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iPhone機種変更時のLINEデータバックアップと復元方法とは?

2020年4月12日

みなさん、LINE使ってますか?今回は、新しいiPhoneへ機種変更するとき、LINEのデータをどうやってバックアップするのか、簡単な方法をまとめてみました。

チャットや無料通話、クリエイターの方なら面白いスタンプを作成して販売するなど、LINEは私達の生活にすっかりお馴染みとなりました。

そんなLINEだけに、気になるのが機種変更時のデータ移行方法。

そこで、この記事では新しいiPhoneへ機種変更する際、どうやってデータを移行したら良いのか、そしてどうやって復元したら良いのかを取り上げます。

AndroidからiPhoneへ機種変更する場合

android.1

Androidからは移行できないデータがある

まずはじめに、AndroidからiPhoneへ機種変更する場合について触れてみましょう。

LINEでは、AndroidからiPhoneあるいはその逆のように、異なるプラットフォームへ移る際には移行できるデータに制限があります。

異なるプラットフォーム間では移行できないデータ

  • 過去のトーク履歴
  • LINEコインなどの課金データ

スタンプや着せ替えは再ダウンロードが可能なので問題ありませんが、過去のトーク履歴や課金したLINEコインは移行することが出来ません。

写真などのデータは、事前にAndroid端末側で保存して、それをiPhoneへ手動で送っておくと良いでしょう。

Android版LINEからiPhone版LINEへの移行方法

ここからはAndroid版LINEからiOS版LINEへの移行方法をご紹介します。

なお、Android版の操作手順については、使用中の端末により、微妙に異なる場合があるので注意してください。

Android端末側での操作

メールアドレスの登録
  1. LINEを開く
  2. 画面下の「その他」をタップ
  3. 「設定」を選ぶ
  4. 「アカウント」を選ぶ
  5. 「メールアドレス登録」を選ぶ
  6. 登録するメールアドレスとLINEログインに必要なパスワードを決めて入力する
  7. 登録したメールアドレスにLINEから確認メールが届くので、表示されている認証番号をメモする。
  8. 前述の認証番号をLINEに入力する
  9. 「登録する」をタップする
機種変更時のアカウント移行操作

機種変更時には、前述のメールアドレス登録後に「アカウント引き継ぎ設定」も必要になります。

なお、下記の作業実行後、24時間以内に新しいiPhoneでLINEにログインする必要があるので、実際にこの作業を行うのは新しいiPhoneを入手してからにしましょう。

  1. LINEを開く
  2. 画面下の「その他」をタップ
  3. 「設定」を選択
  4. 「アカウント引き継ぎ設定」を開く
  5. 「アカウントを引き継ぐ」をONにする

iPhone版LINEでの操作

Android版LINEでの作業が完了したら、次にiPhone版LINEで操作を行います。

といっても、実際にはAppStoreからLINEをダウンロードし、初回起動時のログイン画面で、Android版で登録したメールアドレスとパスワードを入力するだけ。

あとは画面の指示に従って進めていけば大丈夫です。

なお、この操作を行うとAndroid版のLINEはログインできなくなりますので、重要な写真を保存したり、大事なトーク履歴はスクリーンショットで保存しておくようにしましょう。

古いiPhoneから新しいiPhoneへ機種変更する場合

iphoneカメラ

Android版からの移行と比べて、iPhone同士での移行はそれほど難しくありません。

また、iPhone版同士であれば、同じLINEアカウントとApple IDを使っていれば、トーク履歴やLINEコインの残高も移行することが可能です。(画像や動画の移行には制限があります。)

移行方法は大きく分けて次の2種類。

  1. LINEのトーク履歴バックアップ機能を使い、手動で移行する。
  2. iTunesの暗号化バックアップ機能を利用して移行する。

操作が簡単で手っ取り早いのは後者ですが、iTunesをインストールしたPC / Macを用意する必要があるので、iPhone単体で作業をしたい場合は前者を選択するのが良いでしょう。

LINEのトーク履歴バックアップ機能を利用する方法

それでは、実際に作業の手順をご紹介します。まずは、LINEのトーク履歴バックアップ機能を利用して、iPhoneだけで作業を行う方法です。

事前の準備

LINEにメールアドレスを登録しておく

機種変更やLINEアプリの再インストール等を行った場合、トーク履歴の復元にはLINEへのログインが必要となります。

バックアップ前にLINEにメールアドレスを登録しておくようにしましょう。

メールアドレス登録の方法

  1. LINEを開く
  2. 画面下の「その他」をタップ
  3. 「設定」を選ぶ
  4. 「アカウント」を選ぶ
  5. 「メールアドレス登録」を選ぶ
  6. 登録するメールアドレスとLINEログインに必要なパスワードを決めて入力する
  7. 登録したメールアドレスにLINEから確認メールが届くので、表示されている認証番号をメモする。
  8. 前述の認証番号をLINEに入力する
  9. 「登録する」をタップする

補足:機種変更で電話番号が変更になる場合 機種変更時に電話番号も一緒に変更される場合、上記のメールアドレス登録に加え、「アカウント引き継ぎ設定」も必要になります。

なお、下記の作業実行後、24時間以内に新しいiPhoneでLINEにログインする必要があるので、実際にこの作業を行うのは新しいiPhoneを入手してからにしましょう。

アカウント引き継ぎ設定

  1. LINEを開く
  2. 画面下の「その他」をタップ
  3. 「設定」を選択
  4. 「アカウント引き継ぎ設定」を開く
  5. 「アカウントを引き継ぐ」をONにする
iOSを最新版にアップデートしておく

トーク履歴のバックアップ時と復元時でiOSのバージョンが異なると、上手く復元作業を行えない事があります。

バックアップ前に必ずiOSを最新バージョンにアップデートしておきましょう。

もし、古い端末を使っているといった事情で最新バージョンにできないときは、後述するiTunesを使ったバックアップを利用すると良いでしょう。

iCloudドライブをONにしておく

LINEのバックアップ機能は、Appleの「iCloudドライブ」というサービスを利用します。

これはiPhone側からON/OFFの切り替えができるので、事前にONにしておきましょう。

バックアップを取る側だけでなく、復元先のiPhoneも作業前にこれをONにしておく必要があります。

やり方(iCloudに未ログインの場合)

  1. ホーム画面から「設定」アプリを開く
  2. 一覧から「iCloud」を選択
  3. AppleIDのメールアドレスとパスワードを入力
  4. 「サインイン」をタップする
  5. 2ファクタ認証の画面が表示される場合は、画面の指示に従って登録作業などを行う。
    • 2ファクタ認証未登録の場合は、「2ファクタ認証を使用しない」をタップすることで、一旦登録作業を回避することが出来ます。
    • ただし、2ファクタ認証を設定した方がセキュリティリスクは下がるので、後で改めて設定しておくと良いでしょう。
  6. 位置情報の共有についての画面が表示された場合は、問題なければ「使用」をタップしてください。
  7. カレンダーやSafariデータの結合についての画面も、同様に問題なければ「結合」を選んでください。
  8.  iCloudの画面が表示されたら、一覧の「iCloudドライブ」がONになっているか確認します。
    • 元々iCloudにログイン済みの方は、iCloudの画面から「iCloudドライブ」がONになっているか確認すれば大丈夫です。

バックアップ

さて、準備ができたら、いよいよバックアップに入りましょう。

作業の手順は以下の通りです。

LINEを使ったトーク履歴バックアップ方法
  1. LINEを開く
  2. 画面下の「その他」を選択
  3. 「設定」をタップ
  4. 「トーク・通話」をタップ
  5. 「トークのバックアップ」をタップ
  6. 「今すぐバックアップ」をタップして、バックアップ完了まで待つ。

復元

バックアップが完了したら、次は復元作業です。

なお、復元を行えるのは、LINEにログインした直後(簡単に言えば、新しいiPhoneにLINEを入れて起動した直後)のみです。

それ以外の任意のタイミングで復元することはできないので、注意してください。

また、LINEを起動する前に、新しいiPhoneでもiCloudドライブをONにしておくのを忘れないようにしましょう。

LINEを使ったトーク履歴復元方法
  1. LINEを開く
  2. 「ログイン」を選択する
  3. LINEに登録したメールアドレスとパスワードを入力する
  4. 「OK]を選択する
  5. 「以前に使用していた端末ではLINEを使えなくなる」という旨の警告画面が出るので、「OK」を選択。
  6. 今使っているiPhoneの電話番号を入力する
  7. 「番号認証」を選択する
  8. SMSを送信する旨のポップアップが出るので、「OK」を選ぶ。
  9. SMSでiPhoneに認証番号が贈られてくるので、それをLINEに入力する。
  10. 「次へ」を選択する
  11. 「トーク履歴の復元」が出てきたら、「トーク履歴をバックアップから復元」をタップ。
  12. 年齢確認の画面が出たら、必要に応じて確認する・しないのどちらかを選択する。
  13. LINEのトーク相手一覧の画面になるので、これで復元作業は完了。
    • 購入したスタンプや着せ替えは手動で復元することになるので、必要に応じて作業を行ってください。

注意点

iCloudドライブには容量制限があります

iCloudドライブが無料で使えるのは、最大5GBまでです。

この容量はiPhoneのバックアップデータなど、他のデータと共有しているので、特に複数のiOS端末やMacを持っている方は要注意。

容量が足りない場合は、有料プランを使って追加するか、後述のiTunesを使ったバックアップ方法を利用してください。

バックアップ元と復元先はiPhoneに限られます

iCloudドライブを利用している関係上、バックアップ元や復元先はiPhoneに限定されます。

Android端末やWindows Phoneなどにデータを移行することはできないので、注意してください。

画像や動画データの原本は残りません

トーク中にアップされた画像や動画は、トーク中にサムネイルとして表示されますが、大きなサイズで見たり、保存したりすることは出来ません。

バックアップ完了~復元作業完了までの履歴は保存されません

当然ですが、バックアップ完了~復元作業完了までの間にチャットや通話のやり取りを行っていても、それはバックアップも復元も行われません。

よって、バックアップ~復元までの作業はできるだけ間を開けないようにしましょう。

iTunesの暗号化バックアップ機能を利用する方法

iTunesの暗号化バックアップ機能を利用すれば、LINEのデータを殆ど丸々そのまま、新しいiPhoneへ移行することが出来ます。

PC / Macを用意する必要はありますが、面倒な作業をせず、他のアプリやデータなどと合わせて一気に新しいiPhoneへ移行できるので、手っ取り早く移行したいという方はこちらがおすすめです。

事前の準備

PCにiTunesをインストールする

Windowsの場合

以下のページから最新のiTunesをダウンロードして、インストールしてください。

 iTunes|Appleホームページ

Macの場合

Macは標準でiTunesがインストールされているので、特別な作業は不要です。

ただし、バージョンアップされたものがないか、MacAppStoreの「アップデート」タブからチェックしておくのが良いでしょう。

PC/Macのストレージの空き容量を確保する

iPhoneの中身をまるごとバックアップするので、PCやMacのストレージにもそれなりの空き容量が必要です。

容量不足の場合は作業中に警告が出て先へ進めなくなるので、その時はPC/Macから不要なデータを削除したり、外付けHDD等にデータを逃がすといった方法で空き容量を確保しましょう。

まぁ、そもそも論として、iPhoneのバックアップを保存する余裕もない空き容量というのは、PCにとって決して良い状態とはいえないのですが……。

バックアップの方法

iTunesでのバックアップ方法(windows版iTunesの場合)
  1. PCでiTunesを起動させ、iPhoneをLightningケーブルで接続します。
  2. windows版ではメニューバーの「コントロール」の下辺りにiPhoneのマークが出ますので、それをクリック。
  3. 画面中段「バックアップ」の項目内にある、「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れる。
    • このパスワードを忘れるとデータを復旧できなくなるので、必ず忘れないように気をつけてください。
  4. 同じ項目内の「今すぐバックアップ」をクリックしてバックアップを開始する。

復元の方法

  1. PCでiTunesを起動させ、iPhoneをLightningケーブルで接続する。
  2. バックアップを取る際と同様に、iPhoneマークをクリックする。
  3. 画面中段の「バックアップ」から「バックアップを復元」を選択
  4. パスワードを訊かれるので、バックアップ時に使ったパスワードを入力。
  5. iPhoneの復元作業が始まるので、そのまま完了まで暫し待つ。

注意事項

作業中に同じPCで別の作業を行うことはお勧めできません

作業中もPCやMacで別のアプリを利用することはできますが、iPhoneのバックアップ作業は割と負荷の掛かりますし、誤操作の原因にもなるのでお勧めはしません。

バックアップ後~復元完了までの間のトーク履歴は移行できません

バックアップ作業を行った時点でのトーク履歴のみバックアップされるので、バックアップ完了から復元作業までにやり取りした履歴は保存出来ません。注意してください。

まとめ:移行できるデータとできないデータを見極めて、快適移行!

というわけで、今回は機種変更時のLINEのデータ移行について取り上げました。

異なるプラットフォーム間ではデータの移行にかなり制限があるのが現状ですが、以前はiTunesを使わないとiPhone同士でもトーク履歴が移行できなかったことを考えれば、状況は着実に改善していると言えるでしょう。

ユーザーとしては、いずれは異なるプラットフォーム間でもトーク履歴やLINEコインの残高が移行できるようになってもらいたいものです。

それでは、快適なiPhoneライフを♪

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