音声コントロールは、指を使わずにiPhoneの操作ができる機能です。
しかし、誤作動することもあるので、普段はオフにしておいたほうがいいかもしれません。
この記事では、iPhoneの音声コントロールをオフにする方法や、有効な活用方法について紹介します。
※音声コントロールを使用するには、iOS 13以降またはiPadOSが必要です
目次
iPhoneの「音声コントロール」とは?
iPhoneの「音声コントロール(Voice Control)」は、音声コマンドを使ってiPhoneを操作する機能です。
この機能を使ってiPhoneのさまざまな操作ができます。
ちなみに、音声コントロールがオンの状態でも、指の画面をタッチによる操作は可能です。
音声アシスタントの「Siri」や音声入力(ボイスタイピング)とは区別して呼ばれます。
音声コントロールが起動する条件
音声コントロールを使うには、iPhoneの設定で「音声コントロール」がオンになっている必要があります。
iPhoneが反応する「音声コマンド」は特定の言葉だけであり、それ以外の音声には反応しません。
音声コマンドには「ホームに移動」や「戻る」や「閉じる」などがあります。(後ほど詳しく紹介)
iPhoneの音声コントロールをオフにする方法
音声コントロールをオフにするには、以下の操作を行います。
音声コントロールの設定
- iPhoneのホーム画面から「設定」アプリを開く
- 設定メニューの中から「アクセシビリティ」を選択
- アクセシビリティのオプション内で「音声コントロール」を選択
- 「音声コントロール」のトグルスイッチをタップしてオフに切り替え(グレー)
必要に応じて、同じ手順で再び音声コントロールをオンにすることが可能です。
iPhoneの音声コントロールでできること
iPhoneの音声コントロールを使うと、指を使わずにさまざまな操作ができます。
手が離せないときや、離れた場所にiPhoneがあるときには便利です。
音声コントロールのコマンド一覧
音声コントロールでは、さまざまな操作が可能です。
iPhoneに向かって、以下の「音声コマンド」を話すことで操作できます。
基本的な操作
- ホーム画面に戻る
- アプリ(アプリ名)を開く
- 戻る
- スクロールダウン(アップ)
- 下に(上に)スワイプ
デバイス操作
- スクリーンショットを撮る
- 音量を上げる、(下げる)
- ミュートやミュート解除
テキスト入力と編集
- 〇〇と入力
- 全て選択
- コピー、ペースト、削除、取り消し
その他の便利なコマンド
- タップ、ダブルタップ
- 長押し
他にも「なんと言えばいいか教えて」と聞くと、利用可能なコマンドを表示してくれます。
iPhoneの音声コントロールのデメリット
音声コントロールは指を使わず操作できる便利な機能ですが、不便なときもあります。
誤作動が多く、会話や周囲の声などが(意図しない)音声コマンドとして認識されてしまうことがあります。
音声コントロールが誤作動する原因
iPhoneの音声コントロールが誤作動するのは、会話の声などが音声コマンドとして認識されてしまうことが主な原因です。
iPhoneの音声認識機能は高精度ですが、誤った反応をすることがあります。
また音声コントロールは、使うときのみオンにする方法もあります。常にオンにしておくのは誤作動が増えるのでおすすめしません。
iPhoneの音声コントロールをオフにしても作動する原因
「音声コントロール」はオフにできます。しかし、オフにしているのにも関わらず作動してしまう場合は、以下のような原因が考えられます。
- 別の音声機能(Siriなど)が有効になっている
- 特定の操作に反応している
- 設定が反映されていない
これらの要因について詳しく解説します。
Siriがオンになっている(音声コントロールとは別物)
Apple製品に搭載されている、音声アシスタントの「Siri(シリ)は音声コントロールとは異なる機能です。
Siriも音声を使って操作する点では似ていますが、これは別の機能であり、オン・オフを設定する場所も違います。
Siriは、「ヘイ、Siri」と呼びかけるか、サイドボタン(SEなどではホームボタン)を長押しすることで起動します。
オフにするには、Siriの設定画面で個別に行います。
特定の操作に反応している
音声コントロールが特定の操作と連動している可能性があります。
- サイドボタンやホームボタン長押し
- イヤホンマイクのボタン長押し
これらの操作で、iPhoneの音声コントロールが起動してしまうことがあります。
誤作動を防ぐには、前述の「アクセシビリティ」から音声コントロールをオフに設定します。
音声コントロールの設定が反映されていない
音声コントロールをオフにしたつもりが、設定が反映されていない可能性があります。
再度「設定」を開き、音声コントロールがオフになっているか確認してください。
音声コントロールがオフになっていても作動してしまう場合は、再起動を行なったりiOSのアップデートを確認します。
他のアプリによる誤作動
iPhoneの音声コントロールがオフに設定されているのに作動する場合は、他のアプリが原因の可能性があります。
音声が関連する機能を搭載しているアプリが知らないうちに作動しているかもしれません。
使っていないアプリを閉じてみて、それでも誤作動が発生するか確認してみましょう。
ハードウェアに問題がある
音声コントロールをオフにしても作動する場合、ハードウェアの問題が原因である可能性も考えられます。
iPhoneのボタンが故障している、水濡れなどで他のハードウェアが影響している、などです。
ハードウェアの問題は、ソフトウェアの設定変更では解決できないため、専門的な対応が必要です。
Appleのサポートセンターに相談するか、信頼できる修理店で診断を受けることをおすすめします。
まとめ
記事の内容をまとめます。
- iPhoneの音声コントロールは音声コマンドで操作できる機能
- 機能をオフにするには、設定のアクセシビリティから行う
- それでも誤作動するときは別の機能が起動している可能性
- Siriや音声入力は別物の機能
- ボタンの長押しなど特定の操作によって起動することもある
解決しない場合は、その他の音声関連の機能をオフにしてみましょう。