オリコカードの保険勧誘でもそうですが、最近では「医療保険は必要ない」と言われています。
SNSなどを見ていると「医療保険は必要ない」と発信しているインフルエンサーもちらほら。
その理由について見ていきます。
目次
感覚的に低い費用対効果
保険加入している方のほとんどは「保険料をしっかりと回収できるのか?」という部分を懸念していると思います。
多額の保険料を支払っても契約期間が終了してしまえば、支払うだけ損をしてしまいます。
感覚的には費用対効果は薄いといえるでしょう。
その結果、「医療保険は必要ない」と言われ始めているのです。
公的医療保険の存在
最近では予防医療の普及により、
- 早期発見
- 早期治療
ができるようになってきました。
そのためもし病気になっても入院期間が短く終わるということが多くなってきているのです。
もし入院が長期化しても公的医療保険がありますので医療費自体は一定額より増えることはありません。
自己負担額は年収や年齢によって左右されますが、9万円前後の医療費が上限額として定められていますのでわざわざ医療保険に入る必要性がないのです。
公的医療保険があることで医療保険の恩恵を受けづらくなっています。
「医療保険は必要ない」とは言い切れない現実
「じゃあ、医療保険は解約しよう!」となってしまう前にちょっと待ってください。
「医療保険は必要ない」は何度も言われていることですが、一概にそうとはいえないのです。
「医療保険は必要ない」とは言い切れない現実について学んでおきましょう。
貯蓄は三角、保険は四角
皆さんは「貯蓄は三角、保険は四角」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
万が一が起きたときに受け取ることができるお金の違いを図であらわしたものになります。
もし積み上げ貯蓄だけだと病気や事故で急にお金が必要になったときに、受け取れるお金が不足してしまう恐れがあります。
一方、保険はいつお金が必要になっても定額しっかりと受け取ることができます。
このように「急にお金が必要になった」となった際に、受け取れるお金の額に違いが出てくるのです。
公的医療保険対象外の費用
先ほど「公的医療保険があるから医療保険は必要ない」という声があることをご紹介しました。
しかしこれに該当するのは公的医療保険対象内の費用だけであって、対象から漏れてしまうことを考慮していません。
例えば、入院した際の
- 食事代
- 別途代
- 通院交通費
- 収入減による保障
などは、全て公的医療保険の対象外になります。
これらの費用は自腹で支払う必要がありますが、医療保険に加入しているとそれをカバーしてくれます。
そういった意味では医療保険が必要ない!と一概に言えないのです。
年代別に見る医療保険の必要性
今の年齢によっては医療保険が必要ないと感じるかもしれません。
しかし、年齢を重ねていく毎に医療保険の必要性が増してくることがわかります。
では年代別で医療保険の必要性について見ておきましょう。