ファイル自体が壊れている場合にも、削除できないファイル扱いになることがあります。Windows上にはもうないにも関わらず、あるかのように表示されてしまうので、削除できないのは当たり前です。削除できないファイルの場合、実在していない可能性があります。
目次
⑦ファイルシステムが壊れている
ファイルシステムというのはいわば、本の目次のようなものです。本の目次がないとページが探しにくくなるように、ファイルシステムが壊れるなどの問題が起きると、削除できないファイルという扱いになります。ファイルシステムが壊れてしまうとファイルが削除できないだけでなく、アクセスできないなどの問題が起きてしまいます。
ファイルが削除できない時の対処法
①ファイル名の確認・変更を行う
ファイル名が長すぎる、パス名に使用できない文字列が含まれているなどの原因で削除できないファイルになることがあります。そういった削除できないファイルは名前を変更することで改善できる可能性があります。削除できないファイルを右クリックすると一覧が出てくるので、その中から名前の変更を選択し、長すぎる名前を短くする、使用できない文字列を変更するなどして、PCを一旦再起動してから削除できるかの確認をしてください。
②ファイルの所有者を変更する
ファイルの所有権がないとき、ファイルは削除できないとエラーになることがあります。それを解決するにはファイルの所有権を変更しなければなりません。やり方を説明します。
①削除できないファイル→「プロパティ」を選択
②セキュリティタブを選択→「詳細設定」→「追加」を選択
③アクセス許可エントリ→「プリンシパルの選択」を選択
④ユーザーまたはグループの選択→「詳細設定」を選択
⑤「検索」→「検索結果」をOK
⑥ユーザーまたはグループの選択に戻りグループ名、ユーザー名が確認されたらOK
⑦アクセス許可エントリの画面でプリンシパルのところでグループ名などを確認し
⑧基本のアクセス許可→「フルコントロール」にチェックしOK
この操作後、ファイルがきちんと削除できるか確認してみてください。
③ファイルを開いているソフトを終了する
ソフトを起動させている状態では削除できないファイル扱いになることがあります。そういうときにはなんらかのエラーメッセージが出るので、メッセージが出た場合にはキャンセルします。そして、起動させているソフトを一旦完全に終了させましょう。そうしてからファイルの削除を施行してください。
④パソコンを再起動する
削除できないファイルがあったり、プログラムを開いているのにそれが見当たらない場合にはエラーが起きていると考えられます。パソコンを再起動することで、プログラムを完全に終了させることができます。再起動してから削除できないファイルをもう1度削除してみましょう。