してください。
アンインストールしただけなら可能
steamで購入したゲームは、ライブラリから削除しても再インストールすることは可能です。ただし、steamを使用する際に必要なアカウントおよびゲームの購入ライセンスが残っていることが前提です。
PCのストレージが残り少なくなった場合など、PCのストレージの確保を行うためにゲームを一時的にアンストールすることもできます。
上記で説明したように、steamのライブラリには何度も再インストールできるため、こうした使い方も可能なのです。
サポートから「永久的に削除」すると有料になる
steamでは、有料で購入したゲームをアンインストールしても、無料で再インストール可能です。しかし、steamサポートを使った「ゲームの永久的に削除」で削除してしまうと、再インストールできなくなります。
また、いったん、アカウントを削除してしまうと、それまでに購入したゲームの権利もすべて失ってしまいます。当然サポートからも外れてしまいますので注意が必要です。
steamの場合、同じゲームでもレーティングの異なる製品が販売されています。同一のゲームの買い直しになるので、この場合は、いったん、サポートから外すことになります。
Steam本体を入れ直してもログインできれば可能
繰り返しになりますが、steamでは、ゲームプラットフォームであるsteamのインストール・アンインストールと、steamを利用する上で必要なアカウント情報は別個に管理されています。
したがって、アカウント情報さえ残しておけば以下のようなことが可能なのです。
・steamをアンインストールした後、再インストールして利用する。
・購入したゲームをアンインストールした後、再インストールして遊ぶ。
する場合でも無料でインストールすることが出来ます。
このように、steamのアカウントが残っっていれば、何度でもインストール・アンインストールを繰り返して行えます。また、購入した有料ゲームも無料で何度でもインストールできます。
アカウントを削除してしまうと、ゲームの再購入が必要になりますので、くれぐれも注意してください。
まとめ
これまで、steamおよびsteamゲームをアンインストールする方法を説明しました。steamでは基本的には、steam本体もsteamゲームも繰り返しインストール・アンインストールができます。また、ゲームをライブラリからアンインストールするのは簡単です。
steamでは、ゲームデータをクラウド上やローカルファイルに保存することが可能です。ゲームの再インストール時に簡単に引き継げるので便利です。