「FOBOBIKE2」はタイヤの空気圧を監視して安全性を高めてくれるサービスです。これまでこのような製品はハンドル周りがごちゃごちゃしてしまうことがネックでした。しかしこの「FOBOBIKE2」はその点をクリアしています。
目次
タイヤの空気圧を監視して安全性を高める!「FOBOBIKE2」
FOBOBIKE2は空気圧をチェックしたい、でもハンドル周りに余計なものを増やしたくないというニーズに応えてくれる製品です。従来のモニターを据置するタイプではなく、マウントしてあるスマホを有効活用できるので、ハンドル周りがごちゃごちゃすることがありません。FOBOBIKE2なら走行中はもちろん、走行中以外でも、バイクの近くでスマホを見るだけで空気圧チェックができます。走り出す前・走った後・ツーリング中のふとした瞬間など、以前より空気圧チェックをする回数が確実に増えることで、結果として空気圧トラブルに関しての安全性が増します。また、タイヤの温度も計測できるので、ワインディングを攻めたり、サーキット走行が好きなライダーにも便利な機能になります。その他にも、タイヤに異常があるとお知らせするアラーム機能、空気圧データのグラフを可視化、スマートウォッチ対応など様々な機能があります。バイクだけでなく一輪車や自転車、トライク(三輪)にも使うことができます。
モニタリングの仕組みは次のようなものです。空気圧センサーが入っているエアバルブをタイヤに取り付けることにより、データを収集した上でそれを随時Bluetoothでスマホにプッシュしているため、リアルタイムの計測ができます。位置情報、気温や圧力などを小さいエアバルブの中に組み込ことは容易ではないですが、それを乗り越えて誕生したようです。スマホの普及で産業が発達した時代だからこそ生まれた製品ともいえます。
開発者自身が事故にあったことで生まれた「FOBOBIKE2」
FOBO(For Our Better wOrld)製品の開発者であるJamesさんは、常にライダーが危険と直面するという問題に向き合い、安全を守ることに注力しています。それは彼が大きな傷跡を負ったことがきっかけでした。昔、バイク乗りであったJamesさんは高速道路を走行中に、タイヤが原因で大事故に遭ったことがあります。タイヤに釘が刺さっていた事が原因でした。そこで、空気漏れがあるかどうかを知るためにタイヤの空気圧を知る必要性を実感しました。それは数秒ごとに把握しねければいけません。この問題を解決するために研究を重ねた結果生まれたのが、第一世代のFOBOBIKEです。FOBOBIKE第一世代の一般販売が開始されると、アプリ連動できるという性能の高さから人気プロダクトとなりました。その後、プロダクトの改良を重ね、日本で初上陸したFOBOBIKE2が完成しました。
安全性を追い求めて!進化を続ける「FOBOBIKE2」
「FOBOBIKE2」は進化を続けています。ここからは追加される予定、あるいはこれから追加したい機能を紹介します。
アプリ内動画マニュアル・チュートリアル
アプリ内に動画マニュアル、またはチュートリアルを設置することで、この手のガジェットに対して苦手意識のあるユーザーも使用しやすくなるでしょう。
アプリ内メンテナンスチェック機能
アプリの機能として、オイルやタイヤ交換などのサイクルを記録する機能、あとは燃費計測機能です。
マルチデバイスクラウドデータログ
空気圧データをアプリ内はもちろん、PCやタブレットでも閲覧できるようにクラウド化して、どのデバイスでもチェックできるようになります。
車種ごとの指定空気圧データを自動設定
例えば使用車種をR1200GSと入力した場合、メーカー指定の空気圧が自動設定される機能(画面表示:FT・RTの部分)が考えられます。プラスして同じ理屈でタイヤごと(例えばダンロップの〇〇)の指定・推奨空気圧も自動設定も可能性があります。
携帯電話回線を用いた長距離データ送信
Bluetooth以外に遠隔で空気圧が分かる仕組みとして、携帯電話回線の導入が考えられています。
盗難防止機能
本体に位置情報センサーを組み込んで、近くにライダーがいない状態でタイヤが動くと、警報を通知してくれる盗難防止機能の搭載も予定されています。
本体を付けたまま空気入れ
空気圧が減っているときに、一度本体を外して空気を入れるのが面倒なので、例えば本体の上部がふたのようになっていて、そこを開けると付けたまま空気を注入できる仕組みです。
タイヤが十分温まったら通知
タイヤが指定の温度以上に到達したら「今から全開走行してもOKです」のような音声通知が飛ぶ機能です。
スマートウォッチ機能の充実
現時点ではあくまで空気圧を確認する用途だけのスマートウォッチですが、本アプリのように色々とデータを閲覧できたり、設定を変えられるようにします。
エマージェンシー機能
パンクやその他のトラブルにより、空気圧に異常が発生したけど修理ができない状況の場合、ロードサービスやバイク屋に連絡が取れるシステムです。
まとめ
「FOTOBIKE2」を紹介しました。Jamesさんが自身が命の危機を感じたことがきっかけで開発を始めたということからも分かるように、ユーザー目線にたった使い心地になっています。まだまだ機能に磨きがかかっていくため早めに手に入れておいて損はないでしょう。