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ダリツ―とは?無料で使える?使い方と画像生成のコツを紹介!

2024年1月28日

ダリツ―(DALL・E 2)とはどのようなサービスだかご存知でしょうか。

文章を入力すれば様々な画像を生成してくれる、いわゆるAI画像生成サービスの一つです。近年ではAI画像生成サービスの発展が目覚ましく、様々なサービスが散見されます。

このダリツ―とはどのようなサービスなのでしょうか。当記事では、使い方を含め、解説していきます。

目次

ダリツ―とは何なの?

ダリツ―(DALL・E 2)とはAI画像生成サービスの一つです。

一体どんな特徴があるのでしょうか。

見ていきましょう。

ダリツ―とは①アメリカのオープンAI社が開発・運営

ダリツ―(DALL・E 2)は、アメリカのオープンAI社が開発・運営しています。

このオープンAI社とは、AI生成サービスの先駆けとも言われたチャットGPTを開発・運営している会社です。

オープンAI社は、AIに関する研究を続けてきたことから、このAI画像生成サービスであるダリツ―(DALL・E 2)を投入してきたのです。

そのため、日本のサービスではなく、日本人向けに作られているサービスではないということを頭に入れておく必要はあるかもしれません。

ダリツ―とは②AIで画像を生成してくれるサービス

冒頭でもお伝えした通り、ダリツ―(DALL・E 2)とはAI画像生成サービスの一つです。

そのAI画像生成サービスとは何ができるのか。

一言で言えば、作成したい画像の文章をダリツ―(DALL・E 2)のAI様に対して依頼という形で認識させ、その依頼文を元にAI様が依頼に基づいた画像を生成してくれるサービスのことです。

ダリツ―(DALL・E 2)は数あるAI画像生成サービスの中でも、クリエイティビティに溢れる画像を生成してくれます。

例えば、「空にいる犬と空で卓球をサッカーを同時にしている北極にいる白熊」とムチャクチャな依頼文(プロンプト)を入れたとしても、依頼に基づいた画像を生成してくれるのです。

ダリツ―とは③ダリツ―の名の由来って?

チャットGPTでおなじみのオープンAI社のAI画像生成サービスのダリツ―(DALL・E 2)ですが、名の由来は意外なものになります。

その名の由来とは、「サルバドール・ダリ」という画家+「ウォーリー」というピクサーのアニメ―ション映画のキャラを足したものだそうです。

それでダリツ―(DALL・E 2)だそうです。

ダリツ―とは④ダリツ―はスマホで使える?

ダリツ―(DALL・E 2)はスマホで使用することが可能です。

しかし、パソコンのほうが、画像の編集やバリエーションの作成などの機能を快適に使えるでしょう。

もちろんスマホでもダリツ―(DALL・E 2)を楽しむことができますが、パソコンで使用するほうがいいかもしれません。

ダリツ―とは⑤ダリツ―にアプリはある?

ダリツ―(DALL・E 2)にiPhoneアプリもAndroidアプリもWindowsアプリも存在しません。

基本的にSafariやグーグルクロームといったブラウザで使用する形となります。

そのため、アプリをダウンロード・インストールする必要性はありません。

ブラウザから使用するwebアプリケーションサービスとなります。

ダリツ―とは⑥日本語で使える?基本英語なの?

ダリツ―(DALL・E 2)は日本語で使用できるのでしょうか。

結論から申し上げますと、命令文(プロンプト)を日本語で打ち込むことは可能です。AIは日本語を認識してくれ、日本語で入力した文章に沿った画像を生成してくれます。

しかし、ダリツ―(DALL・E 2)のメニュー画面などに関してはすべて英語となっています。そのため、英語で記載されたメニューを元にして使用する必要があります。

イメージとしては、チャットGPTと画面と同じような感じです。同じオープンAI社の開発したものですからね。

ただ、最近ではGoogle翻訳もあるので、そこまで困ることはないのではないでしょうか。

また、依頼文(プロンプト)に関しては注意点があります。日本語を認識してくれるといっても、日本の有名人(例えば明石家さんまなど)の名前を入れても、それは検索するための用語として使えません。日本のサービスじゃないから仕方ないですね。

ダリツ―とは⑦チャットGPTと連携できるの?

