様々な機能を持つAudacity。Audacityにはお世話になっている人が多いのではないでしょうか。今回はAudacityとはいったい何なのか。またAudacityの具体的な使い方や注意点などについて見ていきましょう。
目次
Audacityは高機能なオーディオ編集ソフト
Audacityとは高機能なオーディオ編集ソフトです。
また多彩な機能を持っており音声編集ソフトとなっています。
無料で使うことが出来る
AudacityはTHEド定番の無料で使える録音ソフトなんですね。
このソフトだけでレコーディングは勿論のことピッチ補正やエコー、リバーブやノイズ除去といった簡単なMIXができたりできます。
ノイズが取れるのも無料では提供できない技術なのでノイズの除去もバンバン使いましょう。
フリーでこれだけできてしまう高機能な音声編集ソフトになっています。
フリーのソフトで有名な編集ソフトは他にもありますがそれにも勝る勢いなんです。
とりあえずAudacityを使ってみるとドはまりすること間違いないです。
そして歌ってみたなどの界隈でも使用している歌い手さんが多いです。
これからそういった活動をする方などにもお勧めです。
録音・分割・編集も思いのままにできる
また音楽編集や音声編集もできます。
AudacityはLinuxやMacOSんど様々なOSでの動作環境でも起動します。
またソースコードとしてGNU General Public License バージョン2としてリリースされています。
GUIはwxWidgetsライブラリで作成されています。
2007年度にはマルチメディア部門最優秀プロジェクト賞を受賞しています。
Audacityについての知識を深める
では次にAudacityについての知識を深めましょう。
Audacityについて知れば知るほどフリーで提供されているのがおかしいなんてことになりますよ。
Audacityを導入する
まずはAudacityを導入しましょう。
01.公式ページから本体ファイルをダウンロード
まずは公式ページから本体ファイルをダウンロードしましょう。
公式ページ→https://osdn.jp/projects/audacity/
02.ファイルを実行する
次はファイルを実行しましょう。
実行すると「セットアップに使用する言語の選択」で指示通りに進みましょう。
03.ダウンロードが終わったら完了を押して終了
これでダウンロードが完了しました。
完了したら「完了」をクリックして終了しましょう。
Audacity画面の見方
では次にAudacity画面の見方を見ていきましょう。
トラック画面
まず使い方はトラック画面です。
挿入した音楽や音声ファイルが「トラック」として追加される画面になっています。
青の波形が音声の大きさを示しています。
この画面にどんどん音声ファイルをドラッグアンドドロップしていくことで複数の音声ファイルの編集も可能になります。
また再生中は「シークバー」と呼ばれる縦棒が移動していきます。
この「シークバー」はいろいろ編集していく際に必ず使用する機能なので覚えておきましょう。
トランスポートツールバー
次の使い方でトランスポートツールバーは音声の「再生・一時停止・停止・シークバーを初期値まで戻す・シークバーを最後まで進める」などの事が行えるボタンです。
基本的にこれらのボタンはキーボードのショートカットキーで代替可能です。
なので「Audacityを使いこないしたい!」って思ってる人は最初からキーボードでの操作を覚えたほうが良いです。
ボタンに関してはこれらがあります。
左から見ていきましょう。
- 再生中に押すとシークバーが一時停止します。再度押すと再生が再開します。エフェクトを掛ける範囲などを細かく見たい場合などに使用します。
- 再生ボタンです。これを押すと再生がスタートします。Spaceキーでも代替出来ます。
- 停止ボタンです。再生中にこのボタンを押すと再生がストップします。
- シークバーをトラックの最初まで戻します。
- シークバーをトラックの最後まで進めます。
- 録音を開始します。
となっています。
このボタンは是非覚えておきましょう。
ツールバー
次の使い方はツールバーです。
ツールバーは音声編集をしていく際に使うアイテムです。
ボタンの機能は様々ですがまず覚えておくべきものを見ていきましょう。
まずは選択ツールの使い方です。
これは選択範囲をすることができます。
カットをしたりエフェクトをかけたりするときに使うものですね。
次はエンベロープツールの使い方です。
これは波形を直線に戻すときに使うツールですね。
波形がまだらだといい音が出ないのでこれで直線に戻しましょう。
次は描画ツールの使い方です。
これは波形を直線的にすることができるツールです。
shiftキーを押しっぱなしで自由自在に変形することができるのでかなり便利です。
次は拡大ツールの使い方です。
これは波形を拡大したり縮小したりすることができるツールです。
shiftキーを押しっぱなしで縮小することができます。
次はタイムシフトツールの使い方です。
これはクリップを前後に移動することができるツールになります。
このツールはかなり多用するのでまずはこれだけでも覚えてしまいましょう。
ミキサーツールバーツールバー
次はミキサーツールバーツールバーの使い方です。
先ほどのツールバーとはちょっとわけが違います。
ミキサーツールバーツールバーは音声の大小を調整したり編集したりすることができるツールになっています。
またミキサーツールバーツールバーには3種類のツールが組み込まれています。
まずはミキサーツールバーの使い方です。
これは再生や録音のボリュームを調整します。
次は再生メーターの使い方です。
これは再生している音声大きさをチェックできます。
ノイズもわずかに確認できます。
次は録音メーターの使い方です。
これは録音中の音声の大きさをチェックすることができます。
ここでもノイズの確認もできます。
編集ツールバー
次は編集ツールバーの使い方です。
編集ツールバーは音声編集機能を操作するエリアになっています。
ツールバーの「選択ツール」で範囲指定した後に組み合わせて使用することが多くなっています。
また以下のショートカットがあります。
- 切り取り:Ctrl+X
- コピー:Ctrl+C
- ペースト:Ctrl+V
- トリミング:Ctrl+T
- ミュート:Ctrl+L
- アンドゥ:Ctrl+Z
- リドゥ:Ctrl+Y
- 拡大・縮小:Ctrl+1、Ctrl+3
- 選択範囲をウィンドウに合わせる:Ctrl+E
- プロジェクトをウィンドウに合わせる:Ctrl+F
- 拡大切り替え:Shift+Z
- 変速再生:トラックの再生速度をコントロールする
です。
これらのショートカットキーを使って編集を効率化していきましょう。
デバイスツールバー
次はデバイスツールバーの使い方です。
デバイスツールバーはデバイス設定を開かなくてもオーディオホストや録音デバイス、録音チャンネルや再生でデバイスなどの必要な組み合わせを簡単に選択することができます。