iPhoneを有線でテレビ接続しても映らない・出力できない時の対処法は、以下の5つです。
- iPhoneを接続したHDMIに入力切替する
- 純正のアダプターを使う
- 解像度の違うHDMIケーブルを使う
- iPhoneを最新のバージョンにアップデートする
- iPhoneを無線でテレビにミラーリングする
1つずつ解説していきます。
目次
①iPhoneを接続したHDMIに入力切替する
iPhoneを有線でテレビ接続しても映らない時は、まず初めにテレビ側で入力切替を行ってみてください。
テレビの入力切替ボタンを押した時に「HDMI」というチャンネルがあれば、そのチャンネルでiPhone画面がテレビに出力されるはずです。
ただし、古いテレビだと表示形式が異なる場合があります。その際は、何度か入力切替ボタンを押してiPhoneの画面がテレビに出力されているか確認しましょう。
②純正のアダプターを使う
iPhoneのLightningケーブル以外を使用している方は、HDMI出力に対応しているか調べる必要があります。値段が安いケーブルはHDMI出力しようと思ってもiPhoneの画面がテレビに映らない可能性大です。
純正のLightningケーブルであればほとんどのテレビモニターに出力できるので、切り替えや購入を検討しましょう。
③解像度の違うHDMIケーブルを使う
解像度の違うHDMIケーブルを使うのも、iPhoneを有線でテレビ接続しても映らないときの対処法として有効です。
HDMIケーブルは、接続した瞬間に信号を送る側と受け取る側に通信を開始します。しかし、この通信の際に両デバイスの解像度が適合していないと画面に何も映らないようになっています。
たとえば、テレビモニターの解像度が480pなのに、HDMIケーブルは720pを送り続けるということがあり得るわけです。
そのため、まずは使用しているHDMIケーブルの解像度を確認して、極端に解像度が低ければ買い直すなど対処しましょう。
④iPhoneを最新のバージョンにアップデートする
iPhoneを最新のバージョンにアップデートすることで問題が改善されることもあります。最新のバージョンがないか、iPhoneの設定アプリから確認してみてください。
ただし、アダプターによってはiPhoneのバージョンアップに対応していないものもあります。その場合は、iOSのバージョンをダウングレードすることでiPhoneの画面がテレビに映るかもしれません。
また、特定のサイトのみHDMIケーブルでテレビ出力できないという時は、そのサイト自体に何らかの問題が起こっている可能性があります。SNSで同じ症状の人がいないか検索をかけたり、しばらく待って状況が改善されるか確認したりしてみてください。
⑤iPhoneを無線でテレビにミラーリングする
iPhoneを有線でテレビ接続しても映らない症状が改善しない場合は、ミラーリングサービスを利用するのも手です。
ミラーリングサービスは、AmazonプライムビデオやHulu、Netflixなどの動画配信をテレビで視聴できるサービス。iPhoneとテレビを優先で繋ぐ必要がないので、HDMIケーブルがない時などに便利です。
iPhoneを無線でテレビ接続できるミラーリングサービス3選
代表的なミラーリングサービスは、以下の3つです。
- Fire TV Stick
- Chromecast
- Apple TV
それぞれの特徴をご紹介します。
Fire TV Stick
Fire TV Stickとは、Amazonが販売しているメディアストリーミング端末。端末を直接テレビ接続することで、動画配信サービスを視聴したりネット検索をしたりすることができます。
Fire TV Stickを使うメリット
- 主要な動画配信サービスが見られる
- 価格が4,980円と同等機種より安い
- アレクサの機能が付いている
- ゲームやネット検索ができる
- セットアップが簡単にできる
- Androidのミラーリングに対応している
Fire TV Stickの魅力は、動画配信サービスで視聴可能な動画をテレビの大画面で視聴できる点。しかもテレビ接続せずに視聴できるので、HDMIケーブルを用意したり、テレビ接続の設定を行ったりする手間がかかりません。基本的には、テレビに接続したままでOKです。
Amazonプライムビデオだけでなく、NetflixやHulu、U-NEXT、dTVなどのサブスクも問題なく視聴できます。また、YouTubeやGYAO!、ABEMA、niconicoなどの無料動画も視聴できるので飽きません。
Fire TV Stickを使うデメリット
- 本体が外付けなのでテレビに出っ張りができる
- データの読み込みが遅い時がある
- 定期的に再起動を行う必要がある
- リモコンが小さいので見失いがち
Fire TV Stickを毎日使用していると、読み込みが遅くなってリモコン操作ができないという時があります。そのため、定期的に再起動にかけてあげることが大切です。
Chromecast
Chromecastとは、Googleが販売しているスティック型のメディアストリーミング端末です。ChromecastをテレビのHDMIポートに差し込んでWi-Fi接続することで、iPhoneやAndroidの画面をミラーリングすることができます。
Chromecastのメリット
- スマホ画面のミラーリングが可能
- Fire TV Stickには対応していないコンテンツに対応
- Googleサービスと相性がいい
- スマホから画面操作ができる
Chromecastは、Googleサービスと相性がいいのが魅力。Googleドライブに入っている動画やGoogleフォトに入っている写真をテレビに映したい時に非常に便利です。
Chromecastのデメリット
- スマホにGoogle Homeアプリを入れる必要がある
- Amazonプライムビデオには対応していない
- リモコン操作できないので機器に慣れている方向け
Chromecastは、あくまでもスマホ画面をテレビにミラーリングする機器なので、リモコンがありません。そのため、すべての操作をスマホで行う必要があります。
Apple TV
Apple TVとは、Appleが販売しているメディアストリーミング端末。iPhoneやiPadと連携することで、スマホ画面をテレビにミラーリングさせることができます。
Apple TVのメリット
- iPhoneやiPadで簡単にセットアップ&操作ができる
- ミラーリングとAirPlayが利用できる
- iTunes Storeや主要な動画配信サービスに対応している
- 付属リモコンがLightningケーブルで充電できる
- 音声入力や10秒スキップなどがリモコンで可能
- Bluetoothイヤホンやスピーカーが利用できる
Apple TVは、ミラーリングに加えてAirPlayが利用できるのが魅力です。AirPlayとは、iPhoneやiPad、Macからテレビへ動画や写真を瞬時に飛ばせる機能です。画面をそのままテレビ出力できるミラーリングと使い分けることができます。
処理能力が高く、底面に排熱用のファンが搭載されているので、使用中に画面がフリーズしたり処理落ちしたりするというようなことも一切ありません。
Apple TVのデメリット
- 値段が高い
- 対応しているアプリが少ない
- HomeKit対応製品が少ない
Apple TVは値段が高いので、簡単に手を出すことができないのが難点。たとえば、Apple TV HDの販売価格は21,800円(税込)~、Apple TV 4Kの販売価格は25,800円~と、他のミラーリングサービスよりも高価です。
動画配信サービスだけなら別の方法でも見れる
動画配信サービスだけなら、iPhoneを有線でテレビ接続したりミラーリングサービスを使ったりしなくてもテレビ出力が可能です。
具体的には、以下3つの方法があります。
スマートテレビ
1つ目は、インターネットの機能が搭載されているスマートテレビを使用することです。
PanasonicやSONY、LGの一部のテレビでは、Amazonプライムビデオなどのアプリをテレビに直接入れることが可能です。これにより、iPhoneをテレビに接続しなくても動画を楽しむことができます。
ブルーレイレコーダー
2つ目は、動画配信サービスに対応しているブルーレイレコーダーを利用することです。PanasonicのDIGAは、主要な動画配信サービスに対応しています。ブルーレイレコーダーのリモコンで操作するので、複数のリモコンを持つ必要もありません。
家庭用ゲーム機(PS4、PS5、Nintendo Switch)
3つ目の方法は、PS4やPS5、Nintendo Switch)を利用することです。これらのゲーム機では、Youtubeなどの動画配信やDVD、ブルーレイを見ることができます。
日頃からゲームをやる人にとっては、ミラーリングサービスやブルーレイレコーダーなどの他の機器を買う必要がないので便利です。