オープンAI社といえばチャットGPT。

そのチャットGPTとダリツ―(DALL・E 2)という2つのサービスを連携させることは可能なのでしょうか。

結論として、チャットGPTとダリツ―(DALL・E 2)の直接的に連携することはできません。

ダリツ―(DALL・E 2)は画像を生成すること、チャットGPTはテキストを生成することに特化したツールです。そのため、チャットGPTに画像を生成させようとしても、ダリツ―(DALL・E 2)にストーリーを生成させようとしても、うまくいくことはありません。

「じゃあダリツ―(DALL・E 2)とチャットGPTを組み合わせることはできないの?」と思われると思われますが、一応組み合わせることは可能です。

使い方のところで詳細は後述しますが、チャットGPTのAIを利用してダリツ―(DALL・E 2)のAIで画像を生成する、という組み合わせが可能です。

例えば、チャットGPTに「紫色のタヌキが青いきつねに追いかけ回される画像を作成したいのでプロンプトを教えて」などと依頼すると、ダリツ―(DALL・E 2)に依頼するためのキーワードやプロンプトなどをチャットGPTが回答してくれます。

その回答をダリツ―(DALL・E 2)に入力すれば、自分の思い通りの画像を作成することが可能となります。

※ただ、後述するダリツ―(DALL・E 2)の進化版ダリスリー(DALL・E 3)に関しては、チャットGPTの有料版であるGPT-4でならば使用可能ですが、この記事はダリツ―の記事なので、割愛させていただきます。

ダリツ―とは⑧ダリツ―の技術を使ったサービスは?

このダリツ―(DALL・E 2)のAI技術を使用した、他の会社が運営する画像AIサービスがあります。

マイクロソフトが開発・運営しているビング イメージ クリエイター(Bing image creator)は、画像生成AIにこのダリツ―(DALL・E 2)を使用しています。

※実際には現在ダリツ―の進化版であるダリスリー(DALL・E 3)が使用されているようです。

ダリツ―とは⑨ダリツ―は商用利用できる?

Subject to the Content Policy and Terms, you own the images you create with DALL·E, including the right to reprint, sell, and merchandise – regardless of whether an image was generated through a free or paid credit.

日本語訳:DALL·Eを使用して作成した画像に関しては、コンテンツポリシーおよび利用規約に従いますが、その画像はあなたの所有物となります。この所有権には、無料または有料のクレジットを使用して生成された画像も含まれ、その結果、再印刷、販売、商品化などの権利を行使できます。

https://help.openai.com/en/articles/6425277-can-i-sell-images-i-create-with-dall-e

上記はオープンAI公式の見解です。

つまり、基本的には商用利用が可能ということです。

ただ、AI画像生成に関して、明確な法的整備がされておらず、ダリツ―(DALL・E 2)に限りませんが、AI画像生成サービスを使用して創作されたものは法的リスクに晒されることとなります。

また、有害な画像は禁止です。

AI画像生成サービスによっては、完全に商用利用OKといったサービスもあります(adobeのサービスなど)。

しかし、このダリツ―(DALL・E 2)を始めとしたAI画像生成サービスの多くは、どこまでが商用利用してよいのか線引きが難しいところがあります。

そのため、確実に著作権リスクのない画像を用意するような使い方を行う必要があります。

ダリツ―とは⑩著作権に関して何に注意すればいい?

先述したように、AI画像生成に関して、明確な法的整備がされておらず、ダリツ―(DALL・E 2)に限りませんが、AI画像生成サービスを使用して創作されたものは法的リスクがあります。

例えば、ディズニーキャラにそっくりの画像を作成したならば、それは類似性が認められるため、著作権に違反する可能性が高いです。

なので、これは絶対大丈夫と言えるような画像を用意するような使い方を行う必要があります。

ダリツ―とは⑪ダリツ―の進化版がある?

