今はテレワークが普及してきたこともあり、自宅で音声通話をする機会も増えました。しかし、音声が聞き取りづらかったり使い勝手の良いものではありませんよね?その時に役立つ機能がマイクブーストなのですが、マイクブーストを使うことでどのようなメリットがあるのでしょうか?
目次
メリット①マイクからの距離
ノートパソコンなどでビデオ通話をする際に、パソコンのマイクに近づきすぎると顔がカメラからフレームアウトしてしまいます。そのような理由があり、フレームアウトしないために、画面から一定の距離を取らなければいけません。
一定の距離を取るとマイクから離れて遠くなってしまい、通話先の相手に声が届きづらい事になります。周囲の状況により大きな声を出して話せないことも…このようなケースには、マイクブーストを設定すると大きなメリットが得られます。
メリット②小声
携帯機器およびノートパソコンでは、マイクの場所や、設置されているマイクの性能には限界があるため、音声を拾いにくい場面が避けられません。大きい声を出せる環境なら良いのですが、状況により、大きな声を出すことがはばかられることもあるでしょう。
そのようなときに、マイクのブーストを設定することで、小声でも通話をすることが可能になります。
メリット③内臓マイクとイヤホン
内蔵マイクおよびスマホに付属している外付けイヤホンマイクは、マイクのブースト機能は付いていないため、本体側でマイクをブーストしなければいけませんが、その分、たくさんのマイクの種類を選べるというメリットがあります。
マイクブーストをするデメリット
メリットばかりが目立つマイクブーストですが、使っていく上では当然デメリットもあります。どのようなデメリットがあるのでしょうか?デメリットは3つあります。それでは見てみましょう。
デメリット①ノイズが大きくなる
マイクブースト機能を使うと、ノイズを大きく感じるケースがあります。音声を無理にブーストすることで、ノイズまで一緒にブーストされてしまうのが原因です。
マイクブーストをOFFにするとその分ノイズは減ります。しかしマイク音量も下がってしまうので、マイクブースト機能は状況に応じて使うようにしましょう。
デメリット②周囲の雑音を拾う
マイクをブーストすると小さな声を拾ってしまいます。それはすなわち周囲の会話も雑音も拾ってしまう可能性があるということです。
誰もいない場所で一人でマイクブーストを使う場合にはいいのですが、周りに人がいたり騒がしい場合には雑音が意図せず聞こえてしまうことがあるということを留意しましょう。
デメリット③音が割れる
マイクを増幅する=小さな音のレベルを底上げをするということですが、マイクまたは音声入力部分にはダイナミックレンジ(扱うことのできる最小音量から最大音量までの音の幅)が決まっています。
小さな音を大きくブーストする=大きな音もブーストされるということで、ブーストされた音が最大音量の幅を超過すると音が割れて聞こえてしまいます。音の大小が少ない場合は、比較的音割れの問題は少ないですが、音楽の録音など音の幅の大小が大きい場合には音割れが発生するので注意が必要です。