NewPipeという動画ダウンローダーが使えなくなったと話題が出ました。
現在では改善され、以前のようにYouTubeの動画をダウンロードできるように。
この記事では、NewPipeが使えなくなった原因や対処法、代替できるダウンロードアプリなどを紹介します。
目次
NewPipeが使えなくなった時に考えられる原因
NewPipeが使えなくなった時の原因から見ていきましょう。
NewPipeのエラー
NewPipeのアプリ自体がエラーを出すと、使えなくなることがあります。
使えなくなる原因はさまざまですが、OSのアップデートの影響や動画サイトの仕様の変更の影響などが考えられます。
NewPipeはGoogle Playでリリースされているものではありませんが、オープンソースで世界中のデベロッパーがアップデート版をリリースしてくれるので、そこまで心配する必要はありません。
YouTubeの仕様変更
NewPipeが使えなくなった原因の中には、YouTubeの仕様変更も考えられます。
YouTubeは広告を再生することで収益を上げています。
その広告をスキップできる公式の方法は、YouTube Premiumへの加入。
サブスクリプションへの加入を促すことで、こちらでも収益を見込んでいます。
NewPipeのように無料で動画をダウンロードできてしまうアプリに対しては常に対策を講じていることが原因の1つです。
ネットワークエラー
NewPipeが使えなくなった原因の中には、ネットワークエラーも考えられます。
動画のダウンロードや再生ができなかったり、動画サイトのアクセスできないなどのトラブルの場合はネットワークエラーの疑いがあります。
ギガを消費しすぎたことで、速度制限になっている場合もネットワークエラーになる可能性があるので覚えておきましょう。
デバイスの問題
NewPipeが使えなくなった原因には、Androidスマホ自体の問題も含まれます。
具体的にスマホの何が問題になっているかまでは詳しく調査してみないとわかりませんが、スマホ自体に問題が起きている可能性があることも理解しておきましょう。
NewPipeが使えなくなった時の対処法
では、NewPipeが使えなくなった時の対処法もみていきましょう。
スマホを再起動する
NewPipeが使えなくなったときには、まずスマホの再起動から始めましょう。
スマホの再起動は、簡単ですが非常に有効な対処法です。
ネットワークの問題やスマホ自体の問題など、一時的なトラブルなら解決できます。
1分程度あるので、スマホトラブルだと感じたら再起動してみましょう。
アプリを更新する
NewPipeは、アプリを更新することで使えなくなる問題を解決できる場合があります。
先述したとおり、NewPipeはGoogle Playからはリリースされていません。
通常のアプリのアップデートとは手順が違いますが、NewPipeの公式サイトからリリースをされるので、チェックしてアップデートを試してみましょう。
キャッシュの削除
NewPipeがクラッシュなどのトラブルの場合、キャッシュを削除することで問題が解決することがあります。
キャッシュが多くなり過ぎると、アプリやスマホの挙動が重たくなることがあります。
キャッシュを削除すると、過去の見た動画を開くときに少し時間がかかるようになりますが、トラブルが生じた場合は試してみましょう。
他のファイル管理アプリに乗り換える
NewPipeが使えなくなる期間が長い場合は、他のファイル管理アプリ(動画ダウンローダー)に乗り換えるのもおすすめです。
どんなアプリがあるのかは後述しますが、数多くのファイル管理アプリがリリースされています。
NewPipeと同様に使えない場合もありますが、他のアプリがあるということも理解しておきましょう。
YouTube Premiumに加入する
NewPipeが使えなくなってストレスを感じるようなら、コストはかかりますがYouTube Premiumに加入するのがおすすめです。
YouTube Premiumに加入すればYouTubeの仕様が変わっても動画がダウンロードできなくなったりすることがありません。
コストがかかることが最もネックになるとは思いますが、NewPipeの機能はほぼカバーされているので、YouTube Premiumへの加入も検討してみてください。
YouTubeをダウンロードできる!NewPipeの代替Androidアプリ
では、NewPipeが使えなくなって代替になりそうなファイル管理アプリを紹介します。
YouTubeの仕様変更で動画がダウンロードできなくなる場合は、代替アプリも同様の状態に陥ることが予想できます。
その点を含めて利用することをおすすめします。
Tube Video Downloader
「Tube Video Downloader」は無料で広告も表示されないダウンロードアプリです。
YouTubeだけでなくFacebookやInstagram、X(旧Twitter)などの動画もダウンロードできます。
VidMate
「VidMate」も無料でYouTube動画をダウンロードできるアプリです。
Googleポリシーに適していないので、NwePipeと同様にGoogle Playではダウンロードできませんが、公式サイトから簡単にダウンロードできます。
YouTubeやFacebookだけでなく、TikTok動画のダウンロードにも対応しているので、さまざま動画配信サイトから動画を保存したい方におすすめ。
TopClipper
「TopClipper」も無料でYouTube動画をダウンロードできるアプリです。
無料版ではダウンロードできる回数に制限があり、ダウンロード速度も制限されます。
月間ライセンスが通常価格4,980円と高額ですが、永久ライセンスは13,480円とYouTube Premiumの年間プランと同じような額で利用できます。
無料で使えるアプリに比べてもサポート体制が整っているので、有料版ならこちらがおすすめ。
YMusic