先述してしまいましたが、ダリツ―(DALL・E 2)は進化版であるダリスリー(DALL・E 3)があります。

ダリスリー(DALL・E 3)とは、画像生成の実力は大幅にアップした画像生成AIです。

さらに、こちらも先述しておりますが、ダリスリー(DALL・E 3)は有料版チャットGPT(GPT-4 )で使用することもできます。

ダリツ―の料金プラン、無料で使えるのかを紹介

ダリツ―(DALL・E 2)とは無料で使用することができるのでしょうか。

また、どのような料金プランがあるのでしょうか。

見ていきましょう。

ダリツ―の料金①基本無料で使うことができる

ダリツ―(DALL・E 2)は基本無料で使用することができます。

オープンAIのアカウントさえ作成してしまえば、無料で画像を生成することができます。

ダリツ―の料金②回数の制限があったりするの?

オープンAIアカウント作成直後50クレジット分は無料付与
月の始め15クレジット無料付与
有料プラン115クレジット:15ドル

https://yakiimosan.com/openai-dalle2-start/#index_id9

ダリツ―(DALL・E 2)は、一つの依頼文(プロンプト)を入れる際に1クレジットを消費。そして一つのプロンプトに対し4つの画像を生成してくれます。

つまり、アカウント作成時に50回の画像生成が可能ということです。

さらに、毎月15クレジットが無料で配布されるため、最初の50クレジットを使ったとしても、毎月15回はAI画像生成ができることになります。

有料は「それじゃ足りない!」という方向けのサービス。

15ドル(約2100円)を払えば115クレジットを得ることができますが、基本的には無料で十分事足りるでしょう。

ダリツ―の料金③広告は見なきゃダメ?

ダリツ―(DALL・E 2)は広告を見る必要はありません。

オープンAI社によるサービスのため、チャットGPTと同じく、無料でもいちいち広告を見ずに使用することができます。

これは意外とありがたい措置ですよね。

ダリツ―の料金④無料で使えない機能ってあるの?

無料で使えない機能というのはありません。

先述した通り、ダリツ―(DALL・E 2)のAI画像生成においては、「クレジット」というダリツ―(DALL・E 2)独自の通貨がすべてです。

そのため、無料で使える分が終了したならば、ダリツ―(DALL・E 2)のサービスそのものが全く使用できなくなります。

ダリツ―の料金⑤有料プランはあるの?

