以下では、「接続はプライベートではありません」表示がされる原因について説明します。
目次
原因①SSL証明書が読み込めなずにエラー
「接続はプライベートではありません」表示がされる原因として最も多いのが、SSL証明書が読み込めないというエラーです。アクセスするサイトでは証明書を発行しているのに、クライアント側からはSSL証明書の読み込みができないという場合です。
SSL証明書の失効の可能性もある
SSL証明書は認証局に発行してもらいますが、有効期間が決まっており、この期限を過ぎると効力を失ってしまいます。通常は、期限切れになる前にサーバー側で更新するのですが、更新漏れなどがあると失効してしまいます。
SSL証明書が失効してしまうと、「接続はプライベートではありません」表示がされるようになってしまうことがあります。
SSL証明書が失効した場合は、サーバー側で再度SSL証明書を取得することが必要で、クライアント側は待つしかできません。
原因②Webサイトのエラー
SSL証明書の問題以外にも、対象のWebサイトに一時的な問題が発生したことにより、SSL証明書が読み込めなくなってしまう場合があります。
この場合も、「接続はプライベートではありません」表示がされることになります。この場合も、Webサイト側で問題を解決するのも待つしかありません。
原因③ルーターとの相性やネットワークの問題
使用しているiPhoneやMacなどのデバイスとルーター間の接続が不安定になることが原因で、「接続はプライベートではありません」表示がされることがあります。接続が不安定になる原因には、ルーターとの相性の可能性も考えられます。
また、ネットワークが不安定なことが原因で、目的のサイトへのアクセスが正常に実施されず、それが原因で、「接続はプライベートではありません」表示がされる可能性も考えられます。
原因④偽物のサイトへのアクセス
偽物のサイトに誘導するフィッシングサイトなど悪意のあるサイトが数多く出回っています。巧妙に似せてあるため、うっかりアクセスすることもあり得ます。
こうした悪意のあるサイトへのアクセス時には、「接続はプライベートではありません」表示がされることが多いのです。
Safariなどのブラウザが、脅威から保護することを目的として警告表示しているものなので、警告を確認して、サイトへのアクセスの続行を判断するとよいでしょう。
原因⑤ブラウザ・デバイスなどの問題
使用しているブラウザやデバイスに一時的な問題が発生していることが原因で、SSL証明書の読み込みに失敗し、「接続はプライベートではありません」表示がされる場合もあります。
また、iOSやWindowsといったOS自体に問題が含まれている可能性も考えることが必要な場合もあります。
原因⑥SSL証明書が自己証明書の可能性
SSL証明書は基本的には認証局という信用ある機関から発行されたものを使用します。しかし、認証局発行のモノではなく、サーバー管理者が自分で発行している場合もあり得ます。
サーバーなどの初期設定で発行されている場合もありますが、悪意のあるサイトで意図的に発行している可能性もあるので注意が必要です。
この場合は、SSL証明書の内容を詳細にチェックする必要があります。切り分けに自信がない場合は、「接続はプライベートではありません」表示がされたらサイトにはアクセスしない方が無難です。