しかしOriginをR&Dモードに設定すれば高速化できるが自己責任であることを覚えておきましょう。
目次
R&DモードはErectronicArtsが推奨していないので自己責任
今まででご紹介したR&DモードはErectronicArtsが推奨していません。
ErectronicArtsはその名の通り、R&Dモードに関連する企業。
そんな企業があまり推奨していないことを理解すると、なかなかの最終手段になることを理解しておきましょう。
Origin R&Dモード用の設定ファイルの作成
では高速化の方法をご紹介します。
高速化に必要なのはOrigin R&Dモード用の設定ファイルです。
デスクトップ上にテキストファイル作成
まずはデスクトップ上にテキストファイル作成します。
手順は
- PCのデスクトップで右クリック
- 「新規作成」→「テキストドキュメント」をクリック
- テキストファイルを作成する
でOK。
スクリプトの記述
次はスクリプトの記述です。
手順は
- テキストドキュメントをダブルクリックする
- テキストファイル内に「[connection]
EnvironmentName=production
[Feature]
CdnOverride=akamai」を記載する
でOK。
iniファイルとして保存
次はiniファイルとして保存です。
手順は
- テキストファイル名を「EACore.ini」に変更して、保存する
でOK。
ここで注意すべきなのは拡張子も変更することです。
EACore.ini.txtになっていると作業を進めることができません。
Originの起動
最後はOriginの起動です。
Originを起動すると「デスクトップの設定ファイルを使用する」というポップアップが表示されます。
「はい」をクリックして、設定を反映させましょう。
これでOriginに「R&D mode」と記載されていればOKです。
ただこの状態では何の設定をOriginへ施したのかがわからないという方も多いと思います。
そのため簡単にR&D modeがどういった状態なのかを解説していきます。
まずR&D modeが反映するとダウンロード速度が30~40MB/sになります。
この速度を出しているのは「CdnOverride=akamai」というものが影響しています。
この「CdnOverride=akamai」はコンテンツデリバリネットワークというものが関連しています。
コンテンツデリバリネットワークはサーバーの負荷軽減技術といわれており、オンラインゲームなどに適用されるようになっています。
例と挙げてると、サーバーの拠点地がアメリカにある場合です。
この場合、日本でそのオンラインゲームなどをプレイするとダウンロードに時間がかかってしまうことがあります。
しかし、コンテンツデリバリネットワークがあれば世界各地にサーバーの拠点地を置いておくことができます。
そのためアメリカではなく日本からダウンロードすることができるので、ダウンロード時間の短縮を実現できるようになっています。
また、「CdnOverride=akamai」ではCDNを提供してくれている事業者をAkamaiテクノロジー株式会社に上書きすることになっています。
AkamaiテクノロジーはCDN事業者として業界最大になっています。
ダウンロード途中に停止してゲームがアップデートができない場合の対処手順
ではダウンロード途中に停止してゲームがアップデートができない場合の対処手順をご紹介します。
アップデートできない時の手順は
- Originを開く
- 「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」をクリック
- 「Origin」のクライアントをアンインストールする
- Originを起動する
でOK。
これでOrigin管理画面で表示されていたエラーが解消されるようになります。
この設定でエラーの表示が解決される場合は、Originのクライアントに問題があったと判断することもできます。
また、Originクライアントをアンインストールしてもデスクトップ上にはOriginのアイコンが残ったままです。
つまりゲームのショートカットが残っている状態ですので、Originをクリックしてもゲームが起動します。
このゲームが起動するシステムについてはまだまだ分からないところがありますので、割愛します。
まとめ
今回はOriginでゲームのダウンロードが遅いときの対処手順をご紹介しました。
Originではゲームダウンロードが遅くなる原因はさまざまあり、それに対応する対処法もたくさんあります。
またR&D modeについてもご紹介しました。
R&D modeはあまり推奨されているものではありませんが、高速化させる方法としては結構簡単な方法です。