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対処法14.プライマリパーティションをアクティブとしてマーク
ハードディスクには複数のパーティションを作ることができ、おのおのアクティブ、非アクティブに設定可能です。
OSがインストールされているパーティションをプライマリパーティションと呼びます。プライマリパーティションが非アクティブの場合は、OSを起動できないために「No bootable device」というエラーが表示されてしまいます。
プライマリパーティションの状態を確認し、非アクティブの場合はアクティブにマークしなおしましょう。
そもそも「No bootable device」の原因とは
OS起動時に「No bootable device」は表示される原因にはさまざまなものが考えられます。対処法の説明でもいくつかはご紹介しましたが、以下に主なものを示します。
- ハードディスクが故障している。
- ハードディスクのOS使用領域に破損がある。
- ハードディスクが正しく接続されていない、接続が緩んでいる。
- BIOSの設定に問題がある。
- OSをインストールしたドライブの起動順序が不正。
「No bootable device」の表示
「No Bootable devices」はOSが起動しないことを示すエラーメッセージです。このエラーメッセージの表示の仕方にはさまざまなものがあります。
OS起動前のエラーなので、BIOSがエラーメッセージとして表示しており、表方法はBIOSメーカーによって異なります。
黒背景の表示
OSの起動が完了する前は、画面は制御対象外となっており黒背景となることが多いようです。「No Bootable devices」のメッセージをこの黒背景の画面にテキストとして表示するスタイルです。
青のダイアログの表示
BIOSメニュー画面を青色表示するメーカーの場合、「No Bootable devices」のメッセージを青色表示することもあります。
パソコンの画面に表示される「No bootable device」の意味
「no bootable device 」は、日本語に翻訳すると、「ブート可能なデバイスが存在しない」ということになります。
ブートは起動を意味しますので、BIOSがOSを起動しようとして、OSがインストールされているドライブが見つからないという意味です。
一般的には、OSはハードディスクやSSDにインストールします。そして、電源を入れれば自動的にOSが起動されて操作可能な状態で立ち上がるのが普通です。
「no bootable device 」が表示されるのは、電源を入れてからのこの一連の流れの中でエラーが発生していることを示しています。
「No bootable device」以外のパソコンのエラーメッセージ
「No bootable device」はOSが起動できない時に表示されるエラーメッセージですが、BIOSによっては、他のメッセージが表示される場合もあります。
以下に例を示します。
- 「Boot Device Not Found」
- 「No Boot Device Found – Please restart system」
- 「no boot device is available」
- 「Insert system disk in drive. Press any key when ready」