Windows DefenderはWindowsに標準搭載されているセキュリティソフトです。ここでは、サードパーティ製のセキュリティソフトと比較しての性能や共存などについて説明します。
目次
Windows Defenderの性能
Windows Defender はWindows 8 からOSに標準搭載となり、以下のように、マルウェア(ウイルス等)対策やスパイウェア対策など以下のようなセキュリティ対策用の基本的な機能を有しています。
リアルタイム 保護による常時監視
PCが稼働中はその動作を常時監視しており、ウイルスの侵入や実行を検知すると即座にそれらを遮断する機能です。
ランサムウェアをシャットアウト
フォルダーやファイルの改ざんを行なうランサムウェアなどから改ざんを防止ます。
スキャン保護
PC内のファイルをウイルスに感染していないかチェックする機能です。
EMETのDefenderへの統合
アプリケーションなどに脆弱性がないかを監視して保護する機能です。
サードパーティー製セキュリティソフトとDefenderとの比較
Windows Defender は基本的なセキュリティ対策にしぼって機能が実装されており、メールのセキュリティチェック、個人情報の保護機能、ネットバンキングの保護機能などには非対応です。
しかし、各種の外部機関によるセキュリティソフトの評価では、サードパーティー製セキュリティソフトに劣らない性能を示しています。ただ、更新サイクルの点から未知のウイルスの検出はあまり高くないようです。
Defenderとサードパーティー製セキュリティソフトとの共存は可能
PCに複数のセキュリティソフトをインストールすると競合が心配とよく言われます。しかし、Windows Defender は、サードパーティー製のセキュリティソフトをインストールすると、自動的に無効になります。
つまり、サードパーティー製のセキュリティソフトとの共存が可能で、わざわざ Windows DefenderをPC からアンインストールしなくてもよいのです。
自分で危険リスク回避できるユーザーはWindows Defenderで充分
Windows Defenderのセキュリティ機能は性能的には優秀ですが、機能は基本的なものに限られており、サードパーティー製セキュリティソフトのような手厚いサポートもありません。
このため、PCやセキュリティについてある程度の知識と経験のある方に向いています。こうした方であれば、Windows Defenderで充分であり、サードパーティー製セキュリティソフトに頼る必要は低いといえるでしょう。
Windows セキュリティは公式ブログから確認
Windows Defenderのセキュリティ機能をはじめとしてWindows 10 のセキュリティに関する情報は、Microsoft の公式ブログで確認できます。
まとめ
KB2267602は、Windows Defender のウイルス対策用の定義ファイルを含む更新プログラムです。ここでは、KB2267602の更新に失敗する場合の対処法を説明してきました。
Windows Defenderの性能は向上しており、PCに詳しい方であれば、サードパーティー製セキュリティソフトに頼る必要はないものです。セキュリティ対策の参考になれば幸いです。