iPhoneなどのAppleデバイスの写真アプリには、共有アルバムという機能があるのを知っていますか?
写真を無料で保存できる便利な機能です。
この記事では、iPhoneの共有アルバムに写真を入れてもストレージ容量が減らない時の対処法などを紹介します。
目次
【iPhone】共有アルバムのメリット
iPhoneの写真アプリには、共有アルバムという機能が備わっています。
iCloud写真は、iPhoneで撮影した写真のバックアップができることで有名な機能ですが、共有アルバムにはあまり知られていないメリットがあります。
- iPhoneストレージやiCloudストレージの容量を使用しない
- 共有アルバムは無料で利用できる
共有アルバムを使うメリットを具体的に見ていきましょう。
※参考ページ:iPhoneの「写真」で共有アルバムを作成する
iPhoneストレージやiCloudストレージの容量を使用しない
共有アルバムの最も大きなメリットは、iPhoneやiCloudのストレージを圧迫することなく写真を保存できる点です。
iCloud写真でiPhoneの写真を保管している場合、オリジナルの写真をiCloudに保存し、そのコピーをiPhoneに保存するためiPhone・iCloud共にストレージ容量を消費します。
最新のiPhone16シリーズは最小で128GBのストレージなので、多くの写真や動画を保管してもすぐにいっぱいになることはありません。
ただ、過去に遡って長くiPhoneを使っていると、過去の写真も引き継ぐためすぐにストレージがいっぱいになります。
そこで、共有アルバムを活用することで、iPhoneやiCloudのストレージ容量を使うことなく多くの写真をアーカイブしておけます。
共有アルバムは無料で利用できる
共有アルバムは、iPhoneユーザー(iPadやMacユーザーも)は無料で使えます。
iCloudに保存する場合、5GBまでは無料ですが、50GB以上なるとランニングコストが発生します。
iPhoneを使って日常的に写真を撮影している方は、iPhoneのストレージには空きがあっても、iCloudはすぐにいっぱいになってしまうかもしれません。
残しておきたい写真をある程度吟味して、共有アルバムに振り分けておけばiPhoneストレージもiCloudストレージも空きストレージを増やせるのでおすすめです。
写真アプリから簡単にアクセスできる
共有アルバムは、iPhoneなどの写真アプリから簡単にアクセスできます。
無料で作れる上に簡単にアクセスできるので、撮影した写真を消すことなく管理したい方は共有アルバムを使ってみてください。
他のユーザーとも共有できる
iPhoneの共有アルバムは、自分以外のユーザーとも写真や動画を共有できます。
参加者として招待すれば、招待した人の写真アプリにも共有アルバムができ、写真や動画をアップロードできるようになります。
共有だけでなく、公開Webサイトとしても見られるようにすることも可能。
イベントなどで、それぞれが撮影した写真を共有するアルバム(LINEのグループトークの写真ページのように)として使うこともできるのでおすすめです。
【iPhone】共有アルバムのデメリット
共有アルバムにはストレージ容量の圧迫を防げたり無料で使えるなどのメリットがありますが、デメリットもあります。
- 写真や動画の画質やサイズが小さくなる
- 写真や動画を見るたびに通信量がかかる
- 共有アルバムを消すとすべての写真や動画が削除される
それぞれ具体的に見ていきましょう。
写真や動画の画質やサイズが小さくなる
共有アルバムに写真や動画をアップロードすると、オリジナルの写真データと比べると画質やサイズが制限されます。
iPhoneで撮影した最も綺麗な状態で残すことはできないので注意が必要です。
最も状態の良い画質の状態で写真を残したい場合は、iCloud写真を使う必要があります。
高画質で残したい写真はiCloud写真、とりあえずアーカイブとして残したい場合は共有アルバムというように、上手に使い分けをするのがおすすめです。
写真や動画を見るたびに通信量がかかる
共有アルバムに保存した写真を閲覧するには、毎回通信の接続が必要です。
共有アルバムの仕組みを簡単に紹介すると、iCloud上にあり、それをiPhoneなどの写真アプリを使ってアクセスしている状態。
なので、共有アルバムを見ているだけでも知らない間に通信に接続しています。
Wi-Fi接続時なら特に問題はありませんが、モバイル通信(ギガ)を使った接続の場合は、いつのまにか毎月のギガが消費しているかもしれないので注意が必要です。
共有アルバムを消すとすべての写真や動画が削除される
共有アルバムは、写真アプリからアルバム自体を削除するとデータが完全に削除されます。
iPhoneの写真アプリやiCloud写真にも写真データが残っていないと、削除したデータを復活させることはできなくなります。
共有アルバム内の不要な写真を削除するのは問題ありませんが、残しておきたい写真がある状態で削除するのはやめましょう。
iPhoneの写真を共有アルバムに入れてもストレージ容量が減らない時の対処法
iPhoneの写真アプリから共有アルバムに入れてもストレージ容量が減らない時の対処法を見ていきましょう。
- 最近削除した項目からも写真や動画を削除する
- 共有アルバムを再読み込みする
- iPhoneを再起動する
それぞれ具体的に見ていきましょう。
最近削除した項目からも写真や動画を削除
写真を共有アルバムにアップロードするだけでは、iPhoneのストレージ容量は減りません。
共有アルバムにアップロードした後に、iPhoneのマイアルバムから写真を削除することでストレージ容量を減らせます。
また、写真を削除しても「最近削除した項目」に残っているとストレージには残った状態なので減らないので注意が必要。
空きストレージを増やすことが目的なら、最近削除した項目からも削除を忘れないようにしましょう。
共有アルバムを再読み込みする
iPhoneのストレージが減らない場合、共有アルバムの再読み込みが必要になるかもしれません。
- 「設定アプリ」を起動
- 「写真」をタップ
- 「共有アルバム」をオフ/オンする
共有をオフにすると、共有している写真はiPhone上から削除されます。
まずは、写真が入っていない状態でオフにしてみましょう。
iPhoneを再起動する
最近削除した項目のチェックをして、共有アルバムの際読み込みをしてもストレージが減らない場合、iPhoneを再起動してみてください。
通常であれば、データを削除すればすぐに反映しますが、エラーで反映に時間がかかる場合があります。
iPhoneを再起動することで、データの反映も一旦リセットされるので、iPhoneの再起動も試してみましょう。
まとめ:共有アルバムを使って空きストレージを増やそう
この記事では以下のことを紹介してきました。
- 共有アルバムのメリット
- 共有アルバムのデメリット
- 共有アルバムにアップロードしたのにiPhoneのストレージが減らない時の対処法
写真を仕事にしているような方や、SNSなどで活用している方以外の方にしたら、画質が多少悪くなっても共有アルバムを使う方がメリットがあります。
ただ、共有アルバムを作って写真を削除しても稀に不具合などでストレージ容量が減らないこともあります。
ストレージ容量が減らない場合は、最近削除した項目のチェックやiPhoneの再起動は簡単にできるので、ぜひ試してみてください。