Twitterなどを見ても、Googleなどで検索してみても「リボ払いは危険」と言われています。
返済額が毎月定額になり、大きな買い物もできるのでメリットしかないように見えますがリボ払いが危険とされる理由について3つご紹介します。
目次
高い手数料
リボ払いをする際、金利手数料がかかってきます。
例えば、金利手数料が15%・購入金額が20万円の場合
決済方法 | 支払総額 | 総支払手数料 |
一括払い | 200,000円 | 0円 |
リボ払い | 226,250円 | 26,250円 |
となります。
結果的に26,250円分を多く支払っている計算となります。
もっとわかりやすい例で見ると、金利手数料が15%・購入金額が50万円の場合
決済方法 | 支払総額 | 総支払手数料 |
一括払い | 500,000円 | 0円 |
リボ払い | 659,375円 | 159,375円 |
となります。
500,000円の買い物をしただけで、159,375円の金利手数料がかかってくるのです。
支払いを分散できるという点ではメリットかもしれませんが、長い目で見たときに圧倒的に損をしてしまうのです。
一定の支払額ゆえにすぐに完済できない
リボ払いは一定の返済額を設定できますが、それ以上の返済をすることができません。
例えば、こちらをご覧ください。
利用リボ残高 | 最小支払金額 |
~20万円以内 | 3,000円 |
20万円以上25万円以内 | 4,000円 |
25万円以上30万円以内 | 5,000円 |
こちらは楽天カードのリボ払い最低金額になりますが、一度設定した金額を再度変更することは厳しいです。
さらに、20万円の買い物をした場合
- 返済回数:67回
- 返済年数:5年以上
も、返済完了できないのです。
臨時収入で20万円がパッと用意できても、一括で支払うことができません。
抱きにくい利用者の危機感
一番、リボ払いで恐ろしいといわれている点は抱きにくい利用者の危機感でしょう。
毎月定額で引き落としがかかるため、しっかりと返済できている!と勘違いしてしまいます。
「返済できている!」と勘違いした人は、たいてい新しい買い物に手を染めてしまうのです。
20万円の支払いが着々と進んでいるのに、また50万円の買い物をしてしまうなど。
一括で引き落としがかからない分、一回で購入できる可能性は高まりますが決してリボ払いに手を染めてはいけません。
もし今、リボ払いを利用している方で
- 残り残高がわからない
- 完済する前にリボ払いを重ねてしまっている
ような方がいれば、今すぐ考え直しましょう。
リボ払いを辞めることはできませんが、新しくリボ払いを増やすことはNGです。
現在の残高を確認して、これ以上リボ払いをしないように心がけてください。
リボ払いで危機的状況に陥る前に考えるべき対策
これを見ている皆さんもリボ払いを利用してしまう可能性があります。
そこでリボ払いで危機的状況に陥る前に考えるべき対策についてご紹介しますので、参考にしてください。
カード利用明細は必ず確認
クレジットカードを利用した月は、必ず明細を確認してください。
「どこにいくら使ったか」を把握することで、リボ払いへの返済方法切り替えを防ぐことができます。
さらに、クレジットカード会社によっては勝手にリボ払いへスライドしていることもあります。
何かの拍子に「リボ払い」と変更されていることも。
そういった事故を防ぐためにも、毎月明細に目を通すようにしてください。
最小返済額だけで満足せずに追加支払いも
リボ払いの金利手数料が痛く感じる要因の1つとして、完済までに時間がかかってしまう点です。
クレジットカード会社ごとに最低支払額を設定することができますが、それに満足してはいけません。
「臨時追加」という支払方法が許可されている場合は、ササっと追加で支払ってしまってください。
例えば、臨時収入が入って一括返済が可能になった場合です。
全てを完済できるかどうかはクレジットカード会社によりますが、ある程度リボ払いの支払金額を減らすことができるでしょう。
数1,000円でもいいので払える分は払ってしまってください。