ファイルやフォルダに異常がないのにかかわらず消せない場合は、ファイルかフォルダが開きっぱなしになっていることが多いです。ファイルを開いている状態だとファイルの消去はできません。うまく消せない時は、消したいファイルが開いていないかしっかり確認するようにしてください。
目次
対処法②Windowsを再起動する
ファイルが消去できない原因の項目の中でも説明しましたが、ファイルやフォルダが消せない時はファイルシステム自体が異常をきたしている可能性も。そのような時は、Windowsを再起動してみましょう。システムが正常に動きはじめ、ファイルやフォルダが消せるようになることがあります。
対処法③ファイル名を変更する
再起動しても改善されない場合は、ファイルまたはフォルダの名前を変えてみましょう。ファイルパスの長さが変わり、消去できるようになるケースがあります。名前変更をしても消せない時は、名前を変えた後にWindowsを再起動してみてください。
対処法④フォルダやファイルのロックを解除する
ファイルやフォルダにロックがかかってしまっている時は、ファイルやフォルダのロックを解除することで消去できるようになります。ロック解除の方法は次の2つです。
- タスクバーからアプリを強制終了する
- explorer.exeを再起動する
タスクバーからアプリを強制終了する
ロックを解除する1つ目の方法は、タスクバーを用いたアプリの強制終了です。実行しているアプリを終了させることで、消せないファイルが削除できるようになることがあります。手順は以下の通りです。
- 「タスクマネージャー」を開く
- 「アプリケーション」を選択
- 実行を停止したいアプリを選択
- 「タスクの終了」を選択
explorer.exeを再起動する
タスクの終了をしても消せない場合は、「explorer.exe」を起動しなおしてみてください。「explorer.exe」を再起動するまでの手順は次の通りです。
- 「タスクマネージャー」を開く
- 「プロセス」を選択
- リストから「explorer.exe」を選ぶ
- 「プロセスの終了」を選択
対処法⑤メモ帳で上書きする
Windows標準ソフトであるメモ帳を使って上書きを行うという方法もあります。メモ帳を使った上書き手順は以下の通りです。
- 「メモ帳」を開く
- 「ファイル」を選択
- 「名前を付けて保存」を選択
- 「ファイルの種類」を「すべてのファイル」に設定
- 「はい」を選択
対処法⑥セキュリティソフトでウイルスを削除する
外部から侵入したウイルスによってパソコンが汚染されていると、特定のファイルやフォルダを消せないことも。対策としては、Windowsにセキュリティソフトを導入してウイルスを削除することが挙げられます。また、ウイルスに感染しているとファイルが消せないだけでなく、最悪のケースだと個人情報の流出などもあり得るため、ウイルスの疑いがある場合は、早急に対処するようにしてください。
対処法⑦セキュリティソフトの使用を停止する
先ほどウイルス対策としてセキュリティソフトの導入を挙げましたが、セキュリティソフトの影響でフォルダが削除できなくなることもあります。そのような時は、セキュリティソフトを止めて、ファイルやフォルダの削除ができるか試してみてください。試した後は、安全面を考えてセキュリティソフトを再び起動することを忘れないようにしましょう。