後払いサービスとして人気のPaidyですが、危険性はないのでしょうか?
今回は、Paidyの危険性について紹介していきます。Paidyの危険性と安全性、支払い滞納の危険性、身に覚えのない請求が来た時の対処法やPaidyのメリットについて解説していきます。
Paidyの危険性と安全性を解説
Paidyの危険性を探るために、危険性・安全性どちらも焦点を当てて解説していきます。
Paidyの運営会社・セキュリティ対策・何歳から利用できる?・登録情報・解約できる?・解約後に再登録は可能?・メルマガについてといったPaidyの情報から、危険性がないのか探っていきます。
ではそれぞれ解説していきます。
Paidyの運営会社
Paidyの運営会社は、株式会社Paidyという会社です。
Paidyはオンラインショッピングに向けた後払いサービスを行っており、代表的なものでいうとAmazon・AppleStoreの商品を後払い利用することができます。
株式会社Paidyはもともと、株式会社エクスチェンジコーポレーションという名前で、2017年にPaidyの後払いサービスを開始、2018年に現在の株式会社Paidyという名前になりました。2021年にはアメリカのPaypallに買収されたものの、これまで通りのサービスを継続しています。
セキュリティ対策
Paidyを使用する上で気になるのは、Paidyのセキュリティ面でしょう。
Paidyの決済情報はTLSで暗号化されるため、第三者に決済情報が知られる危険性はありません。TLSとはインターネット上でやり取りされる情報を暗号化する仕組みとなっており、ハッキングされる可能性は0に等しいです。
Paidyは第三者に決済情報が知られる危険性はなく、セキュリティ面で非常に優れているといえます。
何歳から利用できる?
Paidyを利用することができるのは18歳以上(高校生を除く)からとなっており、20歳未満であれば親の同意が必要となります。
20歳以上で年齢的に条件を満たしていたとしても、定収入がある方が条件となっています。
Paidyを利用するにはこれらの条件があるため、未成年が勝手に利用する危険性・支払い能力がない人が利用する危険性はないでしょう。
登録情報
Paidyの翌月後払い・コンビニ払い/口座振替/銀行振込を使うには以下の情報が必要となります。
- 電話番号
- メールアドレス
しかし、3回後払いやどこでもPaidyを利用するためには、本人確認をしなければいけません。本人確認に必要な情報は以下の通りとなっています。
- 運転免許証・マイナンバーカード
- 顔写真
- 姓名(フルネーム)
- 生年月日
- 住所
- 職業
- 利用目的
- 年収
- 同一生計人数
- 家賃or住宅ローンの支払い
- 外国PEPsに関する確認
解約できる?
Paidyは解約することができます。
解約する方法は、Paidyのアプリからアカウント→設定→アカウントの削除で削除の手続きをすることができます。
しかし、利用中の金額がアカウントに残っている場合はアカウント削除することができません。また、一度削除したアカウントは復活することができないので注意が必要です。
アプリのアンインストールだけでは解約できない
アプリのアンインストールだけでは解約できないので注意しましょう。
よくある勘違いとして、アプリをアンインストールしたら自動的にアカウントも削除されると思っている方もいるかもしれませんが、アプリのアンインストールだけでは解約することができないので、注意しましょう。
きちんと解約の手続きをしてから、アプリ削除しましょう。
解約後に再登録は可能?
Paidyの解約後に再登録することはできません。
Paidyで解約した場合、そのアカウントで使っていた電話番号・メールアドレスで再登録することはできません。そのため、今後Paidyを利用しない方のみ、アカウントを削除することをオススメします。
メルマガについて
Paidyを登録するには、電話番号・メールアドレスが必要となりますが、メルマガが届く危険性があります。
Paidyを登録する際にメルマガを受け取るか受け取らないか選択することができないため、Paidyに登録するとメルマガが大量に届いてしまうという危険性があるでしょう。
メルマガに限らず、Paidyを名乗る悪質なメールが届いたという声もあります。Paidyで身に覚えのない請求がきたらどうする?で詳しく解説していきます。
Paidyの支払い滞納の危険性を解説
Paidyは後払いサービスですが、支払いには期限があります。では、Paidyの支払い滞納の危険性はあるのでしょうか?