「YMusic」は、Google Playでダウンロードできるファイル管理アプリです。
ビデオ広告や音楽広告をスキップできるアプリで、Google Play以外にも公式サイトでもインストールできます。
Googleのポリシー違反で今後Google Playでの公開が停止される可能性がありますが、そういった対策もされているので利用を続けられるアプリです。
Snaptube
「Snaptube(Google Play・App Store)」はAndroidだけでなくiPhoneやWindowsなどでもリリースされているダウンロードアプリです。
セキュリティ対策を講じていると発言しているため、安心して利用できるアプリの1つです。
Premium Box
「Premium Box」も動画のYouTube動画をダウンロードできるAndroidアプリの1つです。
ただ、公式からもいずれ使えなくなる可能性があると発言されているようです。
今はGoogle Playからリリースされていますが、そのうちにリリース停止やサービス停止になる可能性も理解して利用しましょう。
Movie Box
「Movie Box(Google Play・App Store)」もYouTube動画をダウンロードできるアプリです。
YouTubeだけでなく、ニコニコ動画の動画も保存できます。
ダウンロード後の動画再生は回数制限が設けらテレいますが、課金することで撤廃されるので、継続的に使いたい方におすすめ。
Tube Master Video Downloader
「Tube Master Video Downloader」もYouTube動画のダウンローダーの1つです。
UIが英語表記なので、操作感になれるまで少し時間が必要。
高画質の動画を保存できるので、残しておきたい動画が多い方にはおすすめ。
YouTubeの動画をダウンロードする際の注意点
YouTubeの動画をダウンロードする際の注意点もしっかりと理解しておきましょう。
YouTubeの利用規約違反であることは理解しておく
YouTubeの動画のダウンロードは、YouTubeの規約で禁止されています。
- 本サービスまたはコンテンツのいずれかの部分に対しても、アクセス、複製、ダウンロード、配信、送信、放送、展示、販売、ライセンス供与、改変、修正、またはその他の方法での使用を行うこと。ただし、(a)本サービスによって明示的に承認されている場合、または(b)YouTube および(適用される場合)各権利所持者が事前に書面で許可している場合を除きます。
引用元:YouTube 利用規約
一部の条件を満たしている動画に関してダウンロードや複製も可能ですが、基本的にはNGであることを理解しておきましょう。
私的利用の範囲を超えないようにする
YouTubeの動画をダウンロードして利用した場合、私的利用の範囲を超えないように注意しましょう。
現在はYouTubeの動画などをダウンロードしてSNSなどに投稿する方がいますが、実際は動画の投稿者の権利を侵害する行為です。
違法アップロードで訴えられると、1,000万円の罰金、または、10年以下の懲役、もしくはその両方を課せられます。
さらに動画投稿者に損害が生じると、損害賠償も請求されます。
私的利用の範囲は、個人のスマホにダウンロードして楽しむ程度が限度なので、SNSなどに投稿するのは絶対にやめましょう。
著作権侵害の動画はダウンロードしない
YouTubeには、著作権侵害されている動画も投稿されています。
違法アップロードされた動画をダウンロードするのは違法行為です。
200万円以下の罰金、または、2年以下の懲役、もしくはその両方が課せられます。
好きなテレビ番組や他のプラットフォームで投稿されていた動画がYouTubeで投稿されている場合がありますが、公式以外の動画はダウンロードしないようにしましょう。
急にアプリが使えなくなる場合があることを理解する
NewPipeのようなファイル管理アプリは、急に使えなくなる可能性があります。
また、アプリストアからリリースされていても、倫理的にNGに近いため配信が停止されてアップデートがりりーすされなくなる可能性もあります。
アップデートがリリースされないと、セキュリティ対策ができなくなり、アプリのエラーも改善できません。
そういったことを理解した上で使うようにしましょう。
アプリの信頼性もチェックする
ファイル管理アプリの中には、NewPipeのようにGoogle Playなどのアプリストアではリリースされていないアプリもあります。
Androidスマホの場合は、サイトからアプリをインストールできるため、審査を通っていないアプリもインストールできてしまいます。
アプリの配信者が悪事を働いている団体の場合、個人情報を抜かれてしまったり、遠隔操作されてしまうなどの危険性も潜んでいるのが現実です。
どんなアプリなのかや、信頼性も含めてチェックをするようにしましょう。
まとめ
この記事では以下のことを紹介してきました。
- NewPipeが使えなくなった原因
- NewPipeが使えなくなった時の対処法
- NewPipeの代用で使える動画ダウンローダー
- 動画をダウンロードする際の注意点
YouTube動画は広告が挟み込まれたり、何度も見返すたびにストリーミングが必要になるので使い勝手が悪いと思われがちです。
ただ、YouTubeのビジネスモデルとして、広告が再生されないことには成り立ちません。
ユーザー側は広告スキップができることは非常に大きなメリットですが、動画配信者側からすると広告が再生されないことには収益が生まれずに動画投稿が止まってしまうかもしれません。
応援しているYouTuberに限らず、動画配信系のインフルエンサーがいる方は、自分が動画のダウンローダーを使っていることでその配信者のマイナスになっています。
「アプリがリリースされているから問題ない」や「違法ではないから」という視点以外にも影響があることを理解して利用するようにしましょう。