「Miley PTA」はPTA活動の負担軽減と効率化を図る保護者支援サービス。PTA活動に必要な機能が搭載され、プリントや連絡帳、メールなどでのやり取りが不要になります。この「Miley PTA」ひとつで、PTA活動の情報管理ができるおすすめのサービスです。
「Miley PTA」の概要
「合同会社Miley's」が開発・配信する「Miley PTA」は、がんばる保護者の皆さんの保護者会やPTA活動の支援専用サービスです。スマートフォン（iOS, Android）とWebで利用可能なマルチプラットフォームサービスで、PTA活動に必要な機能を搭載しています。連絡網、チャット、学校への連絡、ファイル共有やPTA会議室など共有リソース管理をデジタル化。ワンストップの情報提供サービスを目指しています。
「Miley PTA」開発までの経緯
今回の取材では、この「Miley PTA」の開発までの経緯もうかがいました。開発担当者ご自身のPTA活動の経験をもとにサービスの必要性を感じられたことが発端となっているようです。
「合同会社Miley's」開発担当の方が保護者として学校のPTA活動に参加するようになり、その活動の多くが前年踏襲であり、非効率で負担が大きいと感じられたとのこと。またメールやプライベートのLINEをPTA活動のやり取りに利用することに抵抗感もありました。
そこでPTA活動のデジタル化を促進し、前例踏襲から時代に合わせたPTA活動へとアップデートする手助けをしたいと考えたそうです。毎年役員が入れ替わる活動のためITスキルレベルに関係なく、どなたでも使いやすいサービスが必要と考慮しました。そのうえで無料サービスの複数組み合わせたものよりも、継続的にワンストップで利用できる専用サービスが適していると判断し「Miley PTA」の制作を開始されました。
主な5つの機能紹介
１）連絡網
最も利用頻度の高い機能です。連絡網の投稿タイプは現在7種類搭載されています。
- 「お知らせ」：返信の必要ない一方通行の連絡内容の投稿。
- 「アンケート」：簡単なアンケートを作成して投稿。アンケート回答は自動集計可能です。
- 「募集」：イベントやボランティアの募集など簡単に作成して投稿。応募も簡単にできる仕様です。
- 「投票」：総会投票のオンライン化が可能です。委任状の送付や回収、投票集計なども簡単。これまで紙で行っていた作業の解決策となります。
- 「安否確認」：災害時など安否確認に利用可能。回答結果もリアルタイムで自動集計されます。
- 「調整ちゃん」：PTA特有の調整案件を簡単解決できる機能。通学路の見守り当番募集や割り当て頻度が高い募集項目を調整可能。利用校からの要望により開発した機能です。
- 「フォーム」：複数の設問を組み合わせた複雑なアンケートや募集要項など作成可能です。
２）チャット
- 通常チャット：チャット部屋に他のユーザーを招待
- グループ専用チャット部屋：グループ所属のメンバーを自動でチャット部屋メンバーにできます。
グループ専用チャット部屋は、利用校からの要望をもとに開発されました。人の入れ替わりが多いため、グループメンバーとチャット部屋メンバーが連動し管理が楽になります。
３）学校への連絡
確認者を学校職員に設定し、保護者から学校へ出欠連絡に使用可能。現在でも連絡帳や電話のみで出欠連絡する学校も多いため、デジタル化による恩恵が大きい機能といえます。
４）ファイル置場
PTAで作成した書類データ、写真データなどを保存しメンバーで共有可能です。
５）予約ちゃん
共有備品やPTA会議室などの利用予約管理に利用できます。
使用料金
ユーザー登録数に応じたボリュームライセンスとなります。広告なしの専用サービスとしては、業界最安値だそうです。
使用料金につきましては、公式ページを参照ください。
https://www.mileypta.com/fee.html
まとめ
今回はPTA支援サービス「Miley PTA」をご紹介しました。様々な保護者の活動を一括管理できる便利なサービスです。
今後は、自動翻訳機能の追加が予定されています。外国人保護者とのコミュニケーションを円滑にする為、近年需要が増加。日本語、英語、その他外国語の自動翻訳機能搭載により「Miley PTA」を通じコミュニケーションが活発になることを期待しているそうです。
また会費等集金を行う機能も検討中とのこと。従来は子供を介して集金袋で集金する方法、もしくは銀行引き落としでも面倒な手続きや、特定の銀行口座を作らなければならないなどの制約や手間も生じています。担当する役員にとっては、どちらの方法も支払済み、未払いをチェックして、未払いの方への催促するなど大変な負担になっています。「Miley PTA」で集金が行えれば、面倒な手間を解消できると考えました。またその他にも利用校からの要望に応じ、柔軟に機能追加や改善に努められるそうです。