数日~1ヵ月程度滞納した場合・2ヵ月以上滞納した場合なにが起こるのかそれぞれ解説し、支払いが遅れてしまった場合にどうしたらいいのか、解説していきます。
数日~1ヵ月程度滞納した場合
まずは、数日~1ヵ月程度滞納した場合に起こることを解説します。数日~1ヵ月程度滞納した場合は、以下のことが起こります。
- Paidyから支払いの催促
- 遅延損害金・回収手数料が発生
- 今後Paidyを利用できなくなる
Paidyから支払いの催促
支払いが遅れるとまず起こることは、Paidyからの支払いの催促です。
電話・SMSで支払いの催促の連絡がくるでしょう。この時点で支払えるのであれば、支払っておくことがおすすめです。
遅延損害金・回収手数料が発生
支払いが送れると、遅延損害金・回収手数料が発生します。
遅延損害金は、滞納している金額×14.6×未払い日数÷365で求めることができます。未払い日数が増えるごとに、延滞損害金は膨れ上がっていくので注意しましょう。
また、回収手数料は1請求につき153円となっています。
今後Paidyを利用できなくなる
Paidyの支払いを1度でも滞納すると、今後Paidyを利用することはできなくなります。
2か月以上滞納した場合
続いて、2ヵ月以上滞納した場合に起こることを解説します。2ヵ月以上滞納した場合は、以下のことが起こります。
- 支払い金額を一括請求
- 信用情報に傷がつく(ブラックリスト登録)
- 弁護士・債権回収会社からの催促、裁判所からの催促
- 給料・財産の差し押さえ
支払い金額を一括請求
支払いが2ヵ月以上遅れると、これまでの支払い金額を一括請求されます。
これまで滞納していた金額はもちろん、分割払いしていたものも合わせて一括で請求されるので、支払いは厳しくなるでしょう。
信用情報に傷がつく(ブラックリスト登録)
続いて支払いが2ヵ月以上遅れると、信用情報に傷がつきます(ブラックリスト登録)。
信用情報に傷がつくとどうなるかというと、今使用しているクレジットカードが使えなくなる・新しいクレジットカードが作れなくなる・ローンの審査が通らなくなるということが起こります。
ブラックリストに登録されると、滞納金額を支払ってから5年が経過するまで情報が消えません。
弁護士・債権回収会社からの催促、裁判所から催促
続いて、弁護士・債権回収会社からの催促が起こります。これらは給料・財産の差し押さえなどの法的措置を考えた対応となっています。
これらを無視すると、裁判所から催促がくるでしょう。
給料・財産の差し押さえ
最終的に、給料・財産の差し押さえとなります。
まずは給料が差し押さえられ、それでも足りない場合は財産の差し押さえもされます。
支払いが遅れてしまった場合はどうしたらいいのか
これらのことから、Paidyは期限内に支払った方がいいということがわかりましたね。では、支払いが遅れてしまった場合はどうしたらよいのでしょうか?
支払いが遅れてしまった場合は、以下の対応をおすすめします。
- 数日~1ヵ月程度の遅れであれば出来るだけ早く支払う
- どうしても支払いができない場合は債務整理をする
数日~1ヵ月程度の遅れであれば出来るだけ早く支払う
まず、数日~1ヵ月程度の遅れであれば出来るだけ早く支払うことをおすすめします。
数日~1ヵ月程度の遅れであれば、出来るだけ早く支払うことで被害を最小限で済ますことができます。もしわからない点があれば、カスタマーサポートに問い合わせをしましょう。
2ヵ月以上遅れると被害は深刻になる危険性があるので、できるだけ早めに支払いましょう。
どうしても支払いができない場合は債務整理をする
どうしても支払いができない場合は債務整理をしましょう。
債務整理は、任意整理・個人再生・自己破産の3つの手続きがあります。自分にあったのはどれかを選択し、債務整理を行いましょう。
種類 | 内容 |
任意整理 | 利息をカットし月々の支払いを1/2に減らす |
個人再生 | 借りた金額の80%以上カット、マイホームを残せる |
自己破産 | 借金の返済義務をなくすための手続き |
Paidyで身に覚えのない請求がきたらどうする?
Paidyで身に覚えのない請求がきたらどうすればよいのでしょうか?
