中国でライン(LINE)は使えるでしょうか、使えないのでしょうか?中国国内でラインアプリ・ライン電話などを使う方法や、gmailなどのメールの代替策になる連絡手段を紹介します。また、LINEが使えるポケットwifiや無料vpnなど現実にお役立ちとなる情報を紹介。
目次
中国政府がLINEを規制した?
仕事&旅行で中国へ滞在中に、日本の友達に連絡でもしようとLINEを起動してみると・・・
あれ、接続できない!!!タイムラインを見てもクルクルまわるだけで一切動作しないではないですか!!
これはいったいどうなっているのか!?というわけで、今回は中国でLINEが使えない理由と対策についてご紹介していきます。
既にFacebookやTwitterなどが規制されていることはご存知の方も多いでしょう。
実はLINEも電波の問題で繋がらないわけではなく、2014年7月1日から中国政府によって一斉に規制されているんです。
いったいなんで中国はそんなことをするのでしょうか?
場合によってはラインが使えない?!なぜ?
ロイター通信によれば、どうやら民主化デモでのLINE規制を良い理由に、中国企業を守るために今も尚LINEを規制し続けている意図があるようです。
LANというと、日本では家の中や社内でのネットのイメージですが、これを国の規模で行っているのが中国です。
巨大LANのシステムを使って、国が認可した情報だけを国民が見られるように開示している、ということですね。
基本的に中国共産党に不利になるような企業は国外関係なくすべて潰せ!という考え方が中国です。
全世界でユーザー数10億人を目標に掲げるLINEにとって、12億人もの人口を誇る中国市場は格好のチャンスなわけですが、もしLINEが中国に入ってくると国産のSNS企業が潰れてしまうというわけですね。
そうすると国にとっても大きな損失となりますから。
日本で使えるけど中国で使えないアプリ、サービスとは?
中国で規制の対象になっているアプリ・サービスは外資系のもの。
中国で開発・運営されるサイト、サービス以外は徹底して排除されているといった印象です。
日本ではあたりまえのSNS(twitterやFacebook)の他にも、g-mailやGoogleMapが使えないので注意です。
中国国内で使えないサイト・サービス
- LINE
- google系コンテンツ(gmai / GoogleMapなど)
- YouTube
- mixi
- ニコニコ動画
- FC2
- yahooジオシティーズ
- Dropbox
- Dailymotion
- カカオトーク
規制解除はありえる?
中国のネット規制システムは『金盾』(キンジュン)と呼ばれています。
この金盾による規制は2017年から徐々に強化され、無料VPNの一部規制・2018年には有料VPNの一部も規制されるようになっています。
中国とアメリカの関係の冷え込みや様々な国際情勢を考えると、今後中国のネット規制が緩和される可能性は低そう。
本記事では「中国でも確実にLINEやG-mail・GoogleMAPを使う方法」を紹介していきます。
中国でLINEを使えるように対策する方法とは!
中国国内では、アプリをそのまま中国のインターネット網で利用することが、ほぼ絶望だということがわかりました。
そうなりますと、LINEなど私たちがごく普通に使っているアプリを利用するには、ネット回線の方を国内寄りにすればよいのです。いわば「ローミング」の手法です。
以下には、中国国内でも実現できるプランをご紹介していきます。
方法①au・ソフトバンク・docomoの海外データ定額を使う
日本のキャリア(au・ソフトバンク・docomo)の「海外定額プラン」を使うと、LINEやGoogle系コンテンツも問題なく中国で使うことができます。
海外ローミングはカンタンにいうと本来利用できる範囲の外でモバイル通信をできるようにする機能のこと。
サービス名 | 値段 | |
---|---|---|
au | 世界データ定額 | 980円 / 24時間 |
海外ダブル定額 | 最大2980円 / 1日 | |
Softbank | 海外パケットし放題 | 最大2980円 / 1日 |
docomo | パケットパック海外オプション | 980円 / 24時間 |
海外パケ・ホーダイ | 最大2980円 / 1日 |
少し割高感はありますが、いつものスマホ一つで設定から〝データローミングをオン〟にするだけで中国でもLINEやGoogleが使えるので、手軽です。