以下では、SSL証明書は問題がないのに、「接続はプライベートではありません」表示がされた時の対処法を説明します。
原因にもさまざま要因が考えられるため、あせらずに、対処法を順々にチェックして問題の切り分けと対処を行ってみてください。
目次
対処法①デバイスを再起動する
デバイスやブラウザの一時的な問題で「接続はプライベートではありません」表示がされる場合があります。この場合は、デバイスを再起動することで改善する可能性があります。
なお、スマホやPCは、電源を切ってシャットダウンしてから、再起動するようにしてください。非常に簡単な方法なので、まずは、試してみることをおすすめします。
対処法②ネットワークの状態を確認する
ネットワーク接続が不安定なことが原因で、「接続はプライベートではありません」表示がされる場合があります。
この場合は、ネットワークの再接続を試してみてください。Wi-Fiを使用している場合は、いったんWi-Fiをオフにしてから、再度オンに切り替えてみてください。また、5Gを使用している場合、4Gへの切り替えも試してみるとよいでしょう。
対処法③Webサイト側の問題発生を確認する
「接続はプライベートではありません」表示が、公式サイトなどで表示された場合は、TwitterなどのSNSで対象サイトの状況を確認して見ましょう。
もし、サイト側の問題であれば、復旧を待つしか手がありません。しばらく時間を置いてから、アクセスしてみましょう。
対処法④初めてアクセスするサイトならブラウザバックがおすすめ
初めてアクセスしたサイトにおいて、「接続はプライベートではありません」表示がされた場合は、まず、悪意のあるサイトである可能性を疑いましょう。
どうしてもアクセスする必要があれば、ウイルス・マルウェアへの感染、個人情報の漏洩などのリスクを覚悟の上、自己責任でアクセスしましょう。基本的には、ブラウザバックするのがおすすめです。
対処法⑤シークレットモードでの接続
Webアクセスではキャッシュが活用されており、キャッシュに残っているSSL証明書が原因で「接続はプライベートではありません」表示がされることがあり得ます。
キャッシュを使用しないシークレットモードでサイトにアクセスしてみてください。シークレットモードでも再度、エラー表示されるようであれば、悪質なサイトの可能性も念頭に置いて、可能ならアクセスは控えましょう。
対処法⑥詳細を確認する
「接続はプライベートではありません」表示は詳細を確認することもできます。詳細をタップすることで、証明書を見るこが可能です。証明書を確認できたら、サイトの閲覧に進んでも安心です。
証明書の見方に自信がない場合は、アクセスを控えましょう。
対処法⑦他のブラウザを導入する
使用中のブラウザで、「接続はプライベートではありません」表示がされた場合、他のブラウザを導入して再度アクセスしてみるのもよいかもしれません。
若干手間はかかりますが、キャッシュの影響などを確認できます。
対処法⑧OSのアップデートをする
SafariはiPhoneやMacのデフォルトブラウザであり、Safari単体でのアップデートは提供されていません。
Safariをアップデートをするには、iOS自体のアップデートを行うことが必要となります。
Safariの代用で使えるおすすめブラウザアプリ5選〜iPhone〜
iPhoneやMacのデフォルトブラウザであるSafafiの代わりに使えるおすすめのブラウザを以下に紹介します。なお、SafafiはWinodws版は提供されていません。
デフォルトブラウザのSafariを使うことでも特に問題はありませんが、Windowsとの併用や連動を考えるとSafari以外のブラウザを使うことも選択肢になり得ます。
おすすめブラウザ①Chrome
「Chrome」は、Googleが提供するブラウザで、WindowsやAndroidスマホでシェアの高いブラウザです。
同一のGoogleアカウントでログインしているデバイス間では、連動することでデータを自動的に共有可能です。iPhone・MacとWindows、Androidなど異なるOS間でもブックマークなどを簡単に同期できるので便利です。
おすすめブラウザ②Firefox Focus
「Firefox Focus」は、高速なブラウザとして人気のFirefoxのアプリ版です。標準でAdblockerを搭載。広告表示をブロックすることで高速化を実現しています。また、余計な広告が無いので、子供用のスマホで使えば、見せたくない広告の心配もなくおすすめです。
デメリットはキャッシュが残らないこと。このため、毎回、ログイン情報を入力する必要があるなど、操作が簡素化できないこともあるので留意してください。
おすすめブラウザ③Opera Touch
ノルウェー発のブラウザであるOperaのiOSアプリ版ブラウザです。当初はOpera Miniとしてリリースされましたが、「Opera Touch」に生まれ変わりました。
大画面のiPhoneに最適化されているブラウザ。画面下部に配置されたボタンで操作性が向上しており、使いやすいブラウザとしておすすめです。
おすすめブラウザ④Brave
「Brave」は、Firefox Focusと同様に高速性が人気のブラウザです。Braveも標準で広告ブロッカーを搭載しており、セキュリティが強固なのが特徴です。
公式で「最高のセキュリティと最高のスピード」を謳っており、自動HTTPSなどにより、高いセキュリティを備えています。
おすすめブラウザ⑤Aloha Browser
「Aloha Browser」も高速性が人気のブラウザです。Aloha Browserの特徴は、無料でVPN接続を無制限に張れること。VPNはセキュリティが高く海外などでも安心してネット接続することが可能です。
バックグラウンド再生にも対応しています。Aloha Browserなら、動画や音楽を再生しながら、他のアプリを起動して利用できるのがおすすめポイントです。
まとめ
ここまでは、Safariで表示される「接続はプライベートではありません」表示について説明してきました。メッセージの意味は、悪意のあるサイトなどサイトの安全性に関する警告の意味合いものです。他のブラウザでも、メッセージは異なりますが、同様の趣旨で表示されることがあります。
「接続はプライベートではありません」表示がされる原因は、SSL証明書に問題があるのみならず、一時的なエラーやネットワークの問題など、さまざまな原因が疑われます。この記事で紹介した対処法を参考に、問題の切り分けと対処をあせらずに進めてください。
世の中には悪意のあるサイトが数多く存在します。「接続はプライベートではありません」表示がされた場合は、被害に会わないよう、この記事を参考にしてください。