実は、Paidyで身に覚えのない請求が来たという声も多いようです。SMS・メール・はがきで来た場合の対処法を、それぞれ解説していきます。
SMS
まずはSMSから請求が来た場合です。
SMSにはPaidyを名乗って請求を送りつける悪質な業者も発生しています。SMSが来た場合は、基本的に無視でいいでしょう。
しかし、請求がきて心配であれば、以下の手順を実行しましょう。
- Paidyで購入した商品をチェックする
- Paidy公式に連絡
メール
続いてメールで請求が来た場合です。
メールにはPaidyを名乗って請求を送りつける悪質な業者も発生しています。メールが来た場合は、基本的に無視でいいでしょう。
しかし、請求がきて心配であれば、以下の手順を実行しましょう。
- Paidyで購入した商品をチェックする
- Paidy公式に連絡
はがき
続いてはがきで請求が来た場合です。
Paidyを名乗ってはがきを送りつけるのはあまり見られないですが、以下のはがきが届く場合があります。
- 弁護士・法律事務所のはがきが届く
- 裁判所から届く
1の弁護士・法律事務所からのはがきは、裁判になるor詐欺と考えられます。2の裁判所から届くのは、特別通達でなければ詐欺の可能性が高いでしょう。
Paidyのメリットは?
Paidyの危険性を解説してきましたが、Paidyにはメリットもたくさんあります。
Paidyのメリットは、まとめて翌月払いができる・商品が届いてから支払いができる・電話番号・メールアドレスのみで利用できる・分割払いをすることができる・セキュリティ性が高い・アプリを利用すればバーコード支払いも可能といったメリットがあります。
それぞれ解説していきます。
【メリット①】まとめて翌月払いができる
最初のメリットは、まとめて翌月払いができるということです。
Paidyは1ヵ月のうちに何回買い物をしたとしても、その1ヵ月使った金額をまとめて翌月に支払うことができます。使った金額はアプリで簡単にチェックすることができるため、支出管理もしやすいです。
Paidyは後払いでも、複数の商品をまとめて翌月払いできるので手間もかかりません。
【メリット②】商品が届いてから支払いができる
続いてのメリットは、商品が届いてから支払いができるということです。
通販サイトでは、先に支払ってから商品が発送されるという形が多くなっています。しかし、悪質な業者がお金だけ取って商品を送らなかったり、粗悪品を送ったりといった被害も多いのが現状でした。
そんなときに後払いサービスのPaidyを使うことによって、商品が届いてから支払いができるという安心感があります。
【メリット③】電話番号・メールアドレスのみで利用できる
続いてのメリットは、電話番号・メールアドレスのみで利用できるということです。
Paidyは電話番号・メールアドレスのみで利用することができるので、だれでも利用することができます。特にクレジットカードを持っていないという人にとっては、ありがたいでしょう。
【メリット④】分割払いをすることができる
続いてのメリットは、分割払いをすることができるということです。
Paidyは本人確認などの手続きをすることで分割払いをすることも可能となっており、分割払いは3回まで分割することができ、手数料も無料なのでお得です。
分割払いできるのは、大きなメリットでしょう。
【メリット⑤】セキュリティ性が高い
続いてのメリットは、セキュリティ性が高いということです。
Paidyの決済情報はTLSで暗号化されるため、第三者に決済情報が知られる危険性はありません。TLSとはインターネット上でやり取りされる情報を暗号化する仕組みとなっており、ハッキングされる可能性は0に等しいです。
Paidyは第三者に決済情報が知られる危険性はなく、セキュリティ面で非常に優れているといえます。
【メリット⑥】アプリを使用すればバーコード支払いも可能
続いてのメリットは、アプリを利用すればバーコード支払いも可能ということです。
最近ではバーコード決済が流行っていますが、Paidyも例外ではなくアプリを利用することによってバーコード支払いが可能となります。
バーコードを見せるだけで支払いをすることができるので、かなり便利です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
Paidyの情報から、危険性がないのか探っていきましたが、特に危険性があるという訳ではないようです。しかし、Paidyから身に覚えのない請求が来たというユーザーもいるので、身に覚えのない請求が来た場合に払わないように気をつけましょう。
また、支払いを滞納するのは信用情報にも関わり危険なので支払いは遅れないように注意しましょう。