山の天気は普通の天気予報とは大きく外れることが多いです。登山をする場合は天気に大きく左右されてしまうものですので「てんきとくらす」を見て山の天気をチェックしましょう。今回は「てんきとくらす」についてや当たらないという噂についてみていきます。
目次
てんきとくらすでは山や高原の天気をチェックできるサイト
「てんきとくらす」とは、日本気象株式会社が運営している天気の情報を掲載しているWebサイトです。
一般的に天気の情報を掲載しているWebサイトはたくさんありますが、「てんきとくらす」は「高原・山」に特化した天気サイトとなっています。
エリアを選択し高原・山や地名を選ぶだけでその山の天気をみることができます。
てんきとくらすは他の天気予報とは何が違うの?
山の天気は他の天気予報でも取り上げられることがあります。
それを見れば「てんきとくらす」の必要性は無いと感じる方も多いかもしれませんが、「てんきとくらす」には「てんきとくらす」だけの特徴があるのです。
まずは掲載されている山の数です。
普通の天気予報は代表的な山だけを取り上げて天気をみていますが、「てんきとくらす」の場合は詳細に山の天気が掲載されています。
例えば、長野県の山に絞ってみると112箇所ヒットします。
1つの県にそこまで山があったのかと驚きですが「てんきとくらす」ではこのように詳細の山についての天気情報を掲載してくれています。
次は、掲載されている情報量です。
「てんきとくらす」に掲載されている情報は以下の通りです。
- 3時間毎の高度2地点の気温
- 風
- 登山指数
- 該当の市町村の3時間毎の天気
- 気温
- 降水量
普通の天気予報では掲載しないであろう情報まで「てんきとくらす」には掲載されています。
当たらないと感じるのは登山指数について誤解しているから?
さて、ネットを見ると「てんきとくらす」は当たらないという声を見かけることがあります。
「てんきとくらす」を使って登山を決めている方からすれば「当たらないってどういうこと?」と思ってしまうこともあるでしょう。
ただ、「てんきとくらす」が当たらないと感じているのは登山指数について誤解があるからかもしれません。
【登山指数の誤解①】BとCの違いは雨や風の強さ度合い
まずは、登山指数BとCについてです。
「てんきとくらす」では風や雨が強い場合はBやCとアルファベットでその強さを示す仕組みになっています。
もちろん、何もない場合はAと表記されます。
ただ、ここで誤解が生まれやすく「BとCを比較するとCの方が降水確率が高い」という風に解釈をされる方が多いですがこれは間違い。
あくまでもBやCというのは「雨や風の強さの度合い」であり、どちらの確率が高いのかを示しているわけではありません。
「てんきとくらす」の運営会社が決めている基準値以上になるとAではなく、BかCでしか表示ができなくなるためこのような当たらないという誤解が生まれてしまっているのだろう言えます。
【登山指数の誤解②】週間天気の登山指数は朝9時の時点での天気
次は、週間天気の登山指数についてです。
「てんきとくらす」には週間天気の登山指数が掲載されていますが、これは朝の9時段階での天気でありそれ以降の天気を保証するものではありません。
あくまで「朝9時段階ではこのような天気ですが、10時には天候が急変する可能性がある」という意味合いもこもっているのです。
極端な例でいうと、9時時点ではAでも10時にはCになる可能性があるということ。
これにより誤解が生まれ当たらないと噂されてしまっているのです。
【登山指数の誤解③】登山指数が表しているのは山頂の天気
次は、登山指数が示しているものについてです。
これが一番当たらないと言われる要因ですが、「てんきとくらす」が示している登山指数は山頂の天気です。
山頂に行くまでが土砂降りでも、山頂が晴れていれば「てんきとくらす」には「晴れ」と記載されるようになっていますので当たらないという声が上がるのは当然かなと思います。
ただこの当たらないという声に関しては「てんきとくらす」の運営者が改善している最中だということで、改善まで気長に待ちましょう。