今回紹介する「どこでも聖書」は、オフラインでも利用可能な書籍・参考書アプリです。語学学習にも役立ちますし、聖書を読んでみたい方、教会で聖書を使用している方などにおすすめです。様々な機能を搭載し、通読しやすい設計がされています。
「どこでも聖書」の概要
「Dnasoftn」が開発・運営するAndroid向けスマホアプリ「どこでも聖書」は、場所やシーンを選ばずに、自分の好きな時に聖書を読んだり、聴いたりしたいという方におすすめです。不要な権限を要求されたり煩わしい広告表示もありません。またオフラインでも視聴でき、どなたでも安心して利用可能です。
「どこでも聖書」の主な機能
■Text-to-Speech を使った聖書の読み上げ機能
「Google テキスト読み上げ」を利用して、聖書を様々な言語で読み上げ可能です。
聖書を読む気力が出ない時や、なかなか寝付けない夜などに読み上げ音声を流して使うととても効果的。機械音声が苦手な方もいらっしゃいますが、慣れると便利だそうです。
■本文と翻訳文を同時表示/パラレル表示機能
日本語と英語の聖書を並べて表示できます。英語学習に役立てたり、聖書の訳を比べてみることも可能です。
■聖書を通読するために/読書プラン設定機能
読書プランを設定することで、聖書を読み通すために役立てられます。
聖書は分量が多く通読が難しいですが、読書プランにより目標が視覚化され、進捗状況がわかりやすくなります。
■節の検索機能
ローマ字入力でも、漢字や単語の候補が表示されます。また検索結果は、同時に複数の訳を表示可能ですので、教会での使用時にも大変便利な機能です。
■節のブックマーク機能
節ごとにブックマーク可能で、タグ設定で分類できます。
■聖書訳の追加機能
アプリ「MyBible」用「SQLiteモジュール」が使用可能です。またデータベース作成ソフトで自作することもできます。
アプリ開発のきっかけ
「Dnasoftn」のアプリ開発担当の方に、アプリ開発のきっかけをうかがうことができました。8年前にさかのぼりますので、不確かなところもあるそうですが、時系列で紹介させていただきます。
- 2007年から音声読み上げ機能を利用したWindows向けのフリーソフト制作を継続されてきました。
- 2013年、Android向けのアプリ制作に向けて、Androidのプログラミングの本で独学を開始。
- 2013年11月頃には、英語学習用に使用できそうなフリー素材を探していく中、ユーザーの多さから「聖書」が適していると推測。まず既存の聖書アプリをいくつか使用してみたそうです。
- その結果、日本人向けのアプリが少ないことや、オフラインでの使用ができないこと、権限の要求などに不便や不満を感じたので、ご自身での「聖書アプリ」の制作開始を決断されました。
- そして2013年12月25日にver1.0をリリース。
「聖書」は「誰でも無料で、自由に読めて当然だ」という信念のもと、広告表示や不要な権限の要求を付けないように徹底し制作されたそうです。
対応している聖書の種類
「どこでも聖書」は以下デフォルトで7つの聖書に対応し、追加インストールで2つの聖書に対応しています。
●デフォルト |
・口語訳聖書 |
・文語訳聖書 |
・World English Bible |
・King James Version (KJV) |
・和合本繁体字版 |
・新标点和合本 |
・新改訳(新約聖書1965年) |
●追加インストール対応 |
・Korean Revised Version |
アプリ MyBible 用の SQLite モジュール |
まとめ
今回は「どこでも聖書」を紹介しました。7月には、音声読み上げの誤読訂正可能な辞書機能を付ける予定があるそうです。
教会で聖書を利用する方はもちろんですが、聖書を読んだことのない方や最後まで通読できなかった方におすすめのアプリです。また語学学習の一環として、英語や中国語、韓国語などの様々な言語を学びたい方に。そして日本語を学びたい海外の方にご利用いただきたいそうです。以下のサイトでダウンロード可能ですので、ご確認ください。