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非通知で着信がある理由
なぜ、相手は非通知で電話をかけてくるのでしょうか。
まず考えられるのが、「素性を知られたくない」ことでしょう。
以前は勧誘やセールスの電話もありましたが、非通知からのセールス電話は「怪しさ満載」なので、まともな業者なら番号を通知してかけてくるはずです。
それでも非通知でかけてくるには、なにかしらの理由があると考えられます。
理由①電話番号を知られるのが嫌
スマホが普及しておらず、固定電話が主流であった時代であれば、家庭で共用のため、あまり、電話番号に神経質になることもなかったでしょう。しかし、スマホが普及して一人一台となると、電話番号はその人自身を指すものとなりました。マイナンバー以上に便利な個人識別のツールなのです。
そのため、電話番号を知られるのが嫌という方も相当数にのぼります。これは、個人のみならず、企業などでも同じです。
そのため、非通知で電話をかけてくるのです。
理由②友人/知人の悪戯
仲のよい友人や知人がいたずらでわざと非通知で電話をかけてくる可能性もないわけではありません。しかし、イタズラであれば出なくても何の問題にもなりませんし、後日、友人からそれなりの反応があるでしょう。
したがって、こうした可能性は念頭に置く必要はないでしょう。
理由③営業行為
電話で営業するのであれば、相手に信用されるように電話番号を明示してかけてくるのが一般的です。しかし、電話をかけた後に迷惑電話として通知されたり、抗議の電話が会社にかかってくるのを避けるために、非通知で営業の電話をかけてくる会社もあります。
通信回線や電話関連の営業の場合、事業者本体の営業部門ではなく、営業委託を受けた会社からの電話の場合に非通知の場合が見受けられます。
理由④特殊詐欺行為
オレオレ詐欺をはじめ、詐欺行為の電話では、自分のことを知られないように非通知で電話をかけてくることが多いです。仮に電話番号が表示されても、かけ直しても無駄になるような番号を使っているでしょう。
口座情報やカード情報を聞き出すなどの目的で、おいしい話を息もつかせず話し出して、警戒心を忘れさせられる巧妙な電話も多いので、非通知の電話に出てしまった場合は、時間を決めて切ってしまうことも考えておきましょう。
理由⑤ストーカー行為
ストーカーは気が付かれないようにあなたの身辺を探っているのみならず、電話番号を知ってしまうと、電話をかけてくるかもしれません。
好意であれ恨みであれ、ストーカーは自分のことを隠したがるので、非通知電話となることが多いでしょう。さらに、無言電話となる場合もあります。
あまりにひどいようであれば、警察に相談することも考えたほうがよいかもしれません。
理由⑥国際電話詐欺
国際電話の通話料の一部を取得することを目的とした詐欺行為の一種です。具体的には、海外の電話番号でワン切りの着信があります。万一、着信履歴に残っている電話番号に電話すると、国際通話なので多額の電話料をとられてしまうという被害に合います。
最近では、先頭の3桁が+675や+887の電話に多いようです。興味本位でも、電話に出てしまったり、かけ直したりしないように注意しましょう。