こちらも先述した通り、有料”プラン”なるものはありません。

ただ、すべて完全無料というわけではなく、都度課金(クレジット購入)をしてAI画像生成を行う権利を得るといった感じです。

金額は、15ドル(約2100円)を払えば115クレジットを得ることができます。

通常の使い方ならば無料で大丈夫でしょうが、ヘビーユーザーはぜひ。

ダリツ―の使い方を紹介

ダリツ―(DALL・E 2)とはオープンAIが開発したAI画像生成サービス。

そのため、チャットGPTと使い方は似ている部分があります。

チャットGPTを使用したことがあるならば、そこまで困ることはないかもしれません。

ダリツ―(DALL・E 2)の使い方を見ていきましょう。

ダリツ―の使い方①公式サイトへアクセスしアカウント作成

まずはダリツ―(DALL・E 2)と検索し、公式に行きます。

右上の「LOG IN」を押します。

アカウントがなければ、「don't have an account?」の隣を押して、アカウントを作成しましょう。

グーグルアカウント、マイクロソフトアカウント、メルアドを使用することが可能です。

ダリツ―の使い方②アカウント作成後ログイン

アカウントを作成したら、もう一度welcome backの画面にてメルアドを入れましょう。そして「continue」を押して、ログインします。

ダリツ―の使い方③命令文(プロンプト)を入れる

命令文(プロンプト)を入れる画面が出てきました。

ここにプロンプトを入れます。

どのようなプロンプトを入れればいいかは後述しますが、作成したい画像の特徴やキーワードを入力していきましょう。

どうしてもわからないならば、作成したオープンAIのアカウントでチャットGPTの画面を開きましょう。

先述したように、ダリツ―(DALL・E 2)で入力すべきプロンプトについて教えてもらいましょう。

ダリツ―の使い方④「Generate」をクリックして画像生成

「秋空の公園で犬と遊んでいる金髪ボブの女性」とでも入力しましょうか。

プロンプトを入力する欄の右側にある「Generate」を押せば、画像生成ができます。

基本的な使い方はこれだけです。

自分の希望通りの画像を生成できるように、プロンプトを調整したりします。

ダリツ―の使い方⑤画像の編集をする

ダリツ―(DALL・E 2)では画像の編集もできます。

生成画像の右の上の方にある「variations」を押せば、色や雰囲気を編集することが可能です。

ダリツ―の使い方⑥英語プロンプトの確認をする

ダリツ―(DALL・E 2)では、メニュー画面の画像を選択すれば、その画像の英文で書かれたプロンプトを確認することが可能です。

それらを確認することによって、どのようなプロンプトを入れればどういう画像ができあがるのか、ということの確認ができます。

その学んだプロンプトで、他のAI画像生成サービスを試してみるのも面白いかもしれません。

ダリツ―で画像生成するときどんなプロンプトを入れればいい?

ダリツ―(DALL・E 2)で画像生成をする際、どのような命令文(プロンプト)を入れればいいか迷ってしまいますよね。

どのようなプロンプトを入れれば、自分の希望する画像が生成できるのでしょうか。

見ていきましょう。

ダリツ―とプロンプト①プロンプトとは

ユーザーが入れる質問などのことをプロンプトと言います。

ここでは、AIに望む画像を生成してもらうための、依頼文・命令文というイメージで良いと思います。

AI画像生成界隈では「呪文」と呼ばれることもあります。

ダリツ―と呪文②日本語より英語がおすすめ

オープンAI社はアメリカの会社で、ダリツ―(DALL・E 2)は日本のサービスではありません。

そのため、プロンプトは日本語よりも英文の方がAIがしっかり認識してくれるということで、英語での入力がおすすめです。

ダリツ―と呪文③400文字入れることができる

ダリツ―(DALL・E 2)ではなんと400文字のプロンプトを入れることができます。多いですね!

そのため、望みの画像を生成するには、様々なキーワードを網羅する必要があります。

ダリツ―と呪文④おすすめのプロンプトは?

ダリツ―(DALL・E 2)をはじめとしたAI画像生成サービスでは、できる限り具体的なプロンプトを入れると効果が高くなります。

例えば、「スタジオジブリ風の少年」ならば、「a boy, Studio Ghibli style」と入れれば、ジブリ映画に出てきそうな少年の画像が生成されます(著作権的には怪しいですが)。

そして、今チャットGPTに聞いた、「眉毛の繋がったポメラニアン犬が宇宙を駆け巡り騒いでいる画像」のプロンプトが下記です。

A Pomeranian dog with connected eyebrows joyfully racing through space and creating a commotion.

ぜひ試してみて下さい。

ダリツ―と呪文⑤チャットGPTを上手く使って画像生成?

作成したオープンAIのアカウントでチャットGPTの画面を開き、ダリツ―(DALL・E 2)で入力すべきプロンプトについて教えてもらいましょう。

オープンAIのAIに画像を生成してもらうために、オープンAIのAIに画像を生成してもらうためのテキストを生成してもらう。

なんと合理的な使い方なのでしょう。

まとめ

当記事ではダリツ―(DALL・E 2)についての特徴、使い方や料金、プロンプトなどについて解説してきました。

著作権の面では難しい面もありますが、上手く使えば商用利用も可能です。

チャットGPTとダリツ―(DALL・E 2)の黄金タッグで、自分の作成したい画像をAIに生成してもらいましょう。

ぜひ当記事を見て、興味を持っていただければと思います。