国際交換局の役割とは何か?発送された荷物はいつ頃届くのか

インターネット上の通販で買物したとき、発送元が海外だと運送会社の追跡ページから「国際交換局から発送」と記載されている場合があります。今回は、国際交換局とはそもそも何なのかについて解説します。荷物が届かないときの対処方法やいつ荷物が届くのかについても解説します。

国際交換局について

国際交換局とは?

「そもそも国際交換局がどのようなことをするのかがわからない」と言った方もいらっしゃると思いますので、まずはそこから解説していきます。国際交換局とは、海外から発送される荷物の輸入や輸入の税関手続きや発送、荷物の仕分けなどを行っている機関です。海外から届く荷物はこの国際交換局を通じて我々のもとに到着しています。海外からモノが発送されることが増えてきている今、必要不可欠な大事なシステムです。

国際交換局がある場所

日本の国際交換局の一覧です。

東京都東京国際郵便局
神奈川県川崎東郵便局
愛知県(名古屋)中部国際郵便局
大阪府大阪国際郵便局
福岡県新福岡郵便局
沖縄県那覇中央郵便局

札幌中央郵便局、神戸中央郵便局、名古屋中央郵便局、長崎中央郵便局、博多郵便局にも以前は国際交換局が設置されていましたが、現在は国際郵便の取り扱い業務を行っていません。運送会社の追跡ページで、「国際交換局から発送」や「国際交換局に到着」(日本の国際交換局)との表記があった場合は、上に記載した国際交換局のいずれかに荷物があると言うことになりますね。

国際交換局が関わる取引

国際交換局から発送の意味

海外から発送される荷物の追跡を行った場合に表示されることのある「国際交換局から発送」表記について解説します。この場合は主に2つの状態があります。1つは発送元の国の国際交換局を通過して日本に向けて発送された場合です。日本以外の国にも当然国際交換局はあり、海外から発送される荷物はその国の国際交換局を通り日本に到着後日本の国際交換局を通り我々のもとに到着しています。

この場合は追跡ページにその国の国際交換局を通過したことが記載されます。また、日本に荷物が到着し国際交換局が自宅に向けて発送を開始した際にも「国際交換局から発送」と記載されます。日本に到着したこともわかる形で書かれます。

「国際交換局から発送」が複数回表示されるときは?

上に記載したように「国際交換局から発送」は海外から発送される時の1回と、日本に到着して発送される際の1回で通常は2回表示されます。が、荷物が載せられる予定だった航空便などが欠航になった場合や、予定していた便に何らかの理由で荷物が載せられなかった場合は、再度国際交換局に戻され検査を行うことになっています。基本的に何回か国際交換局に通された場合でもしばらくすると発送されます。

国際交換局に到着の意味

追跡ページに「国際交換局に到着」の表記があった場合、海外から発送された荷物が日本の国際交換局に到着したことを意味します。「国際交換局に到着」の段階ではまだ発送は始まっておらず、後述する手続きを経て数日後に「国際交換局から発送」されます。場合によっては配送が大幅に遅れたり配送が行われないこともありますが、正しい手段を踏んで注文した荷物は問題なく届くことがほとんどです。

どこから来る荷物なのかも重要

荷物発送元の国によっては、休日などの都合で国際交換局が業務をしていないため「国際交換局から発送」になかなか移らない場合もあります。また、その国の検査方法や航空便などの状況によっては「通関手続き中」が何度も表示されることがあります。なかなか発送にならないと言う場合は下の「なかなか荷物が届かないこともある」とあわせて確認してください。

通関手続き中とは

荷物追跡サービスで「国際交換局に到着」の次のステップで「通関手続き中」との表示が出ることがあります。これは、注文した荷物が海外から送られる時と日本に入る際にある税関手続きを行っている時に表示されます。税関手続きでは、関税や消費税などの確認や輸出入者、荷物の内容などが確認されます。これらの項目に合格し、関税などの各種税が税関に正しく納められてることが確認されると輸出入の許可が下りるのです。

通関手続き中から届くまでの日数

「通関手続き中」表示が出てから必要な手続きがすべて完了し、「国際交換局から発送」ステップになるまでは通常約2日ほどかかります。ただし、土日祝などが挟まる場合は手続きがその間は行われませんので、その分届くのも送れます。税関の営業時間は平日08:30~17:15ですので、深夜や早朝の手続きも基本的に行われません。

24時間365日業務を行っている税関もある

上では営業時間が平日の08:30~17:15と記載しましたが、以下の税関は24時間365日業務を行っています。荷物が該当の税関に到着する場合は土日祝深夜早朝問わず手続きが行われます。

東京都羽田空港
千葉県成田空港
愛知県(名古屋)中部国際空港
大阪府関西国際空港

時間外手続きを届け出ることができる

上記4空港以外の税関でも「開庁時間外の事務の執行を求める届出書」を事前に税関に提出すれば、営業時間外の手続きを行うよう税関に求めることができます。ただし、一部の発送方法では時間外手続きの手数料がかかることがあるので、注意が必要です。FedexやDHLでは追加料金がかからないので、配送方法が選択可能な場合は調べてみましょう。

なかなか荷物が届かないこともある

「通関手続き中」表示からなかなか次の「国際交換局から発送」に切り替わらないと言った場合や、「通関手続き中」が何度も繰り返し表示される場合は、荷物に何らかの問題がある可能性があります。(航空便などの都合で再検査になっている場合もありますが) 何度も表示されてなかなか荷物が届かない場合は以下の項目に引っかかっていないか確認してみてください。

課税の対象なため

海外から発送される荷物を個人が注文した場合、課税される税金の金額が10000円以下の場合は一次検査のみで手続きが終了し、数時間以内に「国際交換局から発送」に進みます。課税額は商品価格の60%です。ただし、「通関手続き中」が複数回表示される場合は商品に課される税金が10001円以上になっており、二次検査が行われることがあります。商品の代金から計算して課税の対象な場合は、二次検査の通過を待ちましょう。

偽ブランド・コピー品なため

通関手続きの一次検査で、荷物が偽ブランド品やコピー品の可能性があると判断された場合は二次検査に回され、「通関手続き中」が複数回表示されることがあります。この場合は追跡ページに「通知書発送済」「通関保留中」と表示されます。その後税関から荷物の送り先住所に書面が送られてきますので、必要な内容を記入して税関に送ります。該当の偽ブランド品・コピー品が商用目的で使用されず、個人使用目的であるということが認められた場合は検査に受かります。

書類の提出などの手間もかかり荷物の到着にも時間がかかってしまうので、購入する際は偽ブランド・コピー品でないかチェックするようにしましょう。偽ブランド品やコピー品とわかっている場合は買わないほうがいいかもしれないですね。

インボイス書類に不備があるため

インボイス書類とは、国をまたいで荷物をやり取りする際に発送する側が商品の内容や数量、発送元や送り先住所など配達業務や税関手続きなどに必要な内容が書かれた大事な書類です。具体的な商品の内容や金額などの情報がインボイス書類にない場合は二次検査に回され、「通関手続き中」が複数回表示されることがあります。内容次第では検査に時間がかかり、荷物がなかなか届かないこともあります。

不備があることが事前にわかっている場合は、できるだけ早く税関に連絡するようにしましょう。

国際交換局から発送されてから届くまで

荷物が届くまでの目安

日本の国際交換局に荷物が到着し通関手続きが終わり発送された場合、一般的には3日以内に荷物が自宅に届きます。必ずしも自宅の近くの国際交換局に荷物が届くわけではないので、国際交換局の場所を確認してみましょう。国際交換局が自宅に近ければ近いほど荷物は早く届きます。北海道在住で那覇の国際交換局から荷物が発送されるような場合は届くのに時間がかかることもあります。

ここからは、海外から発送された荷物がいつ届くのかの目安をご紹介します。配送方法や交通状況により前後することがあります。

台湾から日本

台湾の国際交換局から1月1日に発送された荷物は、空路などで日本に届きます。目安では3日間、1月4日に日本の国際交換局に到着します(この場合は川崎)。通関手続きに1日かかり、1月6日に国際交換局から発送されます。翌日、千葉県内の指定された住所に到着しました。到着する国際交換局と宛先住所にもよりますが、台湾から日本の場合は約5~10日間で到着します。

12/30引受
1/1国際交換局から発送(台湾)
1/4国際交換局に到着(日本)
1/5通関手続き中
1/6国際交換局から発送
1/7お届け済み(千葉)

中国から日本

中国の国際交換局(この場合は広州)から2月1日に発送された荷物は、空路などで日本に届きます。目安では3日間、2月4日に日本の国際交換局に到着します(この場合は川崎)。通関手続きに1日かかり、2月6日に国際交換局から発送されます。2日後、福岡県内の指定された住所に到着しました。到着する国際交換局と宛先住所にもよりますが、中国から日本の場合は約7~10日間で到着します。

1/30引受
2/1国際交換局から発送(中国)
2/4国際交換局に到着(日本)
2/5通関手続き中
2/6国際交換局から発送
2/8お届け済み(福岡)

シンガポールから日本

シンガポールの国際交換局から3月1日に発送された荷物は、空路などで日本に届きます。目安では2日間、3月3日に日本の国際交換局に到着します(この場合は川崎)。通関手続きを経て、同日国際交換局から発送されます。翌日、千葉県内の指定された住所に到着しました。到着する国際交換局と宛先住所にもよりますが、シンガポールから日本の場合は約5~10日間で到着します。

2/27引受
3/1国際交換局から発送(シンガポール)
3/3国際交換局に到着(日本)
3/3通関手続き中
3/3国際交換局から発送
3/4お届け済み(千葉)

韓国から日本

韓国の国際交換局(ソウル)から4月1日に発送された荷物は、空路などで日本に届きます。目安では2日間、4月3日に日本の国際交換局に到着します(この場合は川崎)。通関手続きを経て、4月4日に国際交換局から発送されます。2日後、大阪府内の指定された住所に到着しました。到着する国際交換局と宛先住所にもよりますが、韓国から日本の場合は約5~10日間で到着します。

3/31引受
4/1国際交換局から発送(韓国)
4/3国際交換局に到着(日本)
4/4通関手続き中
4/4国際交換局から発送
4/6お届け済み(大阪)

アメリカから日本

アメリカの国際交換局(サンフランシスコ)から5月1日に発送された荷物は、空路などで日本に届きます。目安では2日間、5月3日に日本の国際交換局に到着します(この場合は大阪)。通関手続きを経て、5月4日に国際交換局から発送されます。翌日、大阪府内の指定された住所に到着しました。到着する国際交換局と宛先住所にもよりますが、韓国から日本の場合は約5~10日間で到着します。

5/1引受
5/1国際交換局から発送(アメリカ)
5/3国際交換局に到着(日本)
5/4通関手続き中
5/4国際交換局から発送
5/5お届け済み(大阪)

香港から日本

香港の国際交換局から6月1日に発送された荷物は、空路などで日本に届きます。目安では翌日、6月2日に日本の国際交換局に到着します(この場合は大阪)。通関手続きを経て、2日後の6月4日に国際交換局から発送されます。翌日、大阪府内の指定された住所に到着しました。到着する国際交換局と宛先住所にもよりますが、香港から日本の場合は約5~10日間で到着します。

6/1引受
6/1国際交換局から発送(香港)
6/2国際交換局に到着(日本)
6/3通関手続き中
6/4国際交換局から発送
6/5お届け済み(大阪)

ドイツから日本

ドイツの国際交換局(フランクフルト)から7月1日に発送された荷物は、空路などで日本に届きます。目安では2日間、7月3日に日本の国際交換局に到着します(この場合は川崎)。通関手続きを経て、同日中に国際交換局から発送されます。翌日、埼玉県内の指定された住所に到着しました。到着する国際交換局と宛先住所にもよりますが、ドイツから日本の場合は約5~10日間で到着します。

6/29引受
7/1国際交換局から発送(ドイツ)
7/3国際交換局に到着(日本)
7/3通関手続き中
7/3国際交換局から発送
7/4お届け済み(さいたま)

オランダから日本

オランダの国際交換局(ネザーランド)から8月1日に発送された荷物は、空路などで日本に届きます。目安では2日間、8月3日に日本の国際交換局に到着します(この場合は東京)。通関手続きを経て、8月4日国際交換局から発送されます。翌日、北海道内の指定された住所に到着しました。到着する国際交換局と宛先住所にもよりますが、ドイツから日本の場合は約5~10日間で到着します。

7/31引受
8/1国際交換局から発送(オランダ)
8/3国際交換局に到着(日本)
8/4通関手続き中
8/4国際交換局から発送
8/5お届け済み(北海道)