Nintendo Switchを楽しむために欠かせないプロコンですが、非純正（サードパーティー製）コントローラーを接続できない問題が発生することがあります。特に本体アップデートの影響で、接続が難しくなるケースが増えているので注意が必要です。
この記事では、Nintendo Switchで非純正プロコンが接続できない原因と、スムーズに利用するための対処法を紹介します。
目次
Switchにプロコンの非純正が接続できない原因
Switchに非純正プロコンが接続できない原因はさまざまです。非純正コントローラーは便利ですが、公式プロコンとは異なるため、接続がうまくいかないことがあります。
ここでは、Switchに非純正プロコンが接続できない主な原因を紹介していきます。
互換性の問題
Switchで非純正のプロコンが接続できない主な原因のひとつに、互換性の問題があります。非純正のプロコンは公式のNintendo Switch専用プロコンとは異なり、すべてのSwitch機能に対応していない場合が多く、特にBluetooth接続やジャイロセンサーの動作において差異が見られるからです。
さらに、非純正コントローラーの多くはスリープ解除機能やAmiibo対応、HD振動の繊細さにおいても公式品より制限があるので、こうした仕様の違いが接続問題につながることもあります。初回の接続が有線で行われるよう設計されている非純正品もあり、無線接続が難しいケースもあります。
ファームウェアの不一致
NintendoはSwitch本体および純正のコントローラー向けに、定期的なシステムアップデートを実施し、安定性や新しい機能の追加などを行っています。非純正コントローラーはこれらの更新に対応できないことが多く、接続や操作に不具合が生じるので注意が必要です。
特に、Switch本体のバージョンが更新されると、古いファームウェアの非純正コントローラーは互換性を保てなくなり、無線接続の不安定やボタンレスポンスの遅延などの問題が現れます。こうした問題を回避するためには、非純正コントローラーのファームウェアが最新バージョンであるか、販売元のサポートページで更新情報を確認し、最新の互換性を確保することが重要です。
Bluetooth接続の問題
Switchで非純正プロコンがBluetooth接続できない原因のひとつとして、Bluetoothの電波干渉や仕様の違いがあげられます。非純正プロコンはBluetoothの接続方式がSwitchに最適化されていないことが多く、周囲の電子機器やWi-Fiルーターなどからの電波干渉を受けやすい点が問題となっています。
特に電子レンジや他のBluetoothデバイスが近くにあると、接続が不安定になることがあり、通信環境の調整が必要です。さらに、非純正品の中には、初回接続時に有線接続が必要なものも多く、設定手順が製品ごとに異なります。
接続方法の違い
Switchに非純正プロコンが接続できない原因として、純正品と非純正品の接続方法の違いが大きな要因となります。多くの非純正プロコンでは、初回の接続時にSwitch本体への「有線接続」が必須とされていることが一般的です。
これは、非純正品が無線での接続を安定させるための手段であり、一度有線で接続を行い認識させる必要があります。その後、登録が完了した場合は無線でも利用可能ですが、この初期設定を誤ると接続できないことが多くあります。
また、非純正のプロコンには製品ごとに異なる接続手順やボタン配置が存在することが多く、公式の説明書や動画ガイドを参考にして正しい方法での接続を試みることがおすすめです。加えて、純正品と異なり、Bluetooth接続やボタンの初期設定に独自の仕様があるため、スムーズな接続を行うためには、各製品の仕様に合わせた設定変更が必要です。
Switch本体の設定
Switchで非純正プロコンが接続できない原因として、Switch本体の設定が関係していることが多くあります。まず、非純正プロコンはSwitchの「有線通信設定」が適切に設定されていないと、認識されないケースがあります。
特に初回接続では、この設定がオフになっていると無線接続ができないことが一般的です。また、非純正プロコンはSwitchの標準的な設定に最適化されていないことがあり、「持ち方/順番を変える」設定が必要だったり、設定の更新が行われていないと無線接続で問題が生じる可能性があります。
switchにプロコンの非純正が接続できない場合の対処法
Switchに非純正プロコンが接続できないケースでは、複数の原因が絡んでいることがあります。非純正コントローラーは公式製品とは異なる仕様で作られているため、接続の際に不具合が生じることが少なくありません。
ここでは、さまざまな原因に対しての対処法を紹介します。
有線接続の利用
Switchに非純正のプロコンが接続できない場合、最初に「有線接続」を試すことで問題が解決する可能性があります。非純正のコントローラーは、Switch本体と無線でのペアリングがすぐにできないように設計されていることが多く、初回のみUSBケーブルを使用して有線接続が必要なケースが一般的です。
この手順で一度本体に認識させると、その後無線での接続が可能になる場合があります。
- Switchの設定を確認：ホームメニューから「設定」を開き、「コントローラーとセンサー」に進み、「Proコントローラーの有線通信」をオンにしてください。
- コントローラーと本体を接続：USBケーブルを使って非純正プロコンをSwitchドックのUSBポートに接続し、Switch本体がコントローラーを認識するまで待ちます。
- 持ち方/順番を変える：設定メニューの「持ち方/順番を変える」を選択し、画面指示に従ってコントローラーのLRボタンを押して登録を完了させてください。
- 無線接続の確認：有線で一度認識させた後、USBケーブルを外し、無線で接続が可能か確認します。
設定の確認
Switchで非純正プロコンが接続できない際に、Switch本体の設定を確認することが重要です。特に「Proコントローラーの有線通信」設定がオフのままだと、非純正のプロコンは認識されず接続が不安定になる可能性があります。
この設定は「コントローラーとセンサー」メニューからオンに切り替えることができ、非純正プロコンを接続するために必要です。また、非純正コントローラーの多くは、初回接続時にUSBケーブルを使った有線接続を求められるのが一般的です。
有線で一度認識させた後、設定完了とともに無線接続への切り替えが可能になるので、本体設定を確認するようにしましょう。
再ペアリング
Switchで非純正プロコンの接続が不安定な場合、「再ペアリング」が有効な対処法です。
- コントローラー情報をリセット：Switch本体の「設定」メニューを開き、「コントローラーとセンサー」を選択し、コントローラーとの通信を切る」を選んで、既存の接続情報をリセットしてください。
- 持ち方/順番を変える：設定画面の「持ち方/順番を変える」を選択し、再ペアリングの準備をします。
- シンクロボタンを押す：非純正プロコンのシンクロボタン（各モデルで異なる位置にあるため、説明書を参照）を短く押し、点滅が始まったらボタンを離してください。
- 再接続を確認：Switch本体に「登録しました」というメッセージが表示され、再接続が完了します。
通信環境の改善
Switchに非純正プロコンが接続できない場合、通信環境を改善することが有効です。Switch本体やコントローラー周辺に電子レンジやBluetooth機器などの電波を発する機器があると、これらの干渉が原因で接続が不安定になる場合があります。
また、Switchと非純正プロコンの間に金属製のラックや机の上にあるペットボトルなどの障害物が電波の妨げとなり、接続不良を引き起こすことがあります。通信環境を改善するためには、Switchとプロコンの間に障害物がない状態で使い、周囲の電波干渉が発生しない環境を整えると効果的です。
特に、Wi-Fiルーターや他の無線機器も電波干渉の原因となり得るため、これらの機器の配置にも注意が必要です。
接続改善のための追加対策
非純正プロコンがSwitchにうまく接続できない場合、基本的な対策に加えて、接続を安定させるための追加対策も効果的です。ここでは、接続をさらに安定させるための追加の対策について紹介します。
Switch本体の再起動
Switchに非純正プロコンが接続できない場合、Switch本体の再起動が効果的な対処法のひとつです。本体を再起動することで、システム設定のリセットが行われ、通信エラーやコントローラーの認識不良が改善される可能性があります。
再起動の手順は、電源ボタンを3秒間押して「電源オプション」を表示し、「再起動」を選択するだけです。この簡単な操作で、接続に関する問題が解決されることが多く、特に非純正品のコントローラーとの互換性を回復する効果も期待できます。
また、電源ボタンを12秒以上長押しすることで強制終了も可能です。
プロコンのバッテリー残量確認
非純正のプロコンがSwitchに接続できない場合、バッテリー残量を確認することが重要です。バッテリーが不足していると、接続が一時的に途切れる、または認識されない原因となります。
Switchのホーム画面で「コントローラー」アイコンを選択すると、プロコンのバッテリー残量をすぐに確認できます。バッテリーが少ない場合は充電し、再度接続を試みると改善することが多いです。
充電不足を回避するために定期的な残量確認をして、安定した接続環境を保つための基本対策として役立ちます。
ソフトウェアのアップデート
Switchで非純正プロコンが接続できない場合、ソフトウェアのアップデートが解決策として有効です。非純正コントローラーは、Switch本体やコントローラー自体のソフトウェアが最新でないと、接続が不安定になりやすくなります。
ソフトウェアのアップデートを行うことで、互換性や通信の安定性が改善される可能性が高まります。Switchの本体アップデートは、ホーム画面の「設定」から「本体の更新」を選択することで簡単に確認と実行が可能です。
また、非純正プロコンもメーカー提供のファームウェア更新が必要な場合もあり、メーカーサイトや取扱説明書の指示に従ってアップデートを行うことで、接続不良の改善が期待できます。
まとめ
Nintendo Switchで非純正のプロコンが接続できない場合、初回は有線接続が必須であったり、アップデートや周囲の電波干渉が原因となる場合が多くあります。また、コントローラーのバージョン確認やSwitch本体の再起動、さらにはシンクロボタンの再設定も有効です。
こうした対策を踏まえ、安定した接続環境を確保して、快適なゲームプレイをお楽しみください。