いろいろな方法を試してみても削除することができない場合は、パソコンをセーフモードで起動してみてください。動作するソフトウェアを最小限にすることで、ファイルが開けるようになることがあります。セーフモードを使うまでの手順は次の通りです。
- 「電源オプション」を選択
- シフトキーを押したまま「再起動」を選択
- 「詳細オプション」をクリック
- 「スタートアップ設定」を開く
- 「再起動」を選択
- 「F4」キーを押す
- 「セーフモードを有効にする」をクリック
目次
対処法⑨Windowsリソースモニターを使う
各プロセスの稼働状況を把握できるリソースモニターを利用することで、ファイルやフォルダが消せるようになることも。削除したい対象のファイルが実行中だと削除ができませんので、実行しているプロセスの把握は大事な作業になります。リソースモニターを使用したファイルの削除方法は以下の通りです。
- 「タスクマネージャー」を開く
- 「パフォーマンス」を選択
- 「リソースモニターを開く」を選択
- 「CPU」を開く
- 「関連付けられたハンドル」に対象となるファイル名を入力
- 検索結果のプロセスを終了する
- ファイルを削除してみる
対処法⑩削除用パッチファイルを使って削除する
パッチファイルを作成することによってファイルを削除するというやり方もあります。他のソフトを用意する必要がなく、標準ソフト「メモ帳」があれば可能な方法ですので、ファイルが削除できずに悩まれている方はぜひ試してみてください。なお、パッチファイルを使ったファイルの詳しい削除方法については後述いたします。
対処法⑪Sysinternals Suiteを使う
再起動やタスクマネージャーなどの方法を試しても上手くいかなかった方は、「Sysinternals Suite」を使ってみてはいかがでしょうか。「Sysinternals Suite」はMicrosoftから提供されているトラブルを解決するツール群のこと。Windowsの標準ツールではないため、ユーザー自身がダウンロードする必要があります。
対処法⑫コマンドプロンプトから削除する
PC操作に慣れている方はコマンドプロンプトを利用して削除する方法を使ってみてください。コマンドプロンプトは「Windowsシステムツール」の中に含まれています。「コマンドプロンプト」を開いた後は以下の手順に従いコマンドを入力しましょう。
- 「del "ここに対象ファイルパス名を入力"」コマンドを入力
- Enterキーを押す
delコマンドの後の空白は半角スペースになっていますので注意してください。ちなみに、ファイルのパス名は、Shift +右クリックで確認することができます。
対処法⑬強制削除ソフトを使う
Windowsの設定でどうにもならないような時は、強制削除ソフトに頼りましょう。多くのソフトがリリースされていますが、ドラッグアンドドロップで使えるシンプルな機能のものがほとんどです。おすすめの削除ソフトについては後述します。
削除用のパッチファイルを作ってファイルを削除する方法
本項では削除用のパッチファイルを作ってファイルを削除する方法を解説していきます。他の方法では消せないようなファイルも無理やり消去できます。パソコンの操作が苦手な方でも簡単にできるので、ファイルの扱いに困っている方はぜひ試してみてください。
手順①テキストファイルを新規作成する
まずはテキストファイルを作成しましょう。テキストファイルを作成するにはどの場所でも良いので右クリックをし、新規作成からテキストドキュメントを選択。その後、右クリックした場所にテキストファイルが生